閑谷神社:閑谷学校の創始者池田光政を祀っています。聖廟の東にあるので,かつては東御堂とも呼ばれていたそうです。
校地を取り巻いている石塀の長さは765mに及ぶそうです。南側と東西の石組みは切り込み剥ぎ式と呼ばれる精巧なものです。これは備前焼瓦と並んで,閑谷学校に独特の景観を演出しています。
文化10年(1813年)に,来客の接待や教職員・生徒の憩いの茶室として建てられたものだそうです。頼山陽や菅茶山などの儒学・文化人を迎えることもあったそうです。
外部からの明かりを反射している床も,10本の丸柱も,江戸時代から現在に至るまで,ここに座った生徒たちによって拭きこまれたものです。この講堂では一と六のつく日に教授による四書五経などの講釈が行われていたそうです。
大屋根は,入母屋造り・しころ葺きになっています。いったんこけら葺き屋根を造った上に,垂木ごとに漆をかけた一枚板を張り,その上に備前焼瓦をのせるといった手の込んだ造りで,雨水に対する万全の対策がとられています。
備前藩主池田光政が庶民教育を目的に開いた学校で、藩営としては日本最古の庶民学校です。閑静な山紫水明のこの地に光政が家臣の津田永忠に命じて建設させたもので、現在の姿が整ったのは元禄14年(1701)のことだそうです。
備前焼の瓦が美しい国宝の講堂をはじめ、敷地内の建築物のほとんどが重要文化財になっています。創立以来、儒教精神に基づく教育がなされ、他藩からの入学者、学者、文人の来遊も相次ぎました。明治になってからは、旧制中学、新制高校と変遷し、現在は県青少年教育センターになっています。
閑谷学校へは
山陽本線吉永駅下車      タクシー約5分
赤穂線備前片上駅下車     タクシー約10分
山陽自動車道備前インターより     約15分
でも行けます。

開門   9時〜17時
休館日  12月29日〜31日
福山東インターから山陽道に入り,東へ約1時間走り和気インターで山陽道を出ました。374号線を北上し,96号線に入り東へ走り和気町役場前を通り吉永町南方交差点を右折しました。さらに2qほど走るとトンネルがありました。トンネルを出てすぐに左折すると「閑谷学校」です。
10時50分内海町へ。またまたやって来ました。内海大橋を渡って田島へ。むつみ橋を渡って横島に入り海岸線を走り,地蔵鼻を過ぎると百貫島が見えてきました。さらに進むと横山海岸の東波止が見えてきました。

              海と山へ 2006 11 13


 11月13日(月),今日は振替休日で天気は良好。秋を満喫したくなりました。10時,きっと紅葉が見頃だろうと一人,カメラを持って出かけました。家を出て,すぐに海が気になりました。先日アオリイカにふられています。「そうだ,まず横山海岸に行ってアオリイカにリベンジ。それから紅葉ポイントに行こう」と予定を変更しました。一路横島へ。


    スマイルマークが横山海岸西波止


          
横山海岸東波止では投げ釣りをしている人が・・・。   横山海岸浜でも投げ釣りをしている。カレイだろうか。


   
当木島方向を見ると一人アオリをねらっている人が・・・。百貫島の向こうには四国の山並みがはっきり見える。

約1時間あまりエギングでアオリをねらったがまったくアタリがありません。エギを追っかけてくる気配もありません。同じ波止の先端で釣りをしている人は,ギザミとウマヅラハゲをたくさん釣っています。仕掛は,浮きの下にアミエビをつけた針をつけ,さらにその下にひっかけ針をつけています。小型ながら数が釣れています。しかも楽しそうに釣れています。12時過ぎ,早々にアオリをあきらめて山に行くことにしました。道具を片づけていると波止先端のおじさんが「もうやめるのか。もっとがんばってみい」と励ましてくれました。そのおじさんに余った氷を渡して次の「秋探し」に向かいました。どこの紅葉ポイントにしようか。迷ったあげくに,数年前に行った「閑谷学校」がひらめきました。前回行った時には紅葉が散っていて残念な思いをしました。今回は紅葉の見頃だといいのですが・・・。山陽道にのって東へ走りました。






                      



          閑谷学校正門



           講堂(国宝)


   
  

                          


   
         資料館前の紅葉                     紅葉の中の「黄葉亭」


      
          黄葉亭


        石塀の公門


   
                                         正門前の池で遊ぶカモたち

 

 
 今日の秋探しは海と山の両方になりました。海のアオリイカは惨敗でした。山の閑谷学校の紅葉は,1週間早かったようです。閑谷学校の紅葉と言えば,やはり庭にある楷の木の紅葉です。楷の木は2本ありますが,1本は色づき始めという程度でした。もう1本は,色づかないで散り始めているということでした。温暖化の影響でしょうか。紅葉しないで散ってしまうこともあるようです。後日閑谷学校に行かれた方がありましたら楷の木の紅葉の様子を教えて頂ければ嬉しく思います。

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