帰りに仙酔島で竿を出した。小フグばかり。今日の釣果は,良型キスとホゴメバルが10匹と小フグ数匹だった。
やはり,キスは水温19℃にならないと安定しないだ。5月中旬になると期待できそうだ。
下浦沖で美味しい料理を食べ,飲み物を呑んでゆっくりした。
気づいてみると周りの船もいなくなっていた。
しかし,今日は釣りに来ている。何とか釣果を上げたいものだ。鞆方面へ移動しながら船団を探して釣れそうなところで,もう少しがんばってみることにした。



               初のキス釣り   070504


5月4日(金),友人と3人でキス釣りに出かける。今シーズン初である。
ネット上では早くから「良型のキスが上がっている」という情報は入っている。今日は大漁の予定だ。途中で釣具屋に寄り,餌と情報を収集する。レジャックスさん,いつもありがとうございます。笠岡諸島の北木島周りが安定しているようだ。ただ,店員さんの「1日がんばれば20匹くらいは釣れるでしょう」という控えめな一言に,(なんだ・・・そんなもんか・・たくさんは釣れてないのか)と一抹の不安も。
8:30,マリーナを出港。東へ走り北木島へ向かう。
                
      

仙酔島の北側を真東に移動する。右を見ると,仙酔島とつつじ島の間に釣り船が2隻いる。キスを狙っているのだろうか。
今日は午後から波が高くなるらしいが,今は穏やかだ。
途中,JFEに鉄鉱石を運んで来ている貨物船の横をすり抜ける。 これらの船は,やはりパナマ船籍が多い。緑と赤の浮標で指定された貨物船が通る航路は深く堀下げられていることを魚群探知機で確認し感心する。
前方に梶子島が見える。ここには笠岡市のキャンプ場がある。ここで,しばらく釣り三昧をしながらキャンプ生活をしてみたいものである。いやいや,ネオンがないところは退屈でしょうがないか。この梶子島の近くを通過するときは南側をまわって進む。北側には沈み磯が広く点在している。船底と接触しそうで怖い。
白石と北木の間の水道(金風呂水道)入り口には小さな船団がある。釣れているような様子はない。水道に入り,すぐ右折すると北木島の港(フェリー乗り場)がある。その湾内で試釣してみる。
                
      

しばらくすると,小さな当たりがある。すぐ合わせないで,しばらくして合わせるとキスの良型が上がってきた。さらに,もう1匹追加。しかし,小さな当たりもしばらくするとなくなった。
次に,野島鼻西300〜400mの岩場前でやってみる。ホゴメバルが上がるが,根掛かりが激しい。お隣ではタコ漁師さんがタコテンヤでがんばっておられる。底は岩礁帯のようだ。
さらに,獅崎周りでやってみる。全く当たりがない。獅崎から野島鼻までを流してみるが当たりがない。周りの船も上げている様子がない。この辺りは3月から4月にかけて,サビキ仕掛けでの鯛釣りポイントでもある。
下浦沖に移動してみた。岸からはたくさんの釣り人が投げ釣りをしている。12時過ぎ,下げの潮が動き始めたが全く当たりがない。釣れない。
今日は友人がコック長を務めている。料理道具も調味料もすべて持参している。   予定では,たくさん釣れた魚を,刺身・天ぷら・唐揚げ・煮物・釜飯などに調理できるようにと準備してきたそうだ。もちろん油や固めるテンプルまで,万全の態勢だった。しかし,食材が釣れない。午前中,キス2匹の貧果だ。仕方ない。コック長は,あり合わせの材料で手際よくキスのオリジナル釜飯を創ってくれた。なんと,うまい!やはり海の上で食べると・・・いや失礼,さすがコック長の料理はうまい!美味しい料理と魚が釣れないこともあって,ずいぶん飲み物も進んでしまった。

      
            下浦沖から胴張方向を見る
                                                                                                                  

 下浦沖を離れると問島の南に小さな船団ができている。10隻くらい集まっているだろうか。早速,行ってみることにする。
                                        
      

問島と六島を結ぶ線上で,問島から数百m当たりのポイントだ。船団の中に入り込み,アンカーをおろして掛かり釣りをすることにする。早速仕掛けを投入する。当たりらしいものがある。周りの船もなにやら釣り上げている。するとマイボートでもキスの良型が釣れた。それからしばらく,仕掛けを下ろすと当たりがある状態が続き,良型キスやホゴメバルが釣れた。

      



PS: 帰り,仙酔島が見えてくると,仙酔島の北側に観光鯛網用の船が見えた。この船は,いつもはこの場所にはいない。仙酔島の沖での観光鯛網が終わると鞆港に入る。どうしたのだろうと思いつつ,そのことについて地元の人に聞くこともしなかった。

後日談: 5月5日(土)AM8:00から「旅サラダ」という番組が広島ホームTVで放映された。内容は,鞆の浦の鯛網と鯛料理について生中継と鯛網観光についての紹介だったそうだ。ラッシャー板前さんが紹介したらしい。あのときの鯛網観光船の動きは,それに関係したものだったようだ。
この番組を紹介した記事を載せてみる。

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広島県福山市鞆の浦 瀬戸内海国立公園 仙酔島から、「鯛」をご紹介。
*外洋の深海で冬を越した桜鯛が、産卵のために潮の流れに乗って瀬戸内海へやってくる。
*九州方面と関西方面の潮の流れが、瀬戸内海のちょうど真ん中の鞆の浦で出会うため、たくさんの桜鯛が やってくる。
観光鯛網は、5月27日まで毎日開催。

紹介したお料理・・・
鯛釜めし、鯛のあら煮、鯛の塩釜焼、鯛しゃぶ、刺身、鯛茶漬け

「鯛」に関するお問い合わせ先は・・・
福山市観光協会
電話:084−926−2649(土日祝は、福山市観光案内所の転送される)


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