070529
5月29日(火)、職場の近くにあるホタルポイントへ友人と出かけた。
1週間ほど前にも出かけてみたが、そのときは時間が遅くホタルの動きは鈍かった。 今日はたくさんのホタルが飛び交っている。
近所の人たちも集まっている。 子どもたちも虫かごと網を持ってホタル狩りを楽しんでいる。
妙永寺からさらに北へ200mほど進み交差点を右折するとすぐ小さな橋がある。 その橋から川面を見ると上流にも下流にもホタルが見える。
下流のほうがたくさんいる。 近所の人たちが家族連れで観に来ている。 子どもたちは虫かごの中にたくさんのホタルを捕まえている。
かごの中のホタルは鑑賞した後で放してやるそうだ。 みんなでホタルを楽しんでいる。
このあたりの子どもたちは大人になっても、このような光景を忘れることはないのだろう。 忘れないでほしい。
今も地域の中で季節を楽しんでいる子どもたちがいるんだとホッとするような安心するような・・・。
今、大人も子どももあわただしい生活をしている。
地域の人たちや家族と一緒にのんびり楽しむことが極端に少なくなった今、地元でホタルとホタル鑑賞する人たちを見て、
懐かしさと安堵感を持つことができた。
虫かごの中のホタルを撮影させてもらった
簡単デジカメではうまく撮れない
HP「全国蛍鑑賞ガイド」より
ゲンジボタル
青森〜九州まで、流水域に生息。ヘイケボタルと並んで、日本でよく見られます。
名前の由来は諸説ありますが、ゲンジのほうがヘイケよりも強く光ることから、繁栄する源氏と没落する平家になぞらえたという説が有力。
約15〜17mm
胸の部分が淡い紅色で、黒い十字紋がある
5月〜7月中頃
オスは飛びながら2〜4秒ごとに点滅。メスはほとんど飛ばず光も弱い
ヒメボタル(キンボタル)
大型種と小型種がいて、大型種は青森〜九州の高地、小型種は神奈川以西の低地に分布しています。
派手な黄金色に光りますが、開けた場所ではなく森林など人目につきにくい場所にいるため、あまり知られていません。
大型種は約9mm、小型種は約6mm
オスは胸が淡い紅色で、その前方に黒い大きな模様がある
大型種は5月中頃〜8月、小型種は7月中頃
オスは飛びながらフラッシュのように強く点滅。メスは翅(はね)が退化し、飛ばずに光る
蛍の一生は?
蛍は、幼虫からさなぎの時期をへて成虫になります。
日本にすむゲンジボタルやヘイケボタルは、幼虫のとき水の中で過ごしますが、これは世界でも珍しいケース。
幼虫は「カワニナ」という貝を食べて育ちますが、カワニナは汚染された水にはいないため、
日本の蛍が生きるためにはきれいな河川が必要だといえます。
約1年の幼虫期を過ごした後、成虫として華々しく活動できるのはわずか1週間程度。 この期間、何も食べずに飛び回ります。
蛍鑑賞のコツは?
蛍は午後7時ごろから光り始め、午後8時から9時ごろが活動のピークになります。
特に、風がなくて月のでない夜は、絶好の蛍観賞びより。 風の強い日や寒い日は、あまり飛び回りません。
また、蛍は明るい場所が苦手。 鑑賞スポットについたら、懐中電灯や車のライトなどの灯かりは消しましょう。
蛍の生息地をあらさないよう、むやみに草むらに入らないのも大切です。
蛍の乱舞は、子孫を残すための短い愛の季節。 そっと見守りたいものです。
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6月3日(日)、20時過ぎ、ふと思いついたホタルポイント御調町の大塔へ一人で出かけてみた。
R486を御調方面へ進み、三郎丸のT字交差点を左折する。 2〜3Km進むと大塔のT字交差点に着いた。
20:30、時間的にはちょうどいい。 何台か車が路肩に駐車している。
ホタル鑑賞に来られているであろう数人の人にポイントを聞いてみる。
ここから10mあまり歩いて大塔川に出るとそこがポイントだそうだ。 さっそく行ってみる。 ホタルが舞い上がっている。
元気のいいホタルがたくさんいる。 ただ、残念なことは、車道にある街灯と時折通る車のライト。
灯りがなければ、ホタルの鑑賞には最適なのだが・・。 写真撮影はできない。
ここは強い光を発するホタルが多い気がする。 20分後帰路についた。
もしやと思い、帰りに我が家の近くの三反池から流れ出ている小さな溝(小川)に寄ってみた。
やはり、いた。 ホタルが舞っている。 我が家の周りの竹やぶの中まで入り込んでいる。
小さな溝には、カワニナ・シジミが最近増えている。
この小さな溝は「環境的にホタルの成育に合っているのでは」と思い、回り道をしてみた。 正解だった。
2週間ほど前、田植えに向けての溝掃除でシジミやカワニナの多さに、ホタルがいることを期待していた。
数年前から環境が良くなっている。 ここにホタルの幼虫を放流してみたらどうだろう?
小さなホタルポイントも追加することができた。