もらった鮎   070812 


 夕方、隣のおばさんが、「うちのがアユをもらったんで食べてみて」と持ってきてくれた。
知人にもらった芦田川の鮎だそうだ。

              
                  かすかにスイカの匂いのするアユ

 自分が小中学生のころ、夏になると祖父が毎週のようにアユを獲ってきていた。
小学生の頃、祖父に連れられて、よく芦田川に投網漁に行った。
祖父が投網で漁をし獲物が入っている網を岸まで運んできた。
そして祖父が網からはずした獲物(魚)を小学生の自分が、竹で編んだかご(当時はホボロと言った)に入れることを担当していた。
昔は獲物が全て大きかったような気がする。
落ちアユは直径30センチほどのかごから、しっぽがはみ出していた。
丸々と太って、たまごがいっぱい詰まっていた。
食べると、ホクホクしていた。
コイも大きかった。
当時、刺身(洗い?)や煮つけになっていた。
ハヤは甘露煮や焼き物、刺身にもなっていたのを覚えている。
カニも大きかった。
いや、大きく見えたのかもしれない。
子どもの目には大きく見えたのだろうか。
祖父は年中、芦田川で投網漁をしていた。
冬は、コイや寒バヤ、春はハヤ・カニ、夏はアユ・ハヤ、秋はハヤ・カニ・落ちアユなどを獲っていた。
漁が終わると庭で投網を手入れする。
柿の渋に投網を入れて染み込ませ、竹ざおに干しておく。
その柿渋の匂いは、とてもきついものだった。

 今ではアユは鮮魚店で買ってくるものになってしまった。
今日頂いたアユは、さっそく塩焼きにしていただきました。

              
皿にアユだけでは寂しいと、庭のモミジ・大葉・サルスベリの花を摘んできたが、逆に色彩感覚のなさを露呈してしまった。


        アユ漁について

アユの漁法、全国には様々なものがある。そのうち主なものを挙げてみる。
HP「神奈川県水産技術センター内水面試験場」より

友釣り
アユのナワバリを作る特性を利用した独特の釣り方。
かけ針を付けた「オトリアユ」を泳がせ、ナワバリに進入した「オトリアユ」を体当たりで追い払いにきたアユを引っかけて釣る漁法。
アユ釣りの中でも最も人気が高い。

  


投網
円錐形に作った網で、下部におもりと魚を獲る袋がついている。

          


刺網
網の目にアユが刺さって獲れる漁具
            


竹のスダレ等で川をせき止め、下りアユを獲る漁法
観光漁業として行われているところもある。

            




               となりのおじさんのPR

隣のおじさんにアユを頂いた。
お返しに、おじさんのPRをしておこう。
趣味でやっている写真の写真展をやっておられるらしいのでぜひ観に行ってあげてください。


府中写真連盟写真展
◆8月8日(水)〜14日(火) ◆天満屋福山店 8階シティギャラリー

同じく、天満屋福山店で開かれている気を引く催しものをひとつ挙げてみる。

親子で学ぶ夏休み自然科学教室 てんまや水族館 太平洋の海の仲間たち
◆8月9日(木)〜27日(月) ◆7階大催場
※入場料 おとな(中学生以上)700円、こども(3歳以上小学生以下)500円
世界最大の海、太平洋。美しい海に生息するアザラシ、熱帯魚、ウミガメなどを集め、その生態をわかりやすく展示、お子様から大人まで楽しめるイベントです。会場には、事前に小学生以下のお子様を対象に募集した「海の生きもの」の絵も展示します。
※最終日は午後6時閉場。
  




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