春を告げる花「節分草」    080217


 昨年は、2月12日に節分草を観に総領に出かけている。
その時は、領家八幡神社境内の自生地は、ちょうど節分草が満開で見ごろであった。
先週から節分草が気になっていた。
今日11:00、庄原市総領町へ出かけてみる。
上下あたりから一面雪景色になっている。
この様子では、節分草はまだ咲いていないのか、咲いていても雪の下に埋もれているのか。

    

総領町では、7箇所の節分草自生地が確認されている。
今日の予定は、リストアステーションで節分草の写真を鑑賞し、川の対岸にある自生地の節分草を観る。
そして、東700mにある領家八幡神社境内の節分草を観る。
まず、リストアステーションに入った。
外は吹雪だ。
対岸の自生地は観ることができないし、まだ節分草はのぞいていないそうだ。
ボランティアガイドの方の説明を聴く。

              

節分草について学んだこと

(1) 4〜5年間かけて成長し、7〜8年間生きることができる。
   今まで1年草だと思っていたが、7〜8年生きる多年草だそうだ。
(2) 地下に球茎ができる。
   地下に芋状のかたまりができ、それが年々深いところに移動する。4年生くらいになると地下5cmくらいのところに移動するそうだ。
(3) 白い花だと思われているところは、がく片(がく)である。
    「白い可憐な花が咲く」とよく言われているが、実はがくである。「そば」も白い花が咲くと思われているが、それは花びらではなく、がくである。花の構造はそばと似ている。
(4) 果実の中にしっかりした種子がたくさんできる。
   この日も午後から抽選で節分草の種子を配布するそうだ。昨年、種子を持ち帰った広島の方は発芽に成功し1年草まで育てることができているそうだ。

           

この日は、吹雪でリストアステーションの対岸の自生地は雪に埋もれている。
節分草は、顔を出していないそうだ。


総領町と節分草
 日本固有の可憐な野草で、関東北部以西に自生する。
広島県内では東部にまれに自生地があるが、現在では、ほとんど絶滅に近い。
総領町は最大の自生地である。
総領町では、亀谷から木屋地区の田総川の左岸側の北向きの山裾に転々と自生地がある。(自生する地域:亀谷・下領家・稲草・木屋)
 開花期は2月の中下旬から3月の中旬であるが、1カ所ある南向きの自生地は、節分(2月3日)頃には開花する。
セツブンソウは、下草を刈らなければ育たず、総領町に自生地が残ったのは、北向きの斜面に、農家や墓地があり、下草が刈り続けられたためと思われる。
 1986年(昭和61年)春に上下自然愛好会の荒木克氏等により、総領町にセツブンソウの自生地があることが確認された。(荒木克著「追憶の花々」より)それ以降、マスコミ等により、総領町はセツブンソウの自生地として広く知られるようになった。


領家八幡神社の節分草
 リストアステーションから東へ700m行くと、領家八幡神社がある。
7つの自生地ポイントの一つになっている。
やっと雪がやんできた。

   
       節分草自生地の案内板


   
                                       狛犬も雪を被っている


   
    わずかにのぞいていた節分草


節分草を観に行ったが、まだ少し早すぎたようである。
今年は例年よりも少し遅れて開花するようだ。
多くの花が開花し、見ごろになるのは、3月上旬くらいだろうか。



節分草祭案内
 (1) 春告げる花「節分草」俳句会
    現地で節分草を愛でながらひとひねり、俳人の気分でどうぞ。
   日時:3月2日(日) 10:00〜 
   料金:1000円
   問い合わせ
       俳句同好会事務局(0824−88−2618)
 (2) 上野隆紘さん(RCCラジオパーソナリティー) トークショー、節分草自生地めぐり
   日時:3月2日(日) 
   ○ トークショー 
      11:00〜12:00
   ○ 節分草自生地めぐり
      13:00〜14:00


   
                  リストアステーションに置いてあった節分草と福寿草



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