田んぼの土づくり    080309

 田植えを行う田んぼの除草作業と土づくりを兼ねてトラクターで耕す。
今年散布した堆肥は「市まちづくり振興公社」にお願いした。
堆肥は畜産農家と米作り農家両者にとって、よい取り組みになっている。

今年使用した堆肥について
 上下町では、乳牛・肉牛あわせて三十軒近い畜産農家が約千頭を飼育している。
その牛ふんを階見、井永、有福、三ヶ所の堆肥加工センターで肥料化し、販売と散布作業を「市まちづくり振興公社」が行っている。
これまで、生産された堆肥の大半は上下町内で消費されていたが、市農林課では、合併を機に広く市内に宣伝し、「安全安心の食づくり」をより積極的に推奨しようと取り組みを始めている。
 価格は、1トンが四千円、うち千円は市が補助。
散布は基本料金一ほ場あたり千円。
1反あたり1トンが目安だそうだ。
1袋が500キロなので、1反に2袋を散布してもらう。
「してもらう」というのは500キロの袋をとても人力では扱えないから。
堆肥散布専用の大型農業機械(マニアスプレッター)も一緒にやってきた。
                   
散布を始めると、速い。
2反半の面積に3トン(6袋)を散布していただいたが、1時間もかからない。
牛糞の処分に困っている畜産農家と安全な有機農業を目指している米作り農家両者にとってもよい取り組みだと思う。


   
堆肥散布後の田んぼ、キャタピラの跡がくっきりと       田んぼには雑草もびっしりと茂っている

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3枚の田んぼ(2反半)に3トンの堆肥を散布した後、除草も兼ねてトラクターで、引き込む。
せっかくだから田植え予定の田んぼ全てに散布してもらえばよかったと少し反省している。
散布してもらったら、すぐトラクターで耕さなければならない。
それを負担に感じて、すべての田んぼに散布してもらうことを躊躇し中途半端になってしまった。
しかし、考え方によっては、今回の「市まちづくり振興公社」の堆肥を使用した田んぼの収量と市販の堆肥を使用した田んぼの収量を比べることも面白いことだと思う。
これから、田植えの土作りと除草作業、苗作り作業が、また始まる。


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