田植え始まる  080526

5軒協同の農作業では、先週の土曜日から、もち米の苗の植付け用の代掻きが始まっていた。
今日から、もち米の田植えが始まる。
毎年、もちを先に始める。
今日は、月曜日だが、自分は土曜日が勤務日だったので、今日が振替休日になっている。
田植え初日の担当になった。


8:00、農作業小屋へ”出勤”する。
もち米用の田んぼの斜面の雑草が気になる。
5月初めに除草したばかりだが、この時期は早く成長する。
田植えの前に、斜面の除草をする。


             before                           after
   


今年の苗のできは、どうだろう。

   
ビニールシートが外され、成長した苗が田植えを待っている。
どの箱もしっかりと成長している。
今年の苗のできは、とても良い。


さっそく、田植え機に、もち米の苗をセットする。
1枚の苗が途中で切れるようなものはない。
今年は、不ぞろいの苗は見当たらない。
さあ、植付けを始めよう。

                  
しかし、ここで問題発生。
エンジンが始動しない。
チョークを引いてセルを回すと、一時的にエンジンが始動するが、すぐ止まってしまう。
燃料がエンジンまで行ってないのではと、燃料フィルター辺りのコックの位置を確認すると、ちゃんと「ON」の位置にある。
とくに問題らしいところは見当たらない。
しばらく悩んだ挙句、農機具屋さんに連絡し、来てもらうことになった。
田植え機の周りには、今年初の田植えを見守ろうと、お年寄りの皆さんが集まっている。
あせってもどうにもならない。
ここはプロにまかせようと、農機具屋さんを待った。


20分後、農機具屋さんがやって来た。
すぐに、機械の中に手を伸ばし燃料コックの位置を動かしているではないか。
「コックの位置は正しかったはずだ、ちゃんと確認している」と農機具屋さんに聞いてみる。
すると、農機具屋さんは「コックの位置が逆でしたよ」とニッコリ。
「そんなはずはない」と、もう一度コックの確認をすると、なんと「ON」のすぐ右に小さな小さな「→」があるではないか。
ということは、コックを「ON」の右へ移動させなくてはならなかったのだ。
農機具屋さん、遠方までありがとうございました。


もち米は、3枚の田んぼに植える。
1年ぶりに扱う機械に最初は戸惑いながらも、10分ほど作業すると感覚が戻ってくる。


   
             1枚目                           2枚目


                  
                                3枚目


午前中に、3枚の田んぼに植付けをすることができた。
もち米は田植えのリハーサルのようなものか。
今年も、おいしいお餅が食べられそうです。


午後からは、田植え本番になる、うるち米(ヒノヒカリ)の田んぼの準備をする。
まず、肥料を撒く。

              


うるち米(ヒノヒカリ)専用の肥料を使用する。
チッソ、リンサン、カリ、リンが15、15、15、3の割合らしい。
1反あたり3袋(60kg)を撒く。
けっこう密に撒いている。


                  
お年寄りの皆さんは、肥料の撒き方がうまい。
田んぼの広さによって割り当ての量をぴたりと撒き切る。
一緒にやっている自分は、そうはいかない。
足りなくなったり、余ったりと、ぎこちない。


次に、トラクターで肥料を田んぼに引き込む。

               

肥料を引き込むため、いつもよりロータリーを浅くしてスピードを上げて耕していく。
16:30、今日の作業終了。


また、明日からは、お年寄りの皆さんに田んぼに水を入れて代掻きをしていただく。
続けてお世話になります。



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