7日夜は、写真の赤いポスト前あたりへ係留させていただいた
山陽マリーナで陸上保管 ヤマハFR26

              夜釣りのメバル 080807
久しぶりのボートフィッシング。            

今、夜釣りでメバルの良型が多数上がっていると聞いている。

釣友と夜釣りに行くことにする。

出港は、15:00、帰港は22:00となった。

しかし、マイボートは、98年から鞆の浦の「山陽マリーナ」に陸上保管をしている。

そのため、出港時間は8:00以降、帰港時間は17:00までと決められている。

船が外泊するためには、他の港に係留させてもらわなくてはならない。

98年以前にお世話になっていた田尻港に、まだ当時の場所とロープはあるが、もう使える状態ではない。

ということで、職場の知人の紹介でNPO法人「鞆まちづくり工房」松居さんの船に直接係留させてもらうことに。

場所は、鞆港の常夜灯横「@ CAFE」の前、今保存問題でゆれている雁木に係留させていただくことになる。



                    7日の夜

7日夜の船の係留場所も決まった。

14:00、年休届を提出し、職場を出た。

突然、年休届を出して職場を出ることができるのは8月中くらいかな。

途中、レジャックスへ寄り、メバル情報と餌・仕掛けを仕入れる。

メバルの状況は、思っていたほど良いものではない。

しかし、いつものことだが、釣りへ行く時には大漁を信じているのでメバル情報が少々悪くても関係ない。

ウキウキ気分でマリーナへ着く。

さっそく、荷物を積み込み3名で出発、マリーナへは「帰港は明日になります」と連絡。

まだ、夜釣りには少々早い。

まず、走島唐船港裏の浜横の7・8月限定のギザミ・キス釣りポイントで竿をだす。

                        
           釣りポイントから走島を見る                  岩壁をまわると唐船の砂浜

餌が着底するかしないかの間に魚信がある。

入れ食い状態がしばらく続く。

                        
           ギザミも入れ食い状態             ギザミ・キス・フグいろんな小物が上がってくる

40〜50匹釣ったところで、いよいよ夜釣りの場所に移動することに。

今日は、久しぶりに「ハチカサノ瀬」ポイントに行ってみることにする。

そこは、鞆の浦の真南に位置し鞆港まで海上の障害物が何もない。

釣りの後、夜中に鞆港まで帰ることを考えると「ハチカサノ瀬」が距離も安全面も、ちょうどいい。

しかも、この春、メバルがたくさん上がったとも聞いている。


          仙酔島・走島・田島・横島・向島・因島・大三島あたりの海底地形図  HP「terra corp」より

上の海底地形図を見ると、北緯34°19′、東経133°24′あたりに、やや浅くなった瀬(ハチカサノ瀬)がある。

瀬のてっぺんは、水深18m前後と、周りの26m前後に比べて浅くなっている。

この瀬の周りにアンカーを下ろし、サビキ仕掛けや胴つき仕掛けで狙ってみる。

すると、小アジ・小イワシ・小サバがサビキ仕掛けに上がってくる。

メバルの20cm超級が上がってくる。

突然、サビキ仕掛けに大きなあたりがあった。

竿先をグイグイ引っ張っていく。

船内が騒然となる。

タマ網をもって構えてもらっていると上がってきたのはヤズ(ハマチの幼魚)。

しかも、3連で上ってきたから重い。

このあと、メバル・ヤズなど追加して夜釣りを終了する。

良型メバルとヤズを見ながら、誰からともなく「明日もここでやってみよう」ということになる。

                        
            この日の夕焼けは美しい                  刻々と変化する夕焼け

22:30、鞆港へ移動。

何年ぶりだろうか、真夜中のクルージング。

海上に何もないと分かっていても緊張する。

船は夜でも前方確認用のライトを点灯させることはできない。

ただ、自船の位置を他船から確認してもらうための航海燈(白)と右舷燈(緑)・左舷燈(赤)を点燈させているだけだ。

はるか遠方の陸地に鞆の浦の灯りが見える。

それをたよりに暗闇の中を進む。

用心のため時速15キロほどで移動、時間がかかる。

釣りポイントから鞆港までの距離は12〜13kmほど。

40分かけて鞆港へ到着。

みなさんが降りた後、マイボートを松居さんの船に係留させていただく。

さて、ここから自分が陸地に上がるには? やはり泳ぐしかない。

雁木まで泳いで上陸。

明日の朝も、泳いでマイボートへ乗船するしかない。

朝は、たくさん観光客がいるだろう。

「あのおじさん、こんなところで裸になってどうしたの?」と思われたりして。

等など考えていると、失敗に気づいた。

今日の釣果の写真を撮っていない。



                     8日の釣り

9:00、常夜灯横の「@ CAFE」の前、昨晩の係留場所に到着した。

ラッキーなことに、まだ観光客は一人もいない、「@ CAFE」もまだ開店していない。

今だったら、こんなところで裸になっているところを誰にも見られないで済みそうだ。

と、海を見ると、なんと、さらに、ラッキー。

潮が下げている。

これなら、ひざまで濡れただけで乗船できそうだ、泳がなくていい。

さっそく乗船しマリーナへ釣友を迎えに行く。

マリーナで釣友を乗せ、一路「ハチカサノ瀬」へ。

                    
                  鞆方向から「ハチカサノ瀬」浮標に近づくと魚探には魚影がたくさん見える

2回アンカー打ちに失敗し、3回目やっと瀬の部分に掛けることができた。

できれば斜面に掛けたかったが、瀬の頂上に掛ってしまった。

まあいい、魚探には回遊魚の魚影が確認できているのでここでやってみる。

鳴門サビキ・ママカリサビキ等いろんなサビキ仕掛けでやってみる。

小アジ・小イワシ・小サバなどが上がってくる。

良型のアジ・昨日に続いてヤズも上がる。
                   
          
           良型のアジ                             昨日の続きでヤズ(ハマチの幼魚)も


続いて、メバルやホゴメバルも。

ここのメバルは大きいが数が釣れない。

     
         胴つき仕掛けにきたメバル                         釣果の一部、五目釣りになった


今日の釣りは、13:10終了。

今日の釣果
  ヤズ:15匹(昨日は5匹)  アジ:多数  サバ:多数  イワシ:多数  
  メバル:20cm超級1匹(昨日は20cm超級が6匹)  ホゴメバル:数匹



                    ヤズ豆知識

                  

ブリはアジ科の魚で、温かな海に生息する回遊魚。
日本各地の沿岸で見ることができます。
イワシやサバ、イカなどを餌にしながら、夏には黒潮にのって北海道のあたりまで進み、寒くなると南に下ってくるようです。
産卵期は2〜4月。
つまり、産卵に向けて、最も成熟した状態で南下してくる冬が、いちばんおいしくなるというわけです。
そして、ブリは成長とともに呼び名が変わります。
しかも、その呼び名は地方によっていろいろ。
関東では、小さいものからワカシ、 イナダ、 ワラサ、そして1m程度になるとブリとなります。
一方関西では、形の小さいものからヤズ(ツバス) 、ハマチ、メジロ(イナダ)、そして大きくなるとブリと呼び分けます。
九州では、ブリよりも大きいものをオオウオと呼んでいるようです。


ヤズに含まれる栄養素
                  
ブリをはじめとする青背の魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸が多く含まれています。
とくに、脂がのった旬のブリは、DHAが非常に豊富。
このDHAこそ、脳の発達に欠かせない栄養素なのです。
記憶力や学習能力をつかさどる脳の組織にDHAが含まれているため、積極的にとることで思考力はアップします。
               
                          HP「やずや 旬鮮物語」より


今回の釣りは、メバル狙いだったが、途中からヤズ狙いになってしまった。

ヤズという外道が途中から本命になった。

ヤズは引きが強く釣りごたえがある。

食べても美味しい。

福山沖で、ヤズが釣れるというイメージは今までなかった。

もっと西の「ワンワン瀬」、大崎島、さらに西の宇和島あたりで釣れる魚だと思っていた。

昔、「ワンワン瀬」に行き、ジギングで青物を狙ったことはある。(釣れなかった)

福山沖で青物が狙えるポイントは少ない。

そういう意味では貴重なポイントかもしれない。
                         

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