明日の出荷物を準備した。富有柿、きねり、すくもきねりの3種類で8パックを出荷予定。
中心が「きねり」。まわりが「富有柿」。今回は「きねり」を出荷する。
これをパッケージに貼り付ける。
親の名前を借りる。品物の説明も簡単に入れる。
フタのできるタイプと、フタのないラップをするタイプのものを購入した。

                        初出荷    081018

稔りの秋。

先日、稲刈りも終わった。

しかし、家の周りには、まだ様々な秋の稔りがある。       

毎年これらは収穫しないので、カラスやタヌキ・イタチなどの餌になっているのだろう。

カラスやタヌキには悪いが今年はこれらの秋の稔りを、ほんの少し近所の店に出荷してみることにする。
自分が小さい頃、我が家は専業農家だった。          

ビニールハウスでは、キュウリとイチゴの促成栽培をやりながら露地の畑では季節の野菜を栽培していた。

当時、ビニールハウスで収穫時期をずらせた栽培はめずらしく、1月からのイチゴのシーズンが始まると

よくTVニュースなどマスコミで紹介されていた。

次の日、小学校でそのTVニュースの話題が出ると気恥ずかしかったことを思い出す。

もちろん、田んぼでは、米づくりもやっていた。

今のように休耕田はなかった。                  

両親は、毎週月曜日から土曜日まで青果市場へトラックいっぱいの野菜を出荷するのが日課だった。

我が家の大人たちは、日曜日から金曜日まで、夜遅くまで野菜の収穫・洗浄・仕分け・箱詰めなどの

作業に追われていた。

唯一、家族みんなでのんびりできるのが土曜日の夜。

子ども心に、土曜日が待ち遠しかったのを憶えている。

「出荷」から、つい昔のことを思い出してしまった。



先週から柿を近所の店に出荷させてもらおうと準備をしてきた。

まず、品物を置かせていただく店の下見をする。

              
   
このコーナーに置かせてもらう      このカゴに品物を入れる        サツマイモが置いてある

実際に店を見るとイメージが見えてくる。

次に、柿を出荷するための入れ物を捜した。

                    

中に入るものによってパックを変えることにする。

パッケージに貼る商標?を作成する。

                    

品物(柿)を収穫する。

      

 最初なので、少しだけ出荷することにする。                         収穫期を迎えている



                         




                         
                       パックに詰めて商標?を貼り付けてみる

値段は、どうしよう。

先日、店を下見した時にあった柿の値段を考慮して、1パック150円に設定し、値段シールを貼る。

10月18日、7:30、店に持って行き、「ごめん市」というコーナーに置かせてもらう。


      
        
初回なので3パックだけ出品する               となりのカゴ2つはライバルの「しいたけ」があふれている


さて、この柿は売れるのだろうか。

もし買っていただけるようなら、今後も時々ここに置かせてもらおう。


                                 その日の夕方

初出荷した柿が売れているか気になって売場に行ってみた。

ない、柿が3パック全て売れている、さらに隣を見るとライバルのシイタケも完売している。

この結果に、「また収穫して出荷しなければ」という気になった。

さっそく
柿の収穫にかかる。

明日は「きねり」と「すくもきねり」を出荷しよう。

「富有柿」も収穫するが、表面のキズが多く店に出すには向いてないようだ。

                   



                                翌日、19日朝

19日早朝、柿を持ち込むと、すでに棚には野菜が並んでいた。

中央辺りに空いている籠が1つあった。

そこに8パックを2段に詰め込む。



      


今日は、ここの店の「日曜市」というイベントがあるらしい。

いつもより野菜も多く出ている。

1パック、150円がほとんどなので、お金にはならないが、売れていると楽しい。

「みなさんに、おいしく食べてもらいたい」と思うと出荷準備にも元気が出てくる。

来週も、手頃な野菜を出荷してみよう。




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