耕しと出荷準備  081101


稲刈り後の耕しをしていない田んぼが1枚あった。

そこを耕す、ついでに休耕田7枚のうち2枚を耕しておこう。

その後、明日店に出す出荷物を準備する。



さっそく、耕しをしていない田んぼにトラクターを入れる。

    
          稲ワラを焼却している               稲株から芽が出ている、よく見ると穂が出ているものもある


ロータリーの回転を下げ、深めにゆっくりと耕す。

この耕しでは、稲ワラや稲株を細かく粉砕する必要はない。

土と稲ワラと空気を混ぜ合わせてやることが大切だ。


    
          時間をかけて耕す                  これで稲カブも枯れて土と混ざり栄養分に変化していく


つづいて、トラクターで休耕田7枚のうちの2枚を除草する。

真夏と違い雑草の成長が遅い。

前回の除草から2か月ほど経っているので、真夏だったらすでに背丈を越えていることだろう。

雑草が短い分だけ作業は楽になる。

休耕田は、今回が今年最後の除草作業になる。


                 
                          雑草は長くはない


    
            トラクターでの農作業中はカラスと仲良しになる、この日は20〜30羽寄ってきた 


カラスも慣れたもので、トラクターを恐れない。

トラクターとの距離が、ほんの数メーターになるまで餌をついばんでいる。

トラクターのロータリーで土をかき混ぜると、カラスにとってミミズなど活きのいい餌が次々と出てくる。

また、雑草の中にいるバッタなどの昆虫やカエルも住処を追われて一斉に飛び出してくる。

カラスにとって、またとない餌場となる。


                 
                        休耕田2枚の除草作業終了


トラクターが田んぼから出ると頭上を20〜30羽のカラスの群れがついてくる。

次の田んぼで餌にありつこうと、ついてきているのだろう。

もう今日はトラクターでの作業はしませんよ。

日本でカラスといえばハシブトガラスかハシボソガラスを指すのが一般的だ。

ハシブトガラスはハシボソガラスより少し大きく、くちばしが太い。

また、ハシブトガラスは、澄んだ声で「カァ、カァ」鳴く(ハシボソガラスは濁った声で「ガァ、ガァ」鳴く)ことでも区別できる。

カラスは雑食性だ。

この時期、野山には柿やどんぐりなど木の実がたくさんある。

にもかかわらず畑に寄ってくるということは、生きた餌のほうを好むということだろうか。

残り5枚の休耕田の除草作業は、また次回に。
                         
さて、いよいよ明日の出荷準備にとりかかる。

西条きねりという柿を収穫する。

そして西条柿という渋柿を収穫する。

この柿は、ドライアイスで渋を抜く今シーズン2回目の「合わせ柿」、来週出荷予定。


                 

上の写真左は、「西条きねり」、右は先週から渋抜きをしていた今シーズン1回目の「西条柿の合わせ柿」の一部。

それぞれをパックに詰める。

そして、商標・価格表を貼り付ける。


    
     すくもきねり(さいじょうきねり)の商標                       合わせ柿の商標


今回から、消費者のみなさまの声を届けていただくためにメルアドを載せてみた。

今後、みなさまの声を品物に反映させていきたいと思います。


                  
                         明日出荷予定の柿、15パック


明日の出荷準備はできた、朝7時に出荷予定。

明日は、店の「日曜市」が開催される。



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