水路の補修と苗代づくり 090419

今年も田植えが近づいてきた。

数年前から「田んぼに水を入れるのに時間がかかるようになった」という声があった。

町内の平地部分の田んぼには、共同の井戸水をポンプでくみ上げて充てている。

その井戸水が水路の途中で大量に漏れているらしい。

現状では、水路の末端の田んぼまで水が行きわたらない。

水路の補修をしなければ田植えの準備もままならない、稲の生育にも影響してくる。

水路の世話係の方が補修用の材料を準備してくれている。

今日午前中、水路の補修作業をする。


          
                    
コンクリート製の側溝の中にU字溝が入っている


30年以上前に取り付けられたU字溝だが、よく見ると多くの接合部分に隙間ができている。


    
       U字溝の接合部分の隙間                   充填剤をコーキングガンにセットする


U字溝の狭い隙間には、充填剤を流し込み竹べらで修正していく。


    
  
   土や汚れを取ってから充填剤を流し込む                   このように補修をしていく


大きい隙間やU字溝自体が破損しているところには、モルタルを使用する。


    
       セメントだけでなく砂入りのモルタル                   水を入れながら素早くかき混ぜる


最近は、砂入のモルタルがあるそうだ、水を入れながらかき混ぜて準備をする。

あまりに破損部分が大きい場合は小石を入れながらモルタルで塗り固めていく。


    
      コテを使ってモルタルを塗り固めていく              今日は暑い、作業は続く


30年以上大きな修理をしないで使ってきた水路だが、今日の補修で、水漏れは少なくなる。

昼前に作業は終了した、みなさんごくろうさまでした。




午後は、近所のみなさんと苗代づくりをする。

まだ苗箱に籾撒きはしていないが、苗代だけは先に作っておこうということになっている。


    
   
苗箱2つ分と両端に15cmずつの幅の畝をつくる                 基準が決まったら溝を掘っていく


            
             


苗代完成、後は水を入れて畝の高さを調整する。

今年は、やや小さめの苗代になった。

毎年、共同で苗をつくっておられた方が1軒、苗づくりをやめらるそうだ。

全盛期は500箱近くあった苗箱が年々少なくなり今年は230箱を並べられる程度の苗代になった。

次は、ゴールデンウィーク中に苗箱への土入れと籾撒きを行う。


                       見かけた春の植物

シバザクラ タケノコ ミツバ
タンポポ ツツジ ツツジと蝶



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