苗箱に土入れ作業	         090503



今日は、5軒協同の農作業がある。

田植え用の苗をつくるために苗箱に土入れ作業を行う。

今年は1軒の方が苗をつくらないで購入されるとのことなので苗箱は例年よりやや少ない220箱程度にする。

先ず、昨年田植えが終わり洗浄して片づけている苗箱をトラックで作業小屋まで運ぶことから始める。

運び終わると、さっそく作業を開始する。

作業小屋の中にそれぞれの作業内容の位置決めをする。






                  







作業小屋の外では苗箱にビニールシートを敷く人たち、作業小屋の中では、土を袋から出す人、

苗箱に土を入れる人、苗箱の土を適量に調整する人、できた苗箱を20個ずつに積み上げる人など

毎年のことなので、みんなが仕事を分担し、それぞれ手慣れた作業が始まる。






                





作業を始めると、土を入れた苗箱が、どんどん積み上げられていく。





                         
                                 今年の土入れ作業は速い





                
               流れ作業で進んでいく                                 あっという間に140箱





作業は順調に進み、140箱できたところで小休憩。

今日の作業にはゴールデンウィークを利用して実家に帰省されている方々も参加されている。

何年かぶりの近況報告も楽しく行われている。

お互いの近況報告、近所町内の情報、新聞情報の裏話などいろんな話で盛り上がる。

このような機会に、いつも思うことだが新聞の地域情報面に載っている記事について話題を投げかけると、

必ずどなたかに、その記事の内容についてさらに詳しい情報や裏話を教えていただくことができる。

みなさんが「歩く地域情報誌」なのだ。

さすがに、この地域にどっぷりとつかって長年生活しておられるだけのことはあると感心しきり。

いや、自分が地域のことをあまりに知らなさすぎるのだろうか。

元気が出たところで作業を再開する。

後半の作業も早い。

今日予定していた220箱が完成。

予備に、もう5箱追加して225箱に土を入れ作業終了。

作業小屋の片付けをして、反省会です。






                         






小休憩に続いて反省会でもいろんな話で盛り上がる。

この頃、職場の若い人たちの中に「自分の仕事はするが他の事はしない」とか

「職場を離れてまで職場の人との付き合いはしない」と割り切っている人を見かけることがよくある。

今の若い人風に言うと、自分の仕事ではない時間・給料にならない時間は「無駄な時間」と言う。

しかし、地域だけに限らず、今このような「無駄な時間」がとても貴重なのではないだろうか。

経済的に考えても時間的に考えても米づくりや農業は割に合わない。

特に本職との掛け持ちとなると、苦痛に感じることも多い。

しかし、今日のような農作業を通して、この地域に所属しているという安心感や連帯感もある。

お世話になりっぱなしだが、またお返しをしなければとも思う。

このような「無駄な時間」を職場でも地域でもたくさん過ごしていることが、

長い目で見ると自分にプラスになってかえってくるのではないかとも思う。

しかし、本職が忙しく睡眠時間もとれない状態の時に農作業が重なったりすると、

前述の内容とまったく逆のことを考えている自分がいる。

結局、何が言いたいのかと自問自答。

5軒のみなさん、お世話になりました、次回5月6日の籾撒きもよろしくお願いします。




                                備前焼の作品紹介




反省会で、出た話題に「備前焼」がある。

その話の延長で隣のおじさんが備前焼きの作品をつくったと聞いた。

備前の土を使って自分が作ったものを備前の窯で焼いたものだそうだ。

自慢の作品の中から、いくつか載せてみる。





                





丸い模様は窯に入れる時に丸い焼き物を作品の上に置いておくそうだ。

線状の模様はワラを置いておくそうだ。





                         





味わいのある作品が多い。





                               田植え前の耕し



5月2日(土)午後

1枚目


              before                    half                    after
                    



5月3日(日)午後

2枚目

                   before                                  after
                





                   3枚目                                  4枚目

                





                    5枚目                                  6枚目

                





                                      7枚目

                          





以上で耕し終了、次回5月下旬に水を入れて代掻きをするまではこの状態で置いておく。

ご苦労様でした。

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