イイダコポイント→

               多度津へイイダコ   090921


  今年のイイダコは早い、8月のお盆あたりから「たくさん釣れている」という情報があった。

  今日は、そのイイダコの試釣をしてみる。

  早朝から出かけたいところだが、ひとつしておかなければいけないことがある。

  お彼岸に向けての墓掃除が、まだできていない。先週、やりかけて途中やめになっている。

  6:30、お寺の墓地へ。

 

  さっそく掃除をし雑草をとり、お盆の残骸が残る花立てをきれいにし、新しいシキビを入れる。

  線香を立て拝む。「ご先祖様、掃除が大変遅くなり申し訳ありません」さらに・・・・・

  「今日の釣りが安全で楽しく、たくさん釣れますように」と、お願いも。

  先祖も釣りのお願いまでされたのでは、たまったものではない。

  いやいや、そんなことはないかもしれない。

  墓の中のじいちゃん(祖父)は、芦田川漁協の組合員であり、投網をもって年中芦田川に入っていた。

  孫の自分を釣れて行き、獲った魚を投網からはずし、それをカゴ(当時「ほぼろ」と言った)に入れさせた。

  カゴに何杯も獲ったハヤ・フナやアユを持ち帰ると、いつもばあちゃんの大声が・・・。

  「こぎゃあに、ようけえ獲って来てどうするいうこともにゃあ。だれがこしらえる思うとるんよ」

  じいちゃんは、ややへこみながら、だまって焼酎のストレートを湯のみであおった。

  それでも獲ってきた魚は次の日に甘露煮や素焼きに変身していた。

  墓の中のじいちゃんは「ぎょうさん釣ってこにゃあいけんど」と、言いたいことだろう。



  8:00、墓から帰宅し釣りへ出かける。

  途中、釣友を乗せ釣道具と餌を仕入れ、9:10、マリーナへ到着。

  すでに3人の釣友は待っている。

  さっそく出港する、そこでボートの航跡を入れた写真を撮ろうとして異変に気づく。

  一晩充電したはずのデジカメに「充電が必要」の警告が表示されている。

  おかしい、そんなはずはないと何度も撮影を試みるが、やっぱりだめだ。

  しょうがない、今日は携帯のカメラで少しだけ撮ることにしよう。


          
                                 今日は、波も風もない


  今日は、波も風もない、久しぶりに30ノットで航行することができる。

  多度津まで35分の予定だ。


       


  途中、浚渫(しゅんせつ)船が作業をしていたので遠回りをして白石島近くまで行き多度津へ向かう。

  JFE沖を浚渫工事をしている 。

  喫水の深い大型貨物船が来るので海底の土砂等を掘りあげなくてはならないということだろうか。


                    

  
  やってきました多度津港前。近づいてみるとけっこう船が出ている。


                 
              東には瀬戸大橋が見える
  
  
                 
                          イイダコの仕掛け各種


  イイダコの仕掛けは、いろいろあるがいつも使っているのは上写真中の左、イイダコテンヤ。

  ここで1時間、約100杯のイイダコが釣れたところでアジ狙いに移動することにする。

  二面島東の大アジポイントへ。


                   
                             二面島
  

  船はそこそこ集まっているが、釣れない。ホゴメバルが1匹釣れたのみ。

  ここはあきらめ、北木島南側のタチウオポイントへ移動することにする。

  このタチウオポイントは、いつ来てもたくさんの船がいる。


                 
                       HP「週刊つり太郎WEB」より


  しかし、今日はどの船も釣れている様子はない。あまり期待できないかもしれない。

  1時間がんばりタチウオ1匹釣る。

  
                    
                       90cmあまりのタチウオ


  今日は、多くのポイントで試釣してみる。

  まったく波がないので移動が苦にならない。

  次は、金風呂水道のママカリポイント近くでメバルを狙ってみる。

  以前メバルの良型が釣れたポイントだ。

  行ってみると潮が速い。しばらく頑張るが釣れる雰囲気がない。

  さて、最後に定番の「ハチカサノ瀬」に行ってみよう。移動する。

  15分後ハチカサへ到着。


        
          ハチカサノ瀬浮標               ここでは釣果がだんだん増えてくる


  魚群探知機に魚影が映ると必ず釣れる状態が続く。

  この状態が続いているとヤズ(ハマチの幼魚)が釣れることが多い。

  今日はどうだろうか。

  しばらくアジ、サバ、カマスが釣れ続くがヤズは上がらない。

  15:30、納竿とする。


                 
                          今日の釣果


  今日は、風、波ともなく瀬戸内海の広範囲を釣り歩くことができた。

  それにしては、釣果がもう一歩か。

  イイダコ100杯、アジ・サバ・カマス100匹以上


                    今日の釣魚料理

  イイダコ10杯と子アジを料理してみる。


    
         塩でヌメリをとったイイダコ                     沸騰した湯に入れたイイダコ


  @ イイダコを、たっぷりの塩を使ってもみほぐすようにしてヌメリをとる。

  A 塩を小さじ1杯入れた水を沸騰させイイダコを入れる。

  B 再沸騰して5分あまりで火を止める。


           
                               茹でダコできあがり



                  
                            持ち帰ったアジ・カマス

   
   小さいが、お造りにしてみよう。

   @ 洗って、鱗、内臓を取り除く。

   A 2〜3匹は頭を残して3枚におろす。

   B 腹骨をそぐ。

   C 皮を剥ぐ。

   D 皿に活き造り風に盛り付けをする。(小さな茹でイイダコも1杯盛り付ける)


         
                        アジ・カマスの「活き造り」できあがり

  今日は、夕食後に料理したので、まだ味見をしていない。

  明日、冷たい飲み物と一緒に味わってみよう。それまで冷蔵庫の中で待機してもらおう。



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