091004
今年は、雨が続いて田んぼがぬかるみ稲刈りができない日が続いていた。 今年の稲刈りは天気に恵まれない。
10月3日(土)やっと、もち米から稲刈りが始まった。
3日(土)は本職の仕事で出勤のため稲刈りは近所の5軒の方々にお任せした。 帰宅してから稲刈りの様子を聞いてみた。
2日まで降り続いた雨のため、田んぼはぬかるんで稲は倒れていたのでコンバインでの刈り取りが難しかったそうだ。
今日(4日)は、露の落ちた9:30から作業を始める。
昨日(3日)、刈り始めたもち米の残りを刈り取り、稲わらを乾燥させるためハゼを組み稲わらを掛けていく。
普段はコンバインで籾をとりのぞいた稲わらは切り刻んで田んぼに撒いていくが、このもち米の稲わらは、
多くの神社や一般の方々からしめ縄用に使いたいという注文と町内のとんど祭りに使いたいという注文がきている。
これらのことがなければ、コンバインで刈り取りと同時に稲わらを切り刻んで田んぼに撒いて終りなのだが・・・。
子ども神輿の小学生は少なくなった、5〜6人か。保護者の中には、おじいちゃん・おばあちゃんも。
今日は、町内の子ども神輿の巡行が行われている。田園風景の中をねり歩く。
この地域の田んぼは、まだどこも稲刈りが行われていない。 今年のもち米は、とても長く成長した。
8月に、やや水が多過ぎたようだ。そのせいでもち米はすべて下写真のように倒れてしまった。
こんなに倒れた稲は久しぶりだ
倒れた稲は、コンバインでの刈り方が難しい。行っては戻りを繰り返しながら刈っていく。
行きだけ刈り取り戻るときはバックで戻る。効率が悪い。 時間をかけて、やっともち米すべてを刈り取り、休憩に。
ここではアルコールはない。 この柿は珍しい。富有柿より大きく中は茶色でとても甘い。
ここで、近所の方が栽培されている珍しい柿が出された。
富有柿より大きく、果肉はこの地方で「きねり」と呼ばれている柿のように茶色をしていてとても甘い。
水分補給も済ませて次の作業へ。
さあ、しめ縄ととんど用の稲わらを乾燥するために稲わらを集めてハゼに掛けていこう。
杭を立てハゼをつくり稲わらを掛けていく ハゼに稲わらを掛けて作業終了
この作業をしていると昔の稲刈りを思い出す。
数十年前は、手作業で刈り取った稲を束ねて、そのまま(籾のついた状態)でハゼに掛けていた。
当時のハゼは3段4段もあり、上に稲をかける人が上がり、その人に稲の束を投げあげていた。
ハゼにかけ終わると、天日で自然乾燥した。そして、稲を脱穀した。
さらに、とうす作業をし米にしていた。手間をかけて米づくりをしていたものだ。
それに比べると現在の農業は機械化され、労働力はなんと軽減されていることだろう。
しかし、その機械を使うための時間がない。昔のように多くの人が専業農家ではない。
ほとんどの人が他の仕事を持って、米づくりをしている。
他の仕事は、土日にも及ぶことが多い。機械化されたがその機械を使う時間がないという状況だ。
さて話を戻そう。
次に、乾燥させるためにもち米を乾燥機に入れる。昨日のもち米はすでに張り込み済みだ。
今日刈り取った分も入れる。
米の温度は29℃ 含水率22.1%
張り込み後、すぐ米の状態をチェックする。 含水率が22.1%は、かなり高い数値だ。雨が降り続いていたからだろう。
これを14%台まで乾燥させる。1%数値を下げるために約2時間かかる。
ということは、えーっと、約8%下げるわけだから、2を掛けて、16時間かかる計算になる。
乾燥機に入れた時間が正午だから乾燥終了は明日の早朝ということになる。
ということは、明日は「朝から乾燥した籾のとうすを2時間ほどかけて作業して、露が落ちた10時ころからうるち米の
刈り取りという日程になるかな」なんてことを作業に参加できない自分が言ってもしょうがない。
「とうす」作業も5軒のお年寄りのみなさんにお願いするしかない。
また明日からの「うるち米」の稲刈りともどもよろしくお願いします。
今日の作業、ご苦労様でした。お世話になりました。
田んぼの近くの西洋アサガオ | 田んぼの近くのホウキグサ | カンナの花 | |
この地域でキネリという柿 | この地域でスクモキネリという柿 | 今シーズン最後の栗 | |
まだしばらく食べられるイチジク | 稲わらの野焼き | 通りかかった子ども神輿の一団 |