100627
「SPACE461」のマスターから「山田岳ギターリサイタル」の案内をいただいている。
しかし、仕事の関係で今日時間が空くかどうか分からなかったので予約をとることができていない。
午後2時開演だが、午前中マスターに連絡してみると、まだ席はあるとのこと。
久しぶりにバリバリのクラシックギターを聴いてみよう。
福山市芦田町の「SPACE461」へ出かける。
HP「SPACE461」より
「GAK LOG」より
1:45会場に入る。 なるほど、マスターが午前中「まだ、席はあります」と言っていたが、そのとおり。
まだ席に余裕があるようだ。 聴衆は自分を入れて18名。 演奏者の息づかいやタッチの音まで聞こえてきそうだ。
迫力のある演奏が聴けそうだ。
今日のプログラムは、がちがちのバロックから、まだできたて湯気が出ているような現代曲まで様々な曲がならんでいる。
ピアノとチェロをゲストにギターとのコラボもある。 この曲は日本での初演になるとのこと。
山田岳さんの何事にも挑戦するという性格がこのプログラムにも表れているようだ。
山田岳さん独特のギターを立てた演奏スタイル。 足台を使わないで膝にも支えを当てない新奏法だ。
不思議なので終演後、山田岳さんに尋ねてみた。 すると「足台を使っていて腰を痛めたので、この奏法にしました」とのこと。
しかし、膝の上にもギターの支えがない。 彼はギターを、両足でささえている。 そしてさらにギターの裏に・・・・ている。
・・・・部分は、企業秘密ということにしておこう。 また、コンサートでじっくり観察してみてください。
アランフェス協奏曲2楽章は、もちろんオーケストラとではなくピアノとの協演になる。
プログラムすべてが終了すると、盛大な拍手が続く。 もちろんアンコールを求める拍手だ。
山田 岳さんが再び登場すると、「最後に、みなさんよくご存じの・・・・」、おっ「アルハンブラ」かな?
「・・・・・アルハンブラの想い出を、お聴きください」と、聴き慣れたトレモロ奏法でアルハンブラの想い出が始まる。
山田さんのトレモロは、個性的だ。 「自分が好きなトレモロはもうすこし粒が揃っている方がいいかな」などと思いながら聴く。
この時、ふと思ったことだが「曲に合わせて場内の照明を変化させてもいいのかな」と。
映像関係のお仕事もされているマスター、どうでしょうか? それはさておき、やはりライブはいい。
ギタリスト魂を呼び起こされる。 が、今は人に聴かせるような曲に仕上げるための時間がない。
また、じっくりと時間をつぎ込んだ練習を再開してみようという思いはあるのだが・・・。
山田 岳さん、ありがとうございました。
6/27(日)
福山市でソロリサイタル。会場のspace461さんはとても響きがよく、ギターにはベストな会場でした。
福山では初めての公演だったのでお客さん入るかな?と思いましたが、
予想以上に多くご来場いただき、現代音楽にもとても興味深く耳を傾けて下さって
音楽やっててよかった、と思えるコンサートでした。
山田 岳さんのHP「GAK LOG」より