ハチカサで試釣  100814


長い間、ボートフィッシングに出かけることができなかった。 

が、昨日「明日なら釣りに行ける」ということになった。 釣行日は、お盆のど真ん中。 

しかも、釣友のみなさんに連絡したのが昨日。 これではみなさんも、それぞれ他の予定があろうというもの。


毎度のことながら、計画性のない釣りを実行することになる。 今回は総勢3名。

8:30、山陽マリーナへ集合する。 このマリーナを使用できるのは、あと何回だろうか。

今年いっぱいでこのマリーナは、無くなり、経営者が替わってボート展示場になる。

工事が9月から始まるので9月中にボートを他のマリーナへ移動しなければならない。

このマリーナは13年間使わせていただいた。
 どのポイントへ行くにも都合のいい場所だった。

残念でさみしいが、しかたがない。


荷物を積み込み出港する。 いつものことだが、出港するときの期待感は大きい。 


        
       
今、潮は低い。マリーナの桟橋もずいぶん下げている。                       鴎風亭の前を通過



大漁が約束されているような会話が続く。 「たくさん釣れた小アジ・大アジ・ヤズをどうする?」等。

まさに、『獲らぬタヌキの・・・・』。

まず、ハチカサノ瀬で様子を見ようということになる。 ここは下げ潮でいい思いをすることが多い。

14:00が満潮なので、まだ潮は上げている。 魚探にも魚影は、まったく映ってはいない。


                    
                               
ハチカサノ瀬浮標


9:20、魚影は見えないが、しばらく竿を出してみることにする。 仕掛は『鳴門船サビキ』。 あたりがない。

水深20m辺りでやってみるが、魚探にも反応が無い。 まだ、下げ潮までには、かなり時間がある。

それまで、横島の横山海岸辺りに行ってみよう。


    
      横山海岸の西波止、この沖にボートを掛ける                    西の当木島方向を見る             東側の砂浜では2〜3グループが海遊び


ここでは、20cm超級の良型キスがぽつぽつと上がってくる。 この時期にしてはめずらしい。

シーズン始めにはこのような良型が上がってくるが、8月中旬にこの型はうれしい。

しばらくキスやギザミを釣ったところで、釣友の1人が、「ここはアオリイカも釣れるしタコも釣れるポイントなんじゃ」と、

タコテンヤを取り出しタコ釣りを始める。 そういえば、この西波止にはイカの墨がたくさんついている。

アオリイカはよく上がっているらしいが、タコはどうかな? タコなんて釣れないんじゃないのかな?

キス・ギザミも低調になってきた。 その時、タコテンヤで釣っている釣友がなにやら叫んでいる。

「地球を釣ったんか、いや違う、なんか上がってきとる、重い・・・・」

大きなゴミでも引っかけたのでは? と注目していると、上がってきたものを見て驚いた!

2kgはあろうかと思われる大ダコ。 海面まで浮いてくると墨を吐く。 すぐに手を伸ばし、わしづかみにしてイケスの中へ。

誰かが「タコに魚を食べられるんじゃないか?」と。 タコを蓋付きのポリバケツに入れ替え海水を入れてやる。

すると、どういうわけか、みんなもうこのポイントでは満足した雰囲気になる。

11:30、まだ満潮にはなっていない。ハチカサへは、まだ早い。 横島の地蔵鼻あたりでグチでも狙ってみよう。


                    
                                
横島、地蔵鼻


地蔵鼻沖にアンカーを掛ける。 地蔵鼻から釣りをしている人たちが、目の前に船が来ると投げづらそうにしている。

早々にアンカーを上げハチカサノ瀬へ移動する。 


                    
                        
宇治島がこのように見える位置が瀬の真上辺りになる


12:00過ぎ、ハチカサでやってみる。 サビキ仕掛けを下ろした直後、すぐに大きな当たりがある。

ドラグを調整しながら、対応する。 この仕掛けのハリスは0.6だっけ?0.8だっけ? どっちにしてもかなり細い。

慎重にやりとりしながら上がってきたのは、40cm級アジ。 タモで掬ってもらう。 これから釣れ始めるかという雰囲気になる。

しかし、あとが続かない。 全くあたりもない。 1時間ねばって諦める。

走島へ移動しよう。


        
           
写真中央の小さな浜の沖で釣る                             こちら側に投げるとキスの釣れる確率が高くなる


13:30、唐船天女浜の西で竿を出す。 ギザミがぽつぽつと釣れてくる。 たまにキスが混じっている。

途中、麦わら帽子が風に飛ばされ泳いでとってくるというアクシデントがあったが、海に入って気づく。

真夏でも海に入ると「冷たい!」と感じるが、この夏はそれを感じない。 気温だけでなく海水温も高いということなのか。


      
 
海の家? 宿泊施設? 今風の施設ができている。 護岸も完成している。 そのため、砂浜は以前の半分程度になった。   南に見える宇治島、またゆっくり行ってみよう。


3〜4年前、台風の影響で、横島の島周回道路(地蔵鼻付近)や走島の唐船天女浜は、大きな被害があった。

横島の地蔵鼻辺りの道路は翌年復活をしていたが、走島の唐船天女浜も以前は無かった護岸が完成し見違えるようになっている。

この護岸は昨年くらいに完成したものだろう。 しばらく工事中だったような気がする。

そうか、ここは知り合いの一瓢組が工事をしたと聞いている。 工事関係の人がここで夜釣りをしてメバルをたくさん釣ったと聞いている。

15:00過ぎ、このポイントも諦める。 釣友の「もう一度、ハチカサノ瀬に行って帰港しよう」のリクエストに応え、ハチカサへ。

本日、三度目のハチカサノ瀬で釣り。 釣友が竿を出すと突然の引き。 上がってきたのはアコウ。 

釣れ始めるのかと思いきや、またもあとが続かない。

16:00前、本日の釣り終了。 

例年だったら、ハチカサノ瀬で釣れる時期だが、今年は海水温が高くまだ、アジやヤズは釣れない、ということにしておこう。

また、次回は海水温が下がり、良い釣果に恵まれることでしょう。


    
                              
今日の釣果


今日も、いろんなポイントを釣り歩いた。 瀬戸内海を西へ東へ。 


    
          
今日の釣り行程 : 山陽マリーナ → @ → A → B → C → D → 山陽マリーナ



                   今日の釣魚料理


今日は、少ない釣果の中から大物ばかり2匹いただきました。 大ダコと40cmアジ。 ありがとうございます。


        
             
塩もみをしたタコ                                 鱗と内臓をとろう


タコは、まず刺身で食べてみよう。 塩もみをして丁寧に洗ったタコの足を1本切り取り生刺身用にとっておく。


                   


生タコの足1本は、吸盤を切り取り皮を剥ぐ。 適当な大きさに切り、盛りつける。

吸盤も、コリコリとした歯ごたえがあってうまい。 一緒に盛りつける。


    
                         
生タコの足刺身アジの白子添え


残りの7本足になったタコを茹でる。 茹でタコの足1本を刺身用に切り取る。


        


茹でタコの足を適当に切り分け、盛りつける。


    
                             
茹でタコの刺身


アジは、内臓と鱗を取り除く。 シンプルに軽く塩をふりかけ塩焼きにする。


                   
                           
内臓・鱗を取り塩をふる


    
                
アジの塩焼き(皿の選択ミス、もっと大きな皿を、しかも焼きすぎ)


追加に、もう一皿。 これは購入したマグロです。 釣ってきたものではありません。


    
                             
マグロの刺身


釣りの後、料理に励み、できた料理を撮影したあとは、一人反省会。 やはり、新鮮な釣魚料理が一番美味い。

いや、購入したマグロの方が美味い? かも? それと冷たい飲み物が、美味い!

次回の釣りでは、みなさんが持ち帰りできるような釣果をめざしましょう。


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