境ガ浜から初出港       101010



ここのところ、マイボートに関わる機会が多い。

山陽マリーナから境ガ浜マリーナへ保管場所を移すことに関して、様々なマリーナや船を見てきた。

その動きの中で、「マイボートに、いろんな意味でもっと関わってやらなければ・・・」という意識が芽生えてきた。

もっとボートのケアをしてやりたい、もっと使い勝手の良いものにしたい、と思う。

それと、出港回数も増やしたい。 もちろん時間のあるときに限るが・・・。




                         
                                    HP「境ガ浜マリーナ」より




今日は、稲刈りも一段落し、気分的にゆったりしている。 このようなときは海に限る。

私用を済ませ、9:30、隣のおじさんと一緒に出かける。 近くの大型店の駐車場で釣友一人を乗せ、境ガ浜へ向かう。

マリーナで、もう一人合流する予定だ。 今日は4人での釣行となる。

10:40、マリーナで船を下ろしてもらい、海上で給油する。 




                 




スタッフが乗船し、出港する。 海上の通路にバックで出る。

毎度のことだが、この時には大物が釣れるのではないかと胸が高鳴る。 




                 
              
境ガ浜マリーナの陸上保管艇                                               境ガ浜マリーナが遠くなる




出港時の船内は明るい話題で持ちきり。 40cm級のアジ・ヤズがたくさん釣れる予定なのだ。

陸上保管艇を横に見ながら出港する。

当然のことだが、山陽マリーナを出港するときとは景色が違う。 目の前に見えるのは百島。

続いて、横島・田島が見えてくる。 しばらく東へ走ると、内海大橋が見えてくる。




                 




内海大橋の下では、タコ・カワハギ・ギザミ・キスなどが釣れると聞く。

橋脚の近くで船を掛けて釣りをしている。 カワハギかな? 内海大橋を通過すると、右手に田島のフィッシャリーナが見える。 

ここは釣りの好ポイントに近いマリーナだが、田島まで車で来るのには、やや時間がかかりすぎる。

ここも新規マリーナの候補として検討したが、時間的なもので候補からはずした経緯がある。




                 
               
    フィッシャリーナ                                                      クレセントビーチ




すぐ、クレセントビーチが見える。 ここは最近、若者たちのウェイクボードのエリアになっている。

このスポーツは真冬以外は可能だそうだ。 いや、真冬でも楽しんでいる人がいるそうだ。




                 
                  
あぶと観音                                                            豊島




あぶと観音の前をすり抜けると視界が開ける。 西を見ると豊島・高井神島・魚島・江ノ島がはっきり見える。

昔、豊島・高井神島へは職場の先輩たちによく連れて行ってもらった。 いつもメバルの夜釣りに行っていた。

この豊島は、最近リゾート開発が進んでいる。 豊島コミュニティセンターができ、食事や宿泊ができるようになった。

さらに、数年前には、「ヴィラ風の音」というホテルもできた。 このホテルは鞆港からサロンクルーザーで送迎してくれる。

ただ、料金設定が高いのが難点だ。 一泊、6〜7万円。 俗世間と時間を忘れてリラックスできるのはいい。

しばらく走る。 11:30、ハチカサノ瀬に着く。 今日は、他にも3艇釣りをしている。 今日は(も)、ここで粘ってみよう。




                 
                
ハチカサノ瀬浮標                                               ハチカサノ瀬から見る宇治島




早速、サビキ仕掛けをつけて投入する。 魚探にも魚の群れが映っている。

当たりがある。 しかし、上がってくるのは小アジばかり。




                 
               
ハチカサノ瀬から走島を見る                                          小アジ・メバル・サバ・カマスなど




小アジに、良型メバル・サバ・カマスが混じって上がってくる。 しかし、今日のお目当て、40cm級のアジ・ヤズが上がらない。

2〜3回、それらしき大きな当たりと引きがあったが、ハリスを切られたりバラしたりした。 大物は、いるらしいが数は少ないようだ。

今日、大物は釣れないようだ、と諦めかけていた14:30頃。 大きな当たりと引きがある。 竿が大きく曲がったまま。




                        




竿は大きく曲がったまま、竿先は海中に向かってさらに引き込まれている。 大物は、なかなか姿を現さない。

上がってきたのは、40cmアジ。 




                 
                40cmアジは1匹                                                   また小アジが釣れ続く 




狙っていた大アジが上がると、俄然船内は活気づくが、また小アジばかりが釣れ続く。

15:00、もうこれ以上頑張ってもだめでしょうということになり、納竿とする。




                              
                                        
この日の釣果




今日の釣果。 小アジ150匹、大アジ(40cm)1匹、カマス(20〜23cm)10匹、メバル(18〜20cm)4匹、イワシ(15cm)20匹。

アンカーを上げ、北西に針路をとる。 いつの間にか風が出て、白波が立っている。 波高は1mを越えているようだ。

釣りの後半は波で船がかなり揺れていた。 しかし、マリーナへ向かって移動を始めると揺れが少なくなる。




                 
              
正面から風と波を受けながら進む                              元室浜海水浴場




室浜は、まだ海水浴場なのだろうか。 いつも、「昔は・・・」ということになるが、またまた、昔は海水浴場だった。

30年ほど前、大潮の干底にはアサリがたくさん捕れていた。 今は、ここのような自然の海岸線はほとんどなくなった。

最近まで福山の田尻町に少し残っていたが、2〜3年前、埋立工事が行われ、なくなってしまった。 

今、自然の海岸線が残っているのはこの辺りだけではないだろうか。

しばらく進むと、あぶと観音が見える。 すぐ、あぶと館の前を通過する。




                 
                   
あぶと観音                                                        あぶと館




あぶと観音には5〜6人の参拝者が見える。 安産の神様、母乳の神様で有名だ。 

海から見るとそうでもないが、あの本堂の上に立ち海を見ると足がすくむ。 

本堂の周りの狭い縁側は少し外に傾斜し低い手すりがさらに恐怖感をそそる。 


しかし、今見ると昔とすこし違う感じが・・。 最近建て替えられたのか?

あぶと館の海側では、釣りをしている人がいる。

やがて常石造船の横を通過。




                 




この辺りまで帰ってくると海はとても穏やかだ。

ここで、マイボートが入港することをマリーナへ連絡する。 




                 
     
            マリーナと山上には「ベラビスタ境ガ浜」が見える                                         ボートを陸上に上げてもらう




マリーナが見えてくる。 陸上で船体洗浄をし、エンジンに清水を通す。 ボートの戸締まりをする。

今日は、大物が少ない。 出港の時は、9月5日のような釣果を期待していたが、うまくいかないものだ。

また、次回に期待しよう。 

帰宅後、隣のおじさんと反省会を街の小料理屋さんで行う。

みなさんにいただいた釣果は、その反省会に持って行き料理していただく。

料理のプロの手にかかると、カマスも小アジも大変美味です。


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