110103
昨年末から、冬型の気圧配置が続いている。 当然、厳しい寒さも続いている。 年末、12月30日の釣行も中止になった。
その時、次は1月3日に出港しようかということになっていた。
元旦からも冬型の天気が続いているが、今日3日はやや冬型が緩んだようだ。
7時に家を出て、職場へ。 当番の仕事を30分で済ませて、釣友を迎えに福山市内へ。
釣友を乗せ、境ガ浜マリーナへ向かう。 途中、釣具屋でサビキ釣りの保険として青虫を購入する。
マリーナへ着くと、すでに釣友2人は荷物を持って桟橋で待っている。
境ガ浜マリーナ 常石造船のクレーン群
さっそくボートに乗り込み出港する。 今日のスタッフは4人。
いつもは、出港のときだけでも大漁の予感で気分はウキウキになるのだが、今日はそのような気分ではない。
この寒さと、ネット上での情報などから、あまり釣れないだろうという予想がつく。
この時季は、相当確かな情報と実績があるポイントがないと大漁というわけにはいかない。
ところが、今日行くポイントは1月・2月には大漁の実績のないところだし、この辺りのいい情報もない。
しかし、大漁の可能性は0%ではない。 元気を出してがんばってみるとするか。
前方には内海大橋 阿伏兎観音
田島の北側を東へ走る。 やがて内海大橋が見えてくる。 内海大橋の下では、ボートが2艇釣りをしている。
4〜5本の竿を出している。 どうやら、カレイを狙っているらしい。 しばらく走ると阿伏兎観音が見えてくる。
阿伏兎観音を抜けると、小さな波がある。 一路、ハチカサノ瀬へ向かう。
@ ハチカサノ瀬に着く。 2艇ほど釣りをしている。 仕掛けから見てメバル狙いのようだ。 小さなジグかルアーでやっている。
ハチカサノ瀬の近くで釣っているボート ハチカサノ瀬
ハチカサノ瀬の斜面で釣れるようにアンカーを掛けようとするがなかなかうまくいかず、2回掛け直しをする。
なんとか斜面に掛けて釣りを始める。 あたりらしきものはあるが、なかなか針に乗らない。
しばらくすると、メバルが上がってくる。 ぽつりぽつりとメバル、ホゴメバル(カサゴ)が上がる。
上がってきたメバル ハチカサから鞆の浦方面を見る
しかし、しばらくするとあたりが遠のく。 昼過ぎには次のポイントへ移動することにする。
ひらめいたのが、グチポイント。この時季、冬場にグチは深場に溜まっていることが多い。
そのポイントが、百貫島北側の深場。 魚探でみると百貫島のすぐ北側に水深25〜26mの落ち込みがある。
昔、冬場に何度かグチの数釣りをしたことがあるのを思い出す。 百貫島を目指し移動する。
はるか遠方に見える百貫島 百貫島北側について百貫島灯台を見上げる
A 百貫島北のグチポイントに着く。 餌で釣る人、サビキ仕掛けで釣る人、いろんな釣り方をするがあたりらしきものがない。
潮は東から西へかなり速く下げ潮が流れている。 釣れる雰囲気はあるが全く釣れない。
久しぶりに百貫島に来た。 何年ぶりだろう。 すぐ近くの横島まで来たり、因島・弓削島へ行くときに近くをすり抜けることはある。
この百貫島灯台は威力がある。 この光は遠くまで届くらしい。 瀬戸内海を航行する船から頼りにされる灯台として有名だ。
この時季には、この辺り一面にノリヒビが設置してあるのでボートは近づきにくい。
油断すると海苔業者のみなさんとトラブルになることがある。 気をつけたいものだ。 夜には近づけないポイントだ。
南側は、遠浅の岩場になっている。 ホゴメバル(カサゴ)がよく釣れていた。
それにしても、今日は釣れない。 20分ほど粘ったが、移動することにする。 竿をあげると、なんと良型のグチが上がってきた。
が、もう釣れる雰囲気はないので、横島の地蔵鼻目指して移動する。
横島の地蔵鼻
B 地蔵鼻、このポイントは、「グチポイントとカワハギポイントが狭いエリアの中にある」とスタッフの一人が言う。
アンカーの掛け方が難しい。潮の流れを読んでアンカーを掛けた後のボートの動きを予想してアンカーを落とす。
何度も繰り返すが、結局ポイントの真上につけることができないまま、釣りをする。
狙いのカワハギは釣れない。 しかし、大きく竿を曲げて上がってきたのは、32cmのカレイ。
上がってきた良型カレイ
そして、季節はずれの22cmのキスが上がる。
投げ釣りの天秤仕掛けにして流線針を付け、投げて引き寄せてみるが、根掛かりが多い。
時間だけが過ぎていく。 釣れない。 もうひとつ試してみたいところがある。 当木島目指して移動する。
C 当木島東側の深場。 ここに水深45m程度の深場がある。この深場に魚礁があるらしい。
そこに魚が寄っているらしい。 魚探で魚礁を見つけることができない。
近くでは、この深場からのかけ上がりを投げ釣りで狙っているボートがある。 釣れている様子はない。
16時が近づいている。 今日は諦めがつく。
よく釣れていると、なかなか釣りを止めることはできないが、今日はすぐ止めることができる。
帰りは、当木島から百島方面へ向かう。 北東へ進む。 百島のだんご岩の前をすり抜ける。
すぐに北へ変針する。 やがて境ガ浜マリーナが見えてくる。 ここで、マリーナへ帰港の連絡を入れる。
このクレーンの下に船を入れるのは、けっこう難しい 陸上に上げてもらって洗浄、整備をする
5分後、帰港し船を陸上に上げてもらう。 エンジンを作動させて清水を通し海水を取り除く。
キャビンや船体を掃除して戸締まりをする。 今日の釣果は寂しいものだった。
また、次回に期待します。 スタッフのみなさんご苦労様でした。 みなさんは明日4日も休日だそうです。
明日ゆっくり休養をとってほしいと思います。
今日の釣果はさみしい
少ない釣果の中から、これらの魚をいただいた。
いただいた魚の鱗と内臓・エラを取り除き丁寧に洗う
今日の釣りは疲れた。 疲れている時は、料理も簡単に済ませたい。
魚には、それぞれ合っている料理方法があると思う。 しかし、今日は簡単に、すべての魚を一つの鍋で煮付けにしよう。
鍋に、酒・みりん・少量の砂糖・薄口醤油・少量の塩を適当に入れ、加熱する。 沸騰したら、下ごしらえをした魚を入れる。
蓋をして、15分ほど加熱をする。 できあがり。
皿に盛り付ける。 お正月なので、くわいと黒豆も一緒に盛り付ける。
今日の釣りについて一人反省会をする。 今日は、事前の情報が少なかった。
1月・2月の過去の実績も調べておくべきだった。 等々反省しながら、冷たい飲み物が今日も進みました。