JAZZ LIVE       &       さくら        110410




今日は職場に出かける。たまっている仕事を片付けなくてはならない。 しかし、今日はささやかな楽しみがある。

仕事が終わっても終わらなくても3時からJAZZLIVEを聴くことにしている。 そのついでに桜の花見もしてみよう。

久しぶりに季節を感じてみよう。 

2時30分、職場を出る時間になっても仕事は終わりそうにはない。 仕方がない。 LIVEに出かけることにしよう。

仕事は、その後にすることにしよう。

コンビニで買ったサンドイッチをかじりながら駅家の「CAFE DE LALA」へ向かう。 

15分前、会場に着く。 中からリハーサルの音が聞こえてくる。





            





ここに来るのは、久しぶりだ。 1年近く来ていないかな。 

今日の演奏は、備後地方で活躍する3人組の人気バンド「J.O.B」のメンバーにカオン(箱型の打楽器)担当の一人が加わっている。

この4人組のバンド名は、まだ決まっていない。 





                





メンバー紹介

YOSHI 人気バンド「J.O.B」の踊るベーシストとして活躍中。鋭いグルーヴ感が持ち味。
MACHIKO 和太鼓グループにも所属している。ここではカオン(箱型の打楽器)担当。今日が加入後初めてのLIVE。
IZUM あのバークレー音楽院でJAZZを学び、豪華客船にピアニストとして乗船し世界の海を回った。
現在は、地元での演奏活動と英語教室で生徒を指導している。
YOSH ロック、フュージョン、ジャズ何でもこなすマルチギタープレイヤー。熱いパフォーマンスで会場を沸かす。
地元で知られた釣り名人でもある。

演奏曲目

○ just the two of us

○ on the green dolphin st

○ what a wonderful world   など


聴いたこともある曲や、まったく初めて聴く曲もある。 聴いていて、もっと本来のジャズらしくアドリブを入れてもいいのかなと感じた。

1時間ほどの演奏であったが、スタンダードジャズを聴きながらのんびりとした日曜日の午後を過ごすことができた。

「cafe de lala」のママさん、素敵なLIVEをありがとうございました。



さて、JAZZ LIVEの後は、職場にすぐ帰るわけにはいかない。 世間は花見で盛り上がっている。

行きたいポイントが2つある。 一つは職場に帰る途中にある「服部の大池」と広瀬にある「菅町のしだれ桜」だ。

まず、駅家町法成寺(えきやちょうほうじょうじ)の服部大池に着く。 堰堤の桜は、まさに満開になっている。

露店も並んで花見の雰囲気を盛り上げている。 たくさんの花見客で賑わっている。





                
       
        多くの花見客で賑わっている                      屋根がドーム形でモダンなデザインの取水塔





しかし、花見客のみなさんの雰囲気が例年と少し違う。 

毎年、各地の花見では青いビニールシートを敷いて飲食をしながら楽しんでいる光景を見かけるのが常である。

今日はそのような光景を見かけない。 やはり東日本大震災の自粛ムードの影響もあるのだろうか。

日本全国の花見会場でこのような状況なのだろうか、日本の経済はどうなるのだろうかと考えてしまう。

花見だけではない、さまざまな面で同じようなことがあるのではないか。自粛ムードも考えものかなとも思う。


この度の東日本大震災により被災されました方々には、心よりお見舞い申し上げます。





             





服部大池といえば、やはり「人柱お糸」物語が有名である。 堰堤には「人柱お糸の碑」もある。


人柱お糸物語


江戸時代初期(1643年)福山藩主水野勝成は、旱魃(かんばつ)対策として、
領内の農民を動員して服部川を堰き止め、備後最大のため池(服部大池)築造に着手しました。
しかし、工事中の土手が何度も何度も崩れてしまい難工事が続いていました。
そのため、当時の習しとして、水神さまに「人柱」を捧げて土手の安全を祈願することになりました。
人柱に選ばれ生き埋めにされたのが、当時16歳のお糸という娘さんだったそうです。
その後、工事は順調に進み2年で完成し、周辺の田畑を潤し続けています。
しかし、生き埋めにされたお糸さんには、許嫁(恋人)がいました。
その許嫁は、毎晩のように服部大池の土手に来て、お糸の名を呼び続けていましたが、
最後には、お糸さんの後を追うように自ら池に身を投げてしまいました。
お糸さんと許嫁を哀れんだ村人たちが、池のほとりに松とマキの木を植えて霊を慰めたそうです。
松とマキの木は、お糸と許嫁の姿であるかのように根と根が絡み合い、枝と枝がもつれ合って大樹になり、
お糸さんの話と共に語り継がれています。 しかし、2本の木は、昭和50年代に相次いで倒れてしまいました。
                        
HP「福山古墳ロードを歩こう」より抜粋 





さて、
次に広瀬の「菅町のしだれ桜」を見てみることにしよう。

R182を北上し、姫谷のドライブインの手前を右折する。 そこから2kmほど走ると菅町のしだれ桜がある。





                
      
    姫谷ドライブインすぐ手前、ここを右へ入っていく                          数百m走り、ここを左へ





                   
                   案内板を見ながら走る                    周りの山には白い花をつけた木がたくさんある、ハクレンではない?





道路標識を頼りに1kmあまり走る。 菅町のしだれ桜ポイントの駐車場に着く。

このポイントには花見客はいない。 この時期に誰もいないのは珍しいことだ。 坂道を下りて小林家に向かう。





                 
                 
駐車場の標識                                  桜の並木を見ながら坂道を下っていく




小林家から裏山をみると、しだれ桜が見える。 今年はちょうどタイミング良く、しだれ桜は開花を始めている様子だ。




      
           





何回か来ているが、なかなか見頃に来るのは難しい。 今回は少し早すぎたか、と言っても来週では満開を過ぎていることだろう。

小林家の方とお話をすることができた。 

「いちばんよい日に観に来られましたね。しだれ桜は開花時期が短いので来週には散りかけてますよ」とのことだ。

今日来て良かったと自己満足。  よしよし。





正面から観る


                          





左下から観る


                





裏山から観る

                        

                                 幹の途中で左に伸びている幹は切断されて痛々しい
                                                       右側の幹だけに花をつける






今日は、3方向から観賞したが、観る方向によって全く違う桜に見える。 不思議な桜だ。

樹齢330年ほどになるが、10年ほど前に枯れた大きな幹を1本切り落としたので見栄えはずいぶん悪くなったそうだ。

しだれ桜を満喫した後、小林家周辺の自生の植物・栽培されている植物を観てみる。





                           
                                     
前の畑に栽培されているムスカリ



                           
                                        
庭に咲いているハクレン



                            
                                        庭に咲き始めたスイセン



                             
                                        裏山に自生しているスミレ



                             
                                         裏山に自生しているタンポポ





今日は、「JAZZ」と「桜」と趣味領域を2つ刺激することができた。 「春」という季節も体感することができた。

ふだん、あまり季節を感じることが少ないだけに、季節を観て季節を感じて季節を味わうことをしなければいけない。

おっと、今日は春の味覚を味わうことをしていないが、それは次回にとっておくことにしよう。

さて、職場に帰ろう。 午後6時、職場に戻り仕事再開。 あ〜何時に終了することやら・・・・。


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