110703
地域情報紙に惹かれるコンサートが載っていた。 今日,駅家町のカフェ・ド・ララで15:00から行われる「ウクレレコンサート」だ。
出かけてみる。 14:40,カフェドララに入ってみる。
ここのカフェは,いつもテーブルやコーナーに手づくりの小物がたくさん置いてある。
珪藻土を使ったものなど興味深いものもある。
カフェの中ではリハーサル?練習?が行われている。 みなさん,ずいぶんリラックスしているようだ。
コーヒーセットをお願いする。
このウクレレハワイアンコーラスは,小川久志さんが指導されている。
小川久志さんとハワイとの関わりについて新聞記事から紹介をしてみる。
米ハワイ・オアフ島で6月11〜13日にある祭典「まつりインハワイ」を備後人で盛り上げようと、
元RCCラジオのパーソナリティー小川久志さん(63)=福山市延広町=が、参加者を募集している。
ホノルル市のカラカウア大通り一帯を会場とする祭典のステージで、1個人・団体につき15〜20分の出演時間を提供する。
最終日のパレードでは、参加者全員で「平和」をテーマにしたパフォーマンスを披露する予定。
定員200人で、既にオカリナやウクレレのグループなど約50人の参加が決まっている。
(2010/02/13 【中国新聞】 )
今日のコンサートをする人たちもこの「まつりインハワイ」に毎年参加しているグループだ。
コーヒーセットがやってくる。
涼しそうな雰囲気を出している天井の扇風機
出されたコーヒーセットを見て,人間の嗜好は変わるものだとつくづく思う。
なんと,トーストの上に乗っているのは「あんこ」である。あんことクリームが乗っている。 妙な組み合わせだ。
20代・30代の頃,こんな甘い食べ物は口にできなかった。 チョコレートも食べられなかった。
それが不思議なもので40代を過ぎた頃から甘いものが苦にならなくなった。
今では,自分でこんな甘いものを注文してしまう。
8人の女性がウクレレを伴奏にコーラスをする。 後ろで小川久志さんがキーボードを奏でる。
ハワイで行われた「まつりインハワイ」の趣旨や催し物でのエピソードなどを交えながらプログラムが進んでいく。
コーラスは,ハワイらしさを味わえるしっとりとしたものだ。 のんびりと聴ことができる。
歌詞はすべて現地語なので意味はまったくわからない。 雰囲気を味わうことになる。
小川久志さんのMCは興味深い話が多くある。
明治時代,政府の移住政策でハワイやブラジルに一番たくさん移り住んだのは広島県民だそうだ。
ハワイでは,当時の広島県民の方言がそのまま英語として使われているらしい。
よったり(四人),ちびる(すり減る),はぶてる(機嫌をそこねる)などはハワイでは英語として使われている。
一例として,備後弁で「はぶてとるん?」は,ハワイ英語で「What are you habute about?」のように使われているらしい。
また,小川久志さんによると,ハワイで一番多い広島県人が「まつりインハワイ」を引っ張って行くべきだとのこと。
小川さんは,毎年このまつりには多くの広島県人とハワイに出向き,ハワイの広島県人会との交流を盛り上げている。
今日は,単純にウクレレコンサートのつもりで聞きに来た。
しかし終わってみれば,日本の歴史や国,人とのつながりなどについて考えさせられたひとときだった。