１１０８０１今日は出張。午前中は、９時から福山市内の霞町で会議、午後は１時半から福山市鞆町で会議と、会議漬けの一日だ。
午前中の会議は１２：１０終了。 午後の会議は１３：３０から鞆町で行われる。
すぐ鞆町に移動して、ゆっくり昼食を摂ろう。 車で鞆町を目指す。
正面には「對山館」をリニューアルした「遠音近音」が見える
海側を見ると、弁天島・仙酔島が見える。 堤防の上には、釣り人がいる。
仙酔島と渡船場を往復しているのは、坂本龍馬に関係する「いろは丸」を模した「いろは丸渡船」だ。
このいろは丸渡船の船首（舳先）を見て、これはいただけないと思う。 いろは丸渡船の乗降口は船首である。
乗り降りの時は船首を上げて、船が移動するときにはまた船首を下げていた。 いろは丸渡船が営業を始めた頃はそうだった。
しかし、今日はいつも船首を上げている。 乗り降りの時も移動中も、ずっと船首はあがったままである。
これはいただけない。 興ざめだ。 いろは丸を模しているのならいろは丸らしく走ってほしい。
１２時半、せっかく鞆町に来たのだから海の近くで昼食を摂ろう。 どこで食べようか。
正面に「遠音近音（おちこち）」が、見える。 ここは、地域情報紙やマスコミでよく登場する落ち着いた和風旅館だ。
値段設定も高めで気軽に食事に入るには気が引ける。 また、リーズナブルな昼食があるのか調査しておこう。
今日は、鞆シーサイドホテルに入ってみよう。 車を停めてフロントに行く。
「２階のバイキングか隣の日本そばがあります」と教えてもらう。 そばが食べたい。
「作十」という日本そばの店に入る。 意外なことに店内は空いている。 さっそく注文を。 「日本そばセット」。
待っている間にお客さんが二人入ってくる。 平日の昼間、お客さんは少ないようだ。
日本そばセットは、かけそば・鯛めし・天ぷら（かぼちゃとエビ）・手づくり豆腐・ポテトサラダ・こんにゃくのようなもの？の６品。
これで、８５０円。 良いのではないでしょうか。 マスターも気さくに話をしてくれる。
この店のそばは、十割そばといって、つなぎとして小麦粉などは使用してないのでそばの味が引き立つことなど説明してくれる。
また、こんにゃくのようなものについて料理名を尋ねると丁寧に教えてくれる。 なるほどと納得する。 が、料理名を忘れてしまった。
店を出ると、１３：０５。 午後の会議は１３：３０から。 今、話題の「遠音近音」の辺りを１０分ほど散策してみよう。
「遠音近音」入り口
また、ここに宿泊してみたいものだ。 １３：２０になる。 さっそく午後の仕事へ向かう。
１６：３０、今日の仕事終了。 せっかく鞆町に来ているのだから、もう少し鞆の浦の雰囲気を味わいたい。
そうだ、鴎風亭でお茶でもしよう。
１階フロントロビーでグレープフルーツジュースを飲みながら瀬戸内海を眺める。
自分も年をとったのかなと思う。 以前だったら海の近くに出張すると仕事終了後、必ず海に出て竿を出していたものだ。
以前ではない、昨年もそうしていた。 それが、今年はこうやってお茶をしながら海を眺めている。
この夏は、特に暑いので竿を出す気になれないということにしておこう。
このホテルの隣に原漁港がある。
ここから原漁港の漁船の出入りを見るのもまたいい。 ここの漁船は、定置網か底引き網の関係だろう。
この時間帯は、漁を終えて帰港する船はほとんどないが、繋留されている漁船を見ているとワクワク感がある。
今日の出張は、仕事と趣味領域の海を味わうことができて良かった。