○ ハチカサノ瀬
○ 天女浜西側
○ 境が浜マリーナ



                      ヤズ狙いに    110812



今日は、釣友3人と釣行の計画を立てている。 船長を含め4人での釣りになる。

しかし、スタッフの数人から朝一で用事があると連絡が入る。 そこで、マリーナ出港は11時過ぎということになる。

近所のスタッフの一人と10時に待ち合わせてマリーナへ向かうことにする。

それではと、10時までに気になっている竹藪の除草をしておくことにする。 

8時、草刈り機に混合油を給油し、除草作業を始める。
 



草刈り機をはじめ多くの小型農業機械の燃料は混合油だ。

多くの車の燃料は、ガソリン。  何が違うのか。 エンジンのしくみにより使用する燃料が違う。
 
2サイクルエンジンは、混合燃料を使用する。  4サイクルエンジンは、ガソリンを使用する。

                        

○ 混合燃料は、潤滑油とガソリンを混合したもので、潤滑油(オイル)が内燃機関の中のピストンとシリンダの滑りをよくする。

 混合燃料を使用する2サイクル機関は燃費が悪い。 昔はガソリンと潤滑油の混合比が25:1だったが最近は50:1のものが多い。

 構造は簡単だが、燃費が悪い。

○ ガソリンは、シリンダの中で爆発するだけで、潤滑油(オイル)はエンジン底部にあらかじめ溜まっているので、燃料と一緒に

 給油しないで、定期的にオイル交換する。この機関は構造が複雑だが、燃費がよい。

マイボートは、2サイクルエンジンを付けている。 ただし、ボートの2サイクルエンジンはガソリンと潤滑油を別々に給油する。

混合油という形で給油しない。 ガソリンと潤滑油、それぞれがシリンダに入る時、50:1の比率で入るようになっている。

マイボートのエンジンは、寿命が近づいている。 今度エンジンを交換するとなれば、ガソリンの4サイクルエンジンになる。 

というのはボートエンジンの2サイクルは、すでに製造中止になっているから。

ずっと以前は、農業機械・乗用車・船と2サイクルエンジンも使用されていたが、数十年前から様子が変わってきた。

乗用車の2サイクルエンジンが無くなり、船の2サイクルも数年前から製造されなくなった。やがて、農業機械もそうなるのだろうか。

最近、エンジンの裏の表示に気づいた。 我が家の草刈り機の混合燃料は、50:1仕様だった。 

今まで何を勘違いしていたか25:1を使用していた。 そういえば今まで草刈り機の排気ガスの色が白いことが気になっていた。

完全燃焼をすると無色のはずだが・・と気になっていた。 50:1の燃料に替えると排気ガスも無色になり、スッキリした。



さて、8時に除草作業を始めて1時間半が経過した。 そろそろ汗を流して、釣行の準備をしよう。

急いで、準備をし待ち合わせ場所に行く。 釣友と二人、マイカーで境が浜マリーナを目指す。

途中、釣り道具屋さんに寄り、仕掛けと餌を購入し、11時過ぎにマリーナへ到着する。

釣友の一人は、すでに到着し少し早めのランチタイムをしている。 我々も、一緒にランチタイム。

残るスタッフはあと一人。 と、すぐ釣友が登場。 みんなでランチタイム。

マリーナの様子を見ると、今日はあまり出港している人はいないようだ。



        



マイボートはクレーンの下へ移動し、スタンバイ状態に。 10日の出港では遠出をしていないので燃料補給はパス。

ビルジもない。 すぐ出港しよう。



        



スタッフ4人が乗船し準備OK。 この時間帯、これから出港という時が、ワクワクタイムだ。

まだ、釣れてもいないのに、大漁の気分になる。 帰港の時とは大違いだ。



        
              
マリーナが遠くなる                                         内海大橋が近づいてくる



11:40、出港する。 今日は(も)、まずハチカサノ瀬へ行って、ヤズ・大アジ狙いをしてみる。

内海大橋を目指して進んでいく。  橋脚のそばでは1艘釣りをしている。 タコかな?



        



矢の島マリーナを右に見ながら東へ進む。 このマリーナも今日は、あまり船が出ていないようだ。

今日は、ハチカサノ瀬・走島天女浜の西側を狙ってみよう。

いつものように、阿伏兎観音を抜けると南東へ走る。



     



ハチカサノ瀬を目指して南東へ走る。 今日も波・風はない。 30ノット(約50km/h)で快調に走る。

30ノットでも、海上ではずいぶん速く感じる。 時速80kmくらいで走っているような感覚だ。

ハチカサノ瀬に着く。 



        
              
ハチカサノ瀬浮標                                       ハチカサノ瀬浮標から見る走島



潮の流れと風の向き・強さを確認する。

ハチカサノ瀬の斜面に仕掛けが降ろせるように、船を掛ける。 これがなかなかうまくいかない。

何回か、アンカーを掛け直して「まあこんなところかな」と、釣り始める。

使う仕掛けは、サビキ仕掛け。 ハリス0.6号、針5号、5本針。 錘は10号。

魚群探知機に魚影が映し出されると、そのあたりの水深へ仕掛けを入れる。 

ポツポツと、15〜20cmアジが釣れる。 本命のヤズ・40cm級アジは上がってこない。

釣友がなにやら魚を掛けて、やりとりに集中している。 ドラグの調節をしている。

海面をのぞき込んでいると魚の姿がぼんやり見えてくる。 「アコウじゃあ〜」というスタッフの声。

上がってきたのは、なんと30cmのホゴメバルだ。



             



さらに、20cm超のメバルが釣れる。  その後、小アジがポツポツ釣れ続く。

15:00、ハチカサノ瀬では、今日の本命は釣れそうにない。 諦めよう。

次のポイント、走島の唐船天女浜の西側の砂浜沖に行ってみよう。



        
             
船内から走島を見る                                         唐船天女浜の西側砂浜



唐船天女浜の西側の砂浜沖100mあまりのポイントにアンカーを降ろす。

このポイントは、7月・8月の限定ポイントだ。 6月でもダメ、9月でもダメなのだ。 7月・8月でないと釣れない。

しかも、キス・ギザミが数多く釣れるが、型は望めない。 小型が多いポイントだ。

しかし、この日は違った。 

アンカーを降ろしているポイントより沖めに仕掛けを投げていた釣友に、いきなり20cm超級のキスがくる。



        
       
    今日のポイントから左を見ると岩場が続く                        今日のポイントから右を見ると向こうには唐船天女浜がある



今、釣りをしているポイントから左を見ると岩場がずっと続いている。

このゴロタ石がある岩場で昔、サザエを拾って歩いたことがある。 サザエだけでなく、カサガイやニシ、ウニなどもいた。

右側の岩場ではムラサキウニをとったことがある。 大潮の干底に拾って歩くとおもしろい。

ただ、サザエやウニは、漁業権の関係で違法になるのかもしれない。 いや、その前にサザエはまだいるのか、いないのか。

それにしても、ここのギザミやキスは、よくすれている。 針に乗らないようにうまく餌だけとっていく。

あたりはあるのだが、なかなか針に乗らない。 釣り人との知恵比べといった感じだ。

そういう意味でも楽しめるポイントだ。



             



16:00、キス・ギザミが20cm超型から12cmクラスまで勢揃いしたので、そろそろ帰港しよう。

その前に、もう一度ハチカサノ瀬に寄って様子を伺ってみよう。 一路ハチカサノ瀬浮標へ。



        
      
          ハチカサノ浮標と宇治島                                     ハチカサノ瀬から仙酔島を見る



本日、2回目のハチカサノ瀬。 アンカーを降ろして再挑戦。 魚群探知機には小さな魚影が時々映っている。

しかし、魚影がある時でも不思議とあたりがない。 まったく釣れない。 20分粘ってみるが釣れない。

やはり、釣れない。  ヤズ・40cmアジは上がらない。  今日のハチカサでは15〜20cmアジがメインの釣りになった。



             



帰港することにする。 アンカーを上げマリーナを目指す。 

阿伏兎観音を通過し田島の北側を走ると、内海大橋が見えてくる。 マリーナへ「10分後に帰港します」と連絡を入れる。 



        



帰港し、マイボートを上架する。  さっそく船艇の洗浄、エンジン内の洗浄、魚の仕分けなどする。

今日も、暑い。 最高気温は35℃くらいあったのだろうか。 

水温はどのくらいだったのだろう。 マイボートの水温計は27℃を示していた。 意外に低い。

例年なら30℃を越えていてもおかしくないのだが。 大物が釣れなかったのは水温の影響か? 

それとも水温計が故障しているのか?  スタッフのみなさん、お疲れ様でした。


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