110827
今シーズンの大アジ・ヤズ狙いは,8月10日・12日の2回とも失敗に終わっている。 ぜひ,リベンジしなければ。
8月27日は,再々チャレンジになる。 「3度目の正直」となるか「2度あることは3度ある」となるのか。
9時にマリーナ出港の予定だ。 今日のスタッフは船長を入れて4名。 それぞれ2名ずつに分かれてマリーナへ集合する。
自宅を出発し,スタッフ1名と一緒に釣り具屋さんで餌と道具を購入しマリーナへ到着したのが、8時50分。
まだ、他のスタッフ2名は来ていない。 マリーナの受付へ行くとボートは下架場所にスタンバイできているとのこと。
今日は,乗船前にビルジを抜かなければならない。 前回の出港から雨が続いたので,かなり溜まっていることだろう。
工具を借りてビルジ栓を開けてみると、出る出る。 数分間,出続ける。
このビルジは船底からの海水ではなく,上部から侵入する真水であることが分かっている。
いくら調べてもわからないが,雨水や洗浄時の水がどこかからか入り込むらしい。
キャビンには入らないで船底に溜まっている。 スタッフの目につかないところに溜まるのでまったく気付かなかった。
以前,マリーナのスタッフに見つけていただいて以来,時々ビルジ抜きをしている。
ビルジを抜く 燃料を補給する
次に,燃料補給をしておこう。
燃料タンクにはまだ半分以上の燃料はあるが,海では何があるか分からないので出港の時はできるだけ満タンを心がけよう。
昨年から,ここのマリーナを使用させてもらっている。 ここは,燃料がレギュラーガソリンもあるので経済的に助かる。
以前のマリーナは、ハイオクガソリンのみだったので,給油回数がやや少なめになっていた。
今日の給油は86g。 さて,出港準備はできたがスタッフが揃わない。 あと2名がまだ来ていない。 9時15分。
あと2名のスタッフは釣り好きの方々だ。 いつも出港時間のかなり前に来ているのだが今日は珍しい。
スタッフもそのうち揃うだろうと、暇つぶしに桟橋に係留したマイボートでスタッフのミニ撮影会を。
次に,出帰港桟橋周りのボートの撮影会を。 今日は国産ボートのPONAMが目につく。
トヨタ PONAM28 マイボート「YAMAHA FR26」
トヨタ PONAM30 ベイライナー ?
最近のプレジャーボートは大型化が目立つ。 そして26F艇以上の大きさになるとフライブリッジがあるものが多い。
4〜5名程度のスタッフがそこでクルージングできるようになっている。 海の開放感を満喫できるようなものが増えている。
9時30分になる。 他のスタッフ2名はまだ来ない。 何か変わったことでもあったのか、事故でもしているのではないか。
スタッフの1人に連絡をしてみる。 携帯へ出られたのはスタッフの奥さんだ。
「今日は,予定通り8時過ぎに家を出てマリーナへ向かいました。携帯を家に置いて行ってるんです」とのこと。
気にはなるが,遅れているスタッフが揃うまで桟橋で竿でも出してみるとしよう。
桟橋に係留しているマイボートから竿を出す。 1名のスタッフは桟橋から竿を出す。
ボートから竿を出す スタッフは桟橋周りを探っている
しばらく、探り釣りをする。 時々フグが遊んでくれる。 もちろん持ち帰れるようなものは上がってこない。
10時になる。 2人で相談の結果,「マリーナからすぐ近くの百島の周りでキスでも釣って待っていよう」ということになる。
マリーナのフロントに「遅れているスタッフ2名が来たら携帯へ連絡をください。百島にいるのですぐ迎えにもどります」とお願いする。
マリーナの大型クルーザーヨットを見ながら出港する。 これらのクルーザーが出港するのを見かけたことはない。
利用されていないのなら代わりに利用してあげようかな。 などといらないことも考えてみる。
いや,船は長期間置いておくとエンジンの調子が悪くなるので適度に動かしたほうが良いのだ。 車でも同じ。
と,もっともらしいことを言いながらも本音は,「あんなクルーザーヨットでクルージングしてみたいな」というところか。
大型クルーザー 百島の砂浜
目の前の百島を目指して進む。 砂浜を目指して進む。 砂浜の前で竿を出し流してみる。
時々あたりがある。 なんだろう。
あたりに合わせてみると,フグが上がってくる。 フグばかりが釣れてくる。
10時25分。 スタッフはまだ来てないのだろうか? 気になる。 もう一度まだ来ていないスタッフの一人の自宅へ連絡してみる。
すると,スタッフの奥さんは「8時過ぎに出て,何も連絡はありませんよ」とのこと。 そのあとすぐマイ携帯にマリーナから連絡が入る。
10時30分。 遅れていたスタッフが来たとの知らせだった。 5分後マリーナへ。
事情を聴いて驚く。 遅れていると思っていたスタッフ2名は8時55分からずっとマリーナの駐車場にいたとのこと。
「船長の車が駐車場にないので10時半近くまで待っていた」のだそうだ。
「船長は突然仕事上の用事ができて遅れているのだろう。気長に待っていよう」と思い待っていたらしい。
「しかし他の用事ができたなら,船長はマリーナへなんらかの連絡を入れているはずだ」と、
10時半前にマリーナのフロントへ行ったのだとか。
ということは,船長を含む2名はマリーナの桟橋で待っていて他の2名は数十m離れたマリーナの駐車場で待っていたということか。
ちなみに今日,船長はスタッフの車に乗せてもらってマリーナへ来ている。
連絡がとりやすい携帯が普及して便利な世の中になったが携帯を忘れるととんでもないことになるものだ。
10時50分,あらためてマリーナを出港する。 ハチカサノ瀬を目指して進む。 横島の北側を東へ進む。
さらに田島の北側を東へ進む。 やがて、内海大橋が見えてくる。
と,スタッフの一人が冷たいビールを飲みながら「質問です。この内海大橋は全長何mあるでしょう。次の3つから選びなさい」
とクイズタイムになる。 「@ 300m A 500m B 800m さて,何番でしょうか」
すかさず,「@番」と答えると「残念でした」とスタッフ。 正解はB番とのこと。 内海大橋は意外に長いのです。
その内海大橋の下を抜けると阿伏兎の瀬戸。 阿伏兎本館からの阿伏兎観音あたりには釣り船が数隻見える。
このあたりは良型のキスが上がるらしい。 阿伏兎観音前を過ぎるとハチカサノ瀬目指して南東へ進む。
@ 11時15分,ハチカサノ瀬に着く。 他の船はいない。 最近ここに来て船がいたことはない。
今シーズンは良くないということだろうか。 魚探には時々魚影が映っている。 さっそく竿を出してみる。
今日の仕掛けは,鳴門船サビキでハリスは0.8号,針は5号の5本針仕掛け。
「魚が針に乗ること」と「針に乗った魚を確保すること」を比べると,今日も前者を重視した仕掛けだ。
ポツリポツリと15〜20cm級のアジが上がってくる。 目当ての大アジやヤズは来ない。
1時間以上粘ってみるが,お目当ての魚は上がってこない。 今日は潮がゆるい。 トロンとしている。
潮がしっかり動けばもっと釣れるのかもしれない。 今日は3時半が干底だから潮はもっと動いてもいいのだが・・・。
このままトロン潮でやっていてもだめだろう。 潮が良くなるまで走島の天女浜西のキス・ギザミポイントで遊んでみよう。
走島へ移動する。 今日は波も風もない。 海は凪状態だ。 船の移動はしやすいが,風がないと異常に暑さを感じる。
A 走島天女浜西キス・ギザミポイント
12時40分,砂浜の前100mあまりのポイントにアンカーを掛ける。 水深は6mほど。
もうすぐ海底が見えてくるのではないか。 ここでは天秤仕掛けで流線針8号,錘6〜10号に砂虫を付けて投げる。
ポイントから左側岩場を見る ポイントはこの砂浜前 ポイントから右を見ると天女浜の海水浴場
仕掛けを投げ入れ餌が海底に着くとすぐにあたりがある。 しかし,ここの魚はすれている。
なかなか針に乗ってくれない。 スタッフは,みんな合わせに苦労している。
合わせの感覚が分かってくると魚も上がってくる。 ここでは,キスとギザミがメイン。
しかし今日は暑い。 風がないので,よけいに暑く感じる。 水分補給をしながらの釣りになる。
汗が噴き出る。 スタッフのみなさんの言葉数も少なくなる。 みなさん,「釣り」ではなく「釣り行(ぎょう)」をしているように見える。
各自,キャビン内に入って水分補給や休憩をしながら「釣り行」を続ける。
そうだ、水分補給はしているが,まだ昼食を摂っていない。 今日は冷たい「そば」を買ってきている。
海苔・やまかけそば
クーラーボックスから出したばかりのそばは良く冷えている。 冷たいものを食べて,しばし休憩。
しかし,この暑さの中でも釣りをする人たち(もちろん自分も含め)は,本当に釣りが好きなんだろうと思う。
キス・ギザミのあたりを十分味わった後はハチカサノ瀬が気になる。 もう潮が良くなっているのではなかろうか。
ハチカサへ移動する。
B 再びハチカサノ瀬へ
ハチカサノ瀬目指して移動するが,風と波がないので移動はしやすい。
移動していると海面に小魚のナブラが見える。 イワシなどの小魚だろう。
14:30,再びハチカサノ瀬にやってくる。 しかし,潮はあまり変わっていないようだ。
ハチカサノ瀬浮標 宇治島を見る,雲はまだまだ夏
サビキ仕掛けに変えて竿を出してみるが,あたりがない。 魚探に魚影が映っていても釣れない。
状況は午前中よりも深刻になっている。 しばらくしてここも諦める。 今日もハチカサでは,目当ての魚は釣れなかった。
百貫島北の深みでグチを狙ってみようと移動することにする。 移動していると魚探に時々濃い大きな魚影が映る。
小魚の大きな群れだろう。
C 百貫島東海域
15:00,百貫島の東海域で,けっこうたくさんの魚影が映る。 気になるので,その魚影の上でサビキ仕掛けを下してみる。
小さな小さなイワシが釣れる。 それを見たスタッフがあまりの小ささに「こんなんじゃあいけんなあ,よお針にかかったもんじゃ」と。
そのすぐ後,スタッフの一人が竿を大きく曲げている。 やり取りをしながら上がってきたのは30cm級のアジ。
そうか,この小魚の群れを追っているアジがいるんだ。 暑さにやられているスタッフ全員が元気を取り戻す。
百貫島東海域で小魚の群れを探しては仕掛けを下す。 そのポイントで1〜2匹のアジを上げる。
それを5〜6回繰り返す。 アジが5〜6匹上がる。 アジの引きを楽しむことができた。 2〜3匹は途中でバラしてしまう。
やがて、小魚の群れを見つけられなくなる。 魚探から消える。 その釣りを終わる。
マリーナへの帰りに当木島東の深みにある魚礁周りを試してみよう。
D 当木島東
このころになると潮の流れが速くなっている。 深場に届くほどの錘がないと仕掛けが流されるばかりで釣りにならない。
すぐにこのポイントは諦める。 帰港しよう。
当木島方向から横島を見る
当木島から百島の西をまわり境ガ浜マリーナを目指す。 「10分後に帰港します」と連絡を入れマリーナへ。
百島をまわり終えるとマリーナが見える。
マリーナが見えてくる
16:00,マリーナへ帰港すると,さっそく上架して洗浄をする。
その後、エンジン洗浄・船艇掃除・魚の仕分けをして本日の釣り終了。
本日の釣果の一部
今日は,目当ての魚が釣れなくて残念だった。 潮が良くなかったようだ。
今後,9月・10月はヤズや大アジの釣れる確率が高い時季なので,がんばってみよう。
今日の暑さには疲れた。 頂いた魚は簡単に,すべて塩焼きにするとしよう。
塩焼きをつまみながら一人での反省会となりました。