稲刈り進行中   111008


9月下旬に,モチ米の稲刈りを行った。 10月6日(木)からはタダ米の稲刈りが始まっている。

今日は午前中に本職の仕事を終え午後から稲刈り作業に参加する。

いつものように近所のみなさんによる共同作業が行われている。 コンバインでの刈り取り作業に参加する。

やわらかくなった秋の陽射しでも長時間になると,けっこうこたえる。 

乗用コンバインに陽除け用のビーチパラソルをとりつけている。



             



 自分が子供のころの稲刈りは,稲刈り用の鎌を持ち一株ずつ手で刈り取りをしていた。 

刈り取った稲を束ねて,田んぼに建てたハゼに掛けて天日で乾燥した。

そして脱穀機で籾つきの米にした。 さらに乾燥し,トウス作業で籾殻を取り除き玄米にしていた。

ずいぶん手をかけた作業をしていたものだ。

 現在は,コンバインで刈り取りをすると籾つきの米が袋詰めにされ,稲わらはチップ状になり田んぼに撒かれる。

籾つきの米を乾燥機で含水率15%程度に乾燥する。 そのあとのトウス作業で玄米になる。

ずいぶん簡略化されたものだ。 

しかし,多くの人が農業以外の自分の仕事を持ちながら農作業をするということは,簡略化された農作業と言えども難しい。

我が家の近所では共同で米作りをしている。 

近所のみなさんには多大な迷惑をかけている。 特に本職を退職された方やお年寄りのみなさんには大変お世話になっている。

が,米作りに時間がかけられない自分にとっては大変助かる。

自分が本職を退職した時には活躍しなければ・・・。



        
       
               刈り取り中



コンバインの調子は好い。 順調に刈り取りをする。 田んぼの中央部はリラックスして作業が進む。

田んぼの端や石垣際は,気を遣う。 石垣とぶつからないように,落っこちないようにと緊張する。



        



右のレバーを引くと右に,左のレバーを引くと左に進路変更する。 右端のレバーで刈り取り刃の上下の操作をする。

刈り取った稲が脱穀部に入る時の調整も時々気にする。 穂先が白い矢印あたりにくるようにするとよい。




        



コンバインの袋に溜まった米をトラックに積み込み,乾燥機のある作業小屋へと運ぶ。



        



乾燥機の周りに刈り取ってきた米袋を並べていく。 

乾燥機1回分(50〜60)の袋が集まったら乾燥機へ入れる(張り込みをする)。 

今年のコメは含水率が25%程度であまり高くない。 乾燥が早くできる。 1%乾燥するのに2時間弱かかる。

15%にするには20時間程度?



        



乾燥が終わったら,トウス作業に入る。 籾を取って新米にする。

今年から30kg袋に15kgの米を入れる。 お年寄りのみなさんがが多いので30kg入れると移動が難しい。

我々も15kgのほうが持ち運びしやすくてよい。 新米が,どんどん並んでいく。



このように最近の稲刈り作業は,刈り取り・乾燥・トウスという行程を経て終了する。

乾燥機に入る1回分の刈り取りをするためには半日から1日かかる。 そして,15%弱に乾燥するために20時間程度。

最後に,トウスが2時間弱。 最後に新米を各家庭に運ぶ。

今年は、好天に恵まれて稲刈り作業は順調に進んでいる。 ご近所の皆様には引き続きお世話になります。


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