田圃の耕し    120130



今日は、振替休日。 土日の出勤が続いていたが、今日はホッと一息。 田んぼで農作業。

先週から近所の田んぼの耕しが行われている。 我が家の田んぼも何枚か近所のみなさんに耕していただいている。

残っている田んぼを耕しておかなければ、また近所のみなさんに迷惑をかけてしまう。


9:30、トラクターを出す。 燃料計を見ると、半分はあるようだ。 今日は、充分燃料は足りるようだ。



                         




田んぼ周辺部の除草をするために鍬を持ち、トラクターで田んぼへ向かう。

夏場は雑草の成長が早いが冬場はゆっくりしている。 前回の耕しは11月12日だった。 約3カ月経っても雑草は目立って成長してはいない。



                



雑草が成長していないということは雑草の種子もできていない。  この状態で耕すと雑草の少ない田んぼになる。 

冬場は3カ月サイクルで耕しても「雑草の少ない田んぼ」を維持できるが、夏場はそれが難しい。

夏場は1ヶ月サイクルでも雑草に種子ができる。 「雑草の少ない田んぼ」を維持できなくなる。

4月からは雑草との戦いが始まる。



前回の耕しで、田んぼ周辺部に雑草が残っている。  トラクターのロータリーがかからない部分は雑草が残ってしまう。

まず、その周辺部分の雑草を鍬で除草していく。



                
                              作業前                                                        作業後



                
                              作業前                                                        作業後



田んぼ周辺部の除草作業がけっこう大変だ。 1時間半近くかかってしまう。 日頃の運動不足解消か。

その後、トラクターで全体を耕しながらの除草作業をする。

今日も、トラクターの後ろや周辺部をヤマバトやハクセキレイがついて来る。 ミミズその他の餌を捕食している。



                
                  
ヤマバト                                                        ハクセキレイ


冬場でも土中の生物は、けっこういるものだ。 鳥たちは、トラクターが2〜3mに近づくまで餌を探している。

この時季には、スズメ、カラスやヒヨドリ、トンビはいない。 1時間余り耕すと作業終了する。

鳥たちも食欲を満たしたことでしょう。



               



今日の農作業は、時間がかかった。 9時に準備を始めて終了したのが12時30分。 

次回は3月頃の予定だが、周辺部の除草は省略しよう。

このように雑草が1本も残らないように耕す田んぼと前回のように周辺部に雑草を残す田んぼ、米の収穫量に違いはあるのだろうか?

ほとんど違いはないのではないか。 そうであれば、田植え前の段階で丁寧に除草と耕しをすればいいのかもしれない。

それとも、雑草1本も残さないで耕すという気持ちが他の作業にも影響して収穫量を増やすことにつながるのか。

お年寄りのみなさんは、雑草が成長したり残ったりすると周りの田んぼに迷惑をかけるという意識が強い。

米づくりは個人単位では考えにくい。 地域で使用する池の水や水路などのことも考えると、地域の共同作業ということになる。

たかが雑草だが、個人だけの都合で判断できないということにもなるのかもしれない。

農作業をしながら、結論のでない思考回路に、はまっていく。

また、「田んぼの耕し」以前に、米づくりを続けるかどうかについても悩みは多い。

経済的なこと、我が家の労働力、いろいろ考える。

今の状態では、近所のみなさんにお世話になりっぱなしだ。 先の長い話だが、自分が本職をリタイヤしてからお返しをすることにしよう。

米づくりをやめると、どうだろうか。 

休耕田の雑草の処理がさらに大仕事になる。 田畑の管理を考えるとどちらにしても大変だ。 

米づくりを通して近所のみなさんとのコミュニケーションもなくなってしまう。 これも寂しい気がする。

等々考えると、またまた結論の出ないことになる。

とにかく、今日の作業、ご苦労様でした。


                                  見かけた植物

田んぼの近くで見かけた植物を載せてみる。



                
          
      ? 口に入れてみると味はない                                            ? 何かの種子のようだ




                
                 
ヒガンバナの葉                                                       ロウバイ




                
                  
キンカン                                                          クチナシ




                
                  
ナンテン                                                           ?



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