キス狙いに       120610



本業に農作業に、忙しい日々が続いているが、今日はポッと空いた一日。 

昨日9日(土)、「この空白の一日に釣りに行かない手はない」と釣行を決め、マイHPの掲示板にお誘いの一文を載せた。


結果、総勢3人での釣行となる。 8時過ぎに家を出る。 途中、釣り餌と弁当、水分補給用のペットボトルを購入する。

今日の気温を考え、飲み物は多めに購入する。 途中、境が浜マリーナへ出港予約のアポを入れる。

ついでに、給油とビルジ抜きをお願いする。 これでボートは、OK! スタッフが揃い次第即出港できる。

9時前に、マリーナへ着く。





                          





フロントへ行き、キーを受け取り桟橋へ向かう。 桟橋を見るとスタッフ2名はすでに桟橋上で、いつでも出港OK状態で待っている。

マイボートの隣には、30フィートのヨットが出港準備をしている。 一時期ヨットにも憧れていた。

ヨットは、港から外へ出ると燃料が必要ない。 のんびりと時間を気にせず風をたよりにクルージングをしてみたい。





                





現在の本職をリタイアしたらヨットで長期間の航海をしてみたい。 同じクラスの大きさであれば居住空間はヨットの方が数段快適だ。

先ず、瀬戸内海の島々を巡る旅をしてみよう。 なんてことを思い描きながら出港準備をする。

スタッフ全員が乗り込み出港する。 桟橋からバックでマリーナを離れていく。





                
                
桟橋をバックで離れる                                              正面には向島の高見山が見える





Uターンし進行方向へ針路をとると、正面には向島の高見山が見える。

左を見るとマリーナ内のお気に入りのボートが目に入る。





                





                





今日は、先ず仙酔島東湾内砂浜前でキスを釣り保険をかけよう。 次にハチカサへ行ってアジ・ヤズ狙いの冒険をすることにしよう。

そして今日の仕上げは、田島北側でコウイカを釣るとしよう。






              





マリーナを出港すると左に針路をとる。 左側に(株)常石造船が見える。 また1つ新造船の建造が始まっている。 

船尾部分ができている。 いつも思うことだが、どうしていつもドックが満杯なのだろう? 

日本の造船業界で、決して大手に入るような会社ではないようだが、いつも多くの仕事を抱えている。





                          





そうだ、いつかここの進水式に参加させてもらわなければ。 進水式の予定を調べてみよう。

これだけ多くの船を建造していると進水式も多いはずだが・・・。

しばらく東へ走ると、内海大橋が見えてくる。 この橋の進行方向右側の橋脚周りには、よく釣り船がいる。





                





今日も、橋脚周りには2〜3艇の釣り船がいる。 何を釣っているのだろう。 キス? タコ? 

引き波で迷惑をかけないように、ややスロットルダウン。 再びスロットルを引く。 東へ走る。

やがて右手に「うつみ海の駅」フィッシャリーナが見えてくる。 





                          





このフィッシャリーナは、数年前から「海の駅」になっている。 境が浜マリーナも今年3月に「さかいがはま海の駅」に認定されている。 

海の駅になると、ビジター用の桟橋その他施設設備が充実されている。

このフィッシャリーナは隣接するクレセントビーチも有名だ。 600mの白い砂浜があり車600台を収容する駐車場も完備している。

毎年7月第1週には海開きが行われ、「海の日」には催し物も開かれる。

さらに、阿伏兎の瀬戸を東へ走ると阿伏兎観音がある。 今日の航海の安全と大漁を祈願しながら阿伏兎観音前を通過する。

今日は、先ず仙酔島の東湾内でキスを狙ってみる。 そのため観音前を通過すると、東へ針路をとり鞆方面へ向かう。





                
                  
阿伏兎観音                                                     鞆方面へ向かう





鞆方面に向かって走っていると、室浜海岸が気になる。 室浜海岸には多くの車が停めてある。 

海岸では多くの釣り人が竿を出している。


このようにたくさんの釣り人がキス(たぶんキス)を狙っている光景を見ると、今日の釣りは大漁になるのではないかと期待が膨らむ。

室浜海岸を通過すると、「鞆の浦」の海域に入る。 左手には市営渡船発着場、右手には弁天島。





                





この市営渡船に使用されている船は、坂本龍馬の「いろは丸」を模してつくられている。

しかし、個人的に気に入らないことがある。 乗客が乗り降りするときに舳先を上げるのはいいが、そのまま運航されていることだ。

舳先を上げたまま走っている「いろは丸」を見ると興ざめしてしまう。 当時のロマンを味わうことができないのだ。

等々思っていると、仙酔島と陸地の間を通過する。 東へ針路をとり仙酔島の東側へ回り込む。





             





仙酔島東側の湾内に入る。 水深は、7m ・ 6m ・ 5m ・ 4m と浅くなっていく。

砂浜の正面よりやや左側の岩場に近い位置にアンカーを掛ける。 水深4m。



@ 仙酔島東湾内砂浜前

  水深4m。 「こんなところで本当にキスが釣れるのだろうか?」というポイントだ。

  10時、天秤仕掛けの流線針に砂虫・青虫をつけて投げる。 すぐにあたりがある。 上がってきたのはトラギス。

  キスも上がってくる。 投げると常にあたりがある。 トラギスの割合が高い。

  大型キスも混じる。 1時間ほどすると、大型キスは左の岩場近くに多いことが分かる。





                
               
ポイントから左の岩場方向を見る                                         ポイントから正面の砂浜を見る





  左の岩場近くにアンカーを打ち替えてやってみる。 産卵に来ているキスだろうか? 良型が多い。

  12時近くになると、「キスで保険もかけたので冒険してみようか」ということになる。 ハチカサに移動しよう。

  アンカーを上げる。



仙酔島の東を回って南下する。





                          





仙酔島とツツジ島の間には、キス狙いのボートが2〜3艇がんばっている。 

ここでは昔、仙酔島側でキスが釣れ、中央よりツツジ島側の深みでグチが釣れていたが今はどうなのだろう。





                          





仙酔島の南側、「鳥の口」あたりにもボートが出ている。 何を狙っているのだろう?

ハチカサノ瀬に移動する途中に、1つ確認したいところがある。 「オキトモノ浮標」周りを確認しよう。

「オキトモノ浮標」は、仙酔島と走島の中間よりやや西寄りに位置している。 昔はそこで小型のアジがたくさん上がったこともある。

その浮標周りを魚探で確認しながら一周してみるが、全く魚の反応がない。 素通りしてハチカサノ瀬へ行こう。



A ハチカサノ瀬

  ハチカサノ瀬浮標に着く。 ここの瀬は下の写真のように遠方の島影と浮標が重なる位置が瀬の頂上になる。

  魚探で魚の反応を見るが、反応が時々ある。 しばらく、魚の群れを追って竿を出していたが、アンカーを掛けることにする。

  頂上より、ややずれた斜面で釣る方が良く釣れるようだ。 潮の当たる側の斜面にアンカーを掛ける。

  みなさんは釣りを始めたが、その前に昼食を。 コンビニ弁当を。





                





  時々、群れが回遊していたが、しばらくするとボートの下にずっと群れが映し出される状態になる。

  サビキ仕掛けにアジが乗ってくる。 時々、メバル・鯛が混じる。

  アジは真夏に釣れるような10cmの豆アジではない。 今日は20〜25cmほどの食べ頃サイズが上がってくる。





               





  竿を大きく曲げる大物も釣れる。 上げてみると45cmアジ。 

  冒険のつもりで、来た「ハチカサノ瀬」だが、このポイントもすでに釣れる時期にしっかり入っているようだ。

  毎年、ここでは40cm級のヤズが釣れる。 7月からはヤズが強い引きを楽しませてくれるはずだ。

  15:30、釣れ続いているが今日はこのくらいにしておこう。 

  田島でのコウイカ釣りは次回にとっておくことにしよう。



アンカーを上げようとするが上がらない。 ボートで前後左右に引っ張ってみるが上がらない。

逆アンカーにしているのだが、今日はその逆アンカーの結び目も切れない。

ここには魚礁も入れてあるらしい。 その魚礁に掛かったのだろう。 アンカーロープを切断する。

10年ほどこのようなことはなかったが仕方ない。 また新しいアンカーを購入しよう。

マリーナへ向けてボートを走らせる。


阿伏兎観音と灯台が見えてくる。 今日の航海が無事であったことと釣果の感謝をしながら通過する。

阿伏兎の瀬戸をしばらく走ると内海大橋が見えてくる。 橋脚周りのボートはいなくなっている。

マリーナへ帰港の連絡をする。





                





しばらく走ると、(株)常石造船が見える。 また、初めて見る貨物船が入っている。





                
             
key knight   (船籍 panama                         united galaxy  (船籍 singapore





マリーナに着く。 今日はここのカッターで高校生がカッター訓練を行っている。

そのカッターの帰港する時間と重なってしまった。 マリーナの手前で20分ほどの待ちタイム。

やがて、上架クレーンの下へ。 ボートを上架してもらう。





                






                                    今日の釣果

        







                           今日の釣魚料理


                 
                            
 いただいた魚(メバル27cm〜21cm、アジ23cm〜21cm)





今日も、簡単料理に。 アジは塩焼き、メバルは煮付けにしよう。

先ず、アジの塩焼から。 




                
              
えら・鱗・内臓をとり、水洗いする                                                 塩・コショウをする



焼いたらできあがり。



                          




次に、メバルの煮付け。




                          
                                  
エラ・内臓・うろこをとり水洗いする




煮付けにするとできあがり。




                          




釣りの一人反省会をしながら飲み物もすすみました。



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