海上タクシーを     120716



7月16日(月)、今日は海の日。 お子様たちが海で泳ぎたいとのことで海上タクシーをすることになる。 

人が混み合っていない所がいいとリクエストされる。 走島の唐船天女浜海水浴場へ行くことにする。

10:30、出発。 境ガ浜マリーナを目指す。 途中、水分補給用のペットボトル・弁当など購入する。

釣具店に寄って、釣り餌も購入する。 走島への行き帰りには「ハチカサノ瀬」、走島には天女浜や近くの「西側の浜」がある。

せっかく海に出かけるのだから、お子様たちの海上タクシーだけで終わるわけにはいかない。 もちろん釣りをしよう。

11:30、マリーナ到着。 桟橋へ降りる。 桟橋の周りにはたくさんの稚魚が泳いでいる。





                
                 
  フグの稚魚                                                       ボラの稚魚




11:40、マリーナを出発する。 いつものようにマリーナのボートが気になる。





            





マリーナを出ると、東へ針路をとる。 陸側を見るといつものように常石造船が見える。 また、新しく貨物船の建造が始まっている。

船尾部分が新しくでき始めている。





                





常石造船を左に見ながらしばらく走ると、内海大橋が見えてくる。 今朝、釣友から留守電が入っていた。

「内海大橋の下、陸側で投げ釣りをしている。キスが釣れている」とのことだった。

もう、12時前だが、まだ釣りをしているだろうか、橋の下で陸側を観る。 釣友らしい人影は見えない。





                





橋の下から、田島側の橋脚周りを観る。 2〜3のボートが釣りをしている。 今日は、ガンさんも釣りに来ておられるのではないだろうか。

しばらく走ると、右手にフィッシャリーナが見える。 その続きの砂浜はクレセントビーチ。 今日はたくさんの人がビーチに見える。





                         





さらに進むと、阿伏兎観音が見えてくる。 さっそく「今日の航海が安全でありますように。たくさん釣れますように。」とお願いをする。

阿伏兎の観音様も大変だ。 この瀬戸を行き来する船すべての安全と大漁をまかされたら、たまったものではない。





                
                  
あぶと館                                                      阿伏兎観音




阿伏兎の瀬戸を出ると、走島を目指して進む。 左方向には室浜の赤灯台と小室浜海水浴場が見える。

海水浴場は最近施設設備をリニューアルしているようだ。 ビーチにはたくさんの人が見える。





                          
                                      
小室浜海水浴場




走島の南側にある天女浜を目指して進む。 海上の波はほとんどない。 走りやすい。





                          





天女浜へ回り込む。 今日は、海の日だけあって、7月のビーチらしい雰囲気で賑わっている。 

しかし、ここは売店もなければ海水浴場の施設らしきものもない。 自然の砂浜で、自分たちの海遊びを楽しむという雰囲気がいい。

民宿「太進館」の桟敷とBBQ(要予約)は以前と同じように営業をされているようだ。





                





ビーチでは、BBQをしている人、昼寝をしている人、日焼けをしている人、呑みに徹している人、

海では泳いでいる人、素潜りをしている人、磯で貝を獲っている人、水上バイクで走っている人等々。

このビーチは5〜6年?前に台風による大きな被害を受けて修復された。 昔の砂浜のイメージはなく今風のビーチになっている。

12時過ぎ、このビーチに向かって左側にマイボートを係留し、お子様たちを降ろす。 2時間くらい、のんびり磯遊びをしていただこう。

自分は、ビーチ前の水深2mくらいのところで竿を出し釣りを始める。 超小型のキスとハゼがポツリポツリと釣れる。





                          
                                       
 宇治島




ここから南方向に宇治島が見える。 宇治島では毎年、海の日に砂浜の清掃がおこなわれる。

今日も多くの人たちが朝から清掃作業を行ったらしい。 今は、作業後の打ち上げを行っているパーティーが数組あるようだ。



しばらく、投げ釣りで海遊びを楽しむ。 水深2m、海底の様子がはっきり見える、海水が澄んでいる。

所々に藻場が見える。 その藻場近くに仕掛けを投げるとよくあたりがある。 キス、ハゼ、コチが釣れる。

時折、良型のものも上がってくる。 2時間ほど釣りをエンジョイする。 そろそろ引き上げることにしよう。

お子様たちを乗せ、荷物をボートに積み込む。



3時前、天女浜ビーチを出発する。 釣り師として、このままマリーナへ帰港するわけにはいかない。

天女浜の西に小さな浜がある。 ここは夏場7〜8月専用の釣り場だ。 数が釣れるポイントだが時に良型も釣れることがある。

ギザミ、キスのポイントだ。 ここで、水深5mあたりを一流ししてみよう。 

仕掛けを入れると、すぐに大きなあたりがある。 すぐに合わせるも針に乗らない。 次に小さなあたりに合わせる。

上がってきたのはキス。 すぐに手返しをすると、またまた大きなあたりが・・・。 しかし合わない。





                          
                                   
天女浜の西にある小さな浜




お子様たちは、海遊びでお疲れのようだ。 無言だが、「早くマリーナまで帰ろう」と訴えている。

確かに釣りに興味がない人は退屈だろう。 このポイントは、この夏も健在であることが確認できたのでマリーナへ移動しよう。 



しかし、次にもう一つ確認したいポイントがある。 マリーナへの移動途中、ハチカサノ瀬浮標でスピードを落とす。

魚探を観ると、ボートの下広範囲に魚の反応がある。 「う〜ん、これは竿を出さないわけにはいかない」

「ごめん、ちょっと竿を出させてくれる?」とサビキ仕掛けをセットし素早く投入する。

仕掛けが海底に着かないうちに竿先が海底に向かって突っ込む。 ドラグを緩めて対応する。

やっと海面に近づいてきた仕掛けを見ると、アジ(20〜25cm)が4匹掛かっている。 海面上に引き抜けない。

あれ、あれと言う間に2匹は逃げてしまう。 やっと残りの2匹を船上に取り込む。

この時には、さすがにお子様たちも目をまるくして釣りを見ている。

すぐに、また仕掛けを投入する。 「次はひょっとして40〜50cmのヤズでも掛かってくるかな?」などという思いも。

また、投入と同時に竿先を持っていかれる。 上げてみると、またアジと鯛子も。 もう一度仕掛け投入。 またアジが。

3回仕掛けを降ろしてアジが7匹。 お疲れのお子様たちに目をやり、納竿する。

ここハチカサノ瀬も、しっかり釣り本番の時季を迎えている。 いつでもヤズが釣れる状態になっている。

この7月〜11月に期待が持てそうだ。

この日(平成24年7月16日)のデータ 

中潮
干潮 15:27
水温 25℃
時間 15:20〜15:30(ハチカサノ瀬)


さて、今度こそマリーナへ直行で帰港しよう。 マリーナへ帰港の連絡を入れる。

阿伏兎の瀬戸を目指して走る。 

右方向には小室浜海水浴場が見える。 砂浜の人影はまばらになっている。





                          





しばらく走ると、阿伏兎観音、あぶと館が見えてくる。

昼前に阿伏兎観音の前で釣りをしていたボートが、まだ頑張っている。 キスが好調に釣れているようだ。





                





阿伏兎観音に安全な航海の感謝をしながら通過する。

やがて右手に能登原港が見えてくる。 今日は釣り人が見えない。 ここではサヨリが釣れるのではないだろうか。





                          






撒き餌は、アミエビと米ぬかを混ぜたもの。 30cmもある良型のサヨリが釣れていると聞く。 

しばらく走ると、内海大橋が近づいてくる。 最近この阿伏兎の瀬戸で旅客船と出会う機会が多い。





                





今日も内海大橋の東で赤と白の模様が描かれた旅客船と出会う。 これは尾道港と鞆港を結ぶ旅客船とのこと。

この時間に見かける船は、尾道駅前を15:20発、鞆港へ16:13着の旅客船だ。 料金は1500円。 尾道と鞆港を53分で結んでいる。

このような旅客船に乗ってのんびりと瀬戸内海を船旅するのもいいかも。

マリーナの手前で、常石造船を見ると、また貨物船が目につく。





                
            
energy primavera(船籍 panama)                                         united galaxy(船籍 singapore)




シンガポール船籍の貨物船は6月の釣行時にも見たような気がする。

マリーナへ入港するが、今日は出港している船が多いらしく、ちょうど今入港して上架中の船がある。

マイボートは桟橋でしばらく待機になる。





                           
                                                        桟橋で上架待機中のマイボート




30分ほど待っていると上架されたボートが所定の位置へやってくる。

さっそくエンジンと船体の洗浄を行い船内の掃除を済ませる。 





                





僅かばかりの釣果をクーラーへ移動する。





                   





                                     今日の釣魚料理

今日は、釣りがメインではなかった。 しかし走島の天女浜で投げ釣りをした。 ここでの釣果はほとんどリリースした。ギザミ・キスの3匹を持ち帰り。

ハチカサノ瀬では10分弱の釣り。 アジ(20〜24cm)7匹と小鯛1匹を持ち帰り。




                    




@ 小鯛とアジのカルパッチョ

    鱗、えら、内臓をとりよく洗う。 3枚におろし皮と腹部の骨を取る。
    オリーブ油、レモン果汁、塩・コショウ少々、刻み玉ねぎを魚の切り身に乗せる。


                    



A ギザミ2匹とキス1匹の塩焼き

    鱗とえら、内臓を取りよく洗う。 塩コショウをする。
    オーブンでほどよく焼く。


                    



B アジの塩焼き
   
   アジの鱗、えら、内臓を取りよく水洗いする。 塩をふる。
   オーブンでほどよく焼く。


                    



釣魚料理を肴に冷たい飲み物が進みました。 今年も7月〜11月はヤズと大アジのシーズンです。

釣り友のみなさん、御都合の合う日によろしくお願いします。



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