120825
今日は、職場関係の人たち4人を釣りに招待することになっている。
そのため、10日ほど前からマイボートの掃除や道具を揃えてきた。
今日の参加者は5人。 本社顧問のYさん、城○支店のKさん、加○支店のSさんとKさんと自分である。
当初、参加者の皆様には、各自車でマリーナへ集合していただくよう案内をしていた。
しかし、それでは船内での飲み物が限られてしまう。 そこで急遽、自分が車で参加者4人を乗せてマリーナへ行くことにした。
7:20に自宅出発、7:45にKさん、8:15にSさん、8:20にYさん、8:50にKさんと、それぞれ連絡をしている。
予定通り7:20に自宅を出る。 みなさんの飲み物を購入し、7:45に最初のKさんを拾う。 計画は順調に進行中だ。
ところが、8:15になってもSさんを拾えない。 車が渋滞している。 「土曜日でもこんなに混んでいるんだ」 これは想定外だ。
15分遅れてSさんを拾う。 以後その遅れが尾を引く。 9:10、最後のKさんを拾うとマリーナへ。
9:30、マリーナへ到着する。 マリーナへ事前にオイルと燃料の給油をお願いしていた。
マイボートは、給油を終えて桟橋に繋留されている。 マリーナスタッフのみなさん、いつもありがとうございます。
境が浜マリーナ「SOFUカフェ」 繋留されているマイボート「YAMAHA FR26」
さっそく、それぞれの荷物を持って、桟橋へ降りていく。 マイボートの隣には、大きなカタマラン艇が繋留されている。
数人でクーラーボックスなどの積み込みをしている。 これから出港するようだ。
この艇は最近、マイボートと同じ日に出港したことがある。 かなり出港頻度が高いようだ。 おっと、マイボートも同じことかな?
カタマラン艇
マイボートに、それぞれの荷物を積み込む。 そしてボートに乗り込む。
いつも、この瞬間がいい。 大漁の期待に胸が膨らむ。
あっ! 枯れかけている。 数日前に「お客様を接待するんだから」と準備した小さな小さな鉢植えの植物が・・。
シャワーの流しに置いていた植物。 「まあ、枯れて当然だよなあ。 あれから水をやってないんだから」と、残念だけど納得。
それと、お客様用のスリッパは? 「船内では、足元からリラックスしていただこう」と、バッテリーボックスにスリッパを置いている。
しかし、今日のお客様は今履いている履き物の方が良いようだ。
枯れかけた植物 バッテリーボックス上部は靴箱に
9:40、出港する。 今日の海の様子はどうだろう。 やや風と波がある。 午後から強くならなければいいのだが。
この瀬戸内海にも沖縄方面にある台風の影響があるのだろうか。 釣果に影響しなければいいのだが・・。
少し安全面と釣果のことを心配しながら、針路を東へとり進んで行く。 波は船艇を揺らすほどでもない。
阿伏兎の瀬戸にはクレセントビーチがある。 今日は人影がほとんど見えない。 夏休みの後半になると、寂しさを感じる。
人影もまばらなクレセントビーチ フィッシャリーナからも出港はすくないのだろうか?
しばらく進むと「あぶと館」がある。 その付近から投げ釣りをしている人がいる。
あぶと館から阿伏兎観音前の海域では数隻のボートが釣りをしている。 この辺りは良型キスが釣れるポイントだと聞いている。
あぶと館 阿伏兎観音前
いつものように今日の航海の安全と大漁を、お祈りして阿伏兎観音前を通過する。
今日の予定は、これもいつものように、ハチカサノ瀬(下地図@ハチカサノ瀬)で大アジを狙う。
そして時間があれば走島(下地図A天女浜西)で、ギザミ・キスに遊んでもらおう。
阿伏兎観音前を通過すると燧灘に出る。 今日は、海上の見通しがよい。 走島もよく見える。
ただ、この辺りからボートが波の影響を受ける。
いつものように走るとボートが波を突っ切り、両サイドに大きな波しぶきを飛ばしながらの走行になる。
当然、衝撃も大きい。 今日のお客様の中には、ボート初体験の方もいる。 海のレジャーでは初めての印象が大切だ。
ゆっくり走ることにする。 波しぶきを楽しんでもらう程度の走りにしよう。
ハチカサノ瀬を目指して南東へ走る。 今日は見通しがよい。 瀬戸内海の島がよく見える。
しばらく走るとハチカサノ瀬浮標が、小さく見えてくる。
ポイントに到着する。 ボートが2艇。 一つはアンカーを上げている。 アンカーの掛け直しをしているのだろう。
もう一つは魚探とにらめっこをしながら微速前進している。 アンカーを掛けるポイントを探しているようだ。
今日は、島影がよく見える。 このような日は、魚探と島影・浮標の山立てと潮の流れを予想してアンカーを掛けることができる。
試しに竿をだして様子を見ることもなく、瀬のてっぺんにアンカーを掛ける。
ボートは、予想通りの方向に流され20〜21mの斜面を釣ることになる。 魚探に、時々魚群の反応がある。
潮が良くなれば反応はもっとよくなるハズだ。 10:30、さっそく竿を準備して釣りを始めてもらう。
といっても、準備の段階から自分で釣りができる人は、本社顧問のYさんだけ。 Yさんはすぐにサビキ仕掛けを付けて釣り開始。
後のみなさんには、竿にリールと仕掛けを付けて釣り方の・・、いや、リールの扱い方から説明をする。
釣り道具の準備をし、みなさんにも釣りを始めてもらう。 今日は5人での釣りだが、竿は4本で交替しながら釣りをしてもらう。
今日の釣りでは、賞品を準備している。 船長を除いて1位から4位まで。 みなさん頑張ってください。
魚探の反応は、やや寂しい。 しかし、あたりはある。 豆アジが、ぽろぽろ釣れる。
そんな時、Yさんが大きく竿を曲げている。 興奮を抑えながらゆっくりリールを巻いているが引きが強くなかなか上がってこない。
タマ網を準備して待ちかまえる。 海面近くでキラリと光る魚影は・・・・、アジだ。 良型のアジをタマ網ですくい上げる。
上がってきたのは、35cmアジ。 このくらいでも細いハリスで釣るとかなりの緊張感と迫力がある。
昼までに、この大きなあたりが、4〜5回ある。 船内まで上げることができたのが3匹だけ。 約半分の確立でバラしてしまう。
みんなで昼食をとりながら(いや、飲み物を呑みながら?)、「大物は3匹だけじゃけど、もう少しここでやってみよう」と話していると、あたりが・・。
12:30頃から魚探の反応が続いている。 仕掛けを入れるとあたりがある、という状態が続くようになる。
釣り初心者のみなさんもみんな、1匹以上の35〜40cmアジを釣り上げることができる。 しかし今日は、途中で逃がしてしまうことも多い。
12:30〜13:30の間、いい状況が続く。 35〜40cmアジが14本上がる。 逃がしたのもほぼ同数。
隣のボートもいい状況のようだ。 良型のアジが釣れている。 ひときわ大きな歓声が聞こえる。
覗いて見ると、とんでもない大きな魚が上がっている。 大声で「それは何ですか?」と隣のボートに聞いてみる。
すると「ハマチで〜す。70cmのハマチで〜す」とのこと。
こちらの船にはハマチやヤズは上がらなかったけど、バラした中にそのようなものもいたのかもしれない。
今後に期待が持てるポイントだ。 13:30過ぎると低調になる。
14:00、船長は「どうしますか。 そろそろ終わりにしますか。 それともギザミ・キスで30分ほど遊んでみますか?」と尋ねる。
「キス・ギザミをやってみましょう」とのこと。 (う〜ん、この暑さの中で、みなさん元気じゃなあ)
「じゃあ、走島でちょっとやってみますか」と船長。 アンカーを上げ、移動する。 相変わらず小さな波がある。
走島南側へ向かう 天女浜西の浜
天女浜西の浜前、水深4〜5m。 さっそく投げ釣り仕掛けで砂虫をつけて釣りを始める。
あたりはあるが、なかなか上がってこない。 魚がすれているという感じだ。 うまく餌をとる。 針にかからないように餌をとる。
加○支店 Sさん 加○支店 Kさん 本社顧問 Yさん 城○支店 Kさん
頑張ってみましたが、ここでは、キス・ギザミが、たったの5匹でした。 どうしたことでしょう。
16:00前、アンカーを上げて、帰路につきました。
今日の参加者、みなさんに良型アジの強い引きを味わってもらうことができました。 船長もホッとしています。
帰宅後は、良型アジの味覚を堪能してください。 ちなみに、釣りの部優勝者はダントツで本社顧問Yさんでした。 おめでとうございます。
みなさん、今日はご苦労様でした。
今日の釣果(35cmアジ14本)
釣果の中から、35cmアジを2本いただきました。 今日も簡単料理にします。
鱗・えら・内臓をとり飾り包丁を入れ、塩を振ります。 じっくり焼いて出来上がりです。
お皿が小さすぎます。 いや、魚が大きいのかな?
冷たい飲み物を飲みながらの反省会。 乗船していただいたみなさんの大物を釣り上げたときの笑顔を思い出しました。
今日は船長として、ちょっと満足しました。