青物狙いが・・    120901



8月25日(土)の釣りでは、満足できるアジが14本釣れた。 しかも、隣のボートでは70cmのハマチが上がっていた。

このような釣りをすると、再挑戦したくなるのが常である。 さて、いつ再挑戦をするか、なかなか決めることができなかった。 

今週は、本職の方で夜の仕事も入っていた。 明日9月2日(日)は、地域で神社の祭典があり朝から夜まで、そちらにかかりきりになる。

ということは、今日しかない。 しかし、今日は15:30から所用があるので14:00までにはマリーナへ帰港しなければならない。

短時間の釣行になるが、今日決行しよう。 釣友との連絡調整も不充分なまま、出かける。 出かけながらも連絡を試みる。

釣友は、当日の朝「今日、これから釣りに出かけましょう」と連絡を受けるのだから、たまったものではない。 いい迷惑だ。


そんな状況の中で、2名の釣友が付き合ってくれることになる。 

同業者のMさん、パソコンインストラクターのHさん、船長、総勢3名での釣行。 



今日は、前回のような大アジを狙い、チャンスがあれば、ヤズ・ハマチなどの青物も狙ってみたい。 

釣友は、それ用のルアーを準備していくと言う。 途中、釣り具店でサビキ仕掛けと青虫を購入し、マリーナへ到着。

マイボートは、燃料補給を終え桟橋に繋留していただいている。 マリーナスタッフのみなさん、いつもありがとうございます。






                






9:20、出港する。 この時ばかりは、大アジやハマチがすでに釣れたような話で盛り上がる。

天気は薄曇りでカンカン照りではない。 海上でも快適に過ごせそうだ。 ずっと続いていた猛暑がうそのようだ。

風も波もない。 絶好の釣り日和だ。 陸上や海上の保管艇を見ながら出港する。






                






マリーナを出ると、正面に向島の高見山がよく見える。 少し走ると右手に横島が見える。 今日は海上の見通しは良さそうだ。 

東へ針路を取り進んでいく。 






                
                 
向島の高見山                                                        横島





                
                   
田島                                                          内海大橋





田島の北側を走っていると内海大橋が見えてくる。 内海大橋下の橋脚周りには、いつものように釣り船が4〜5艇出ている。

タコかママカリ狙いだろうか?






                          






ガンさんもこの船団の中におられるのだろうか。 帰宅後、ガンさんのHPを覗かせていただこう。 

しばらく東へ走る。 フィッシャリーナとクレセントビーチが見えてくる。 






                 
                  
フィッシャリーナ                                                     クレセントビーチ





どちらにも、人影は全く見えない。 夏の終わりを意識してしまう。 寂しさを感じる。

しばらく走ると、阿伏兎観音が見える。 ここでは今日も数艇の船が釣りをしている。 キス狙いかな?






                          
                                       
阿伏兎観音





阿伏兎観音に、安全と大漁のお願いをしながら燧灘に出る。 予想通り波は無い。 快調にハチカサノ瀬まで走ることができる。

今日は、もちろんハチカサノ瀬で大アジと青物を狙ってみる。 しっかり釣果を上げた後、時間があれば田島でイイダコを試してみる。






              






阿伏兎観音前から、南東に針路をとり進んでいく。 すぐにハチカサノ瀬が見えてくる。

海上には多くの底引き網漁船が船団を組んで漁をしている。 走島漁協の漁師さんたちがイワシを獲っているのだろう。

ハチカサノ瀬に向けて走行中にも魚探には、イワシの群れであろうと思われる魚影が登場しては消えていく。

底引き網漁船の後方には監視船が付き、一般のプレジャーボートが網に入り込まないように注意を呼びかけている。

監視船がいなかったら、うっかりと入り込む一般のボートもいるのだろう。






                          
                                     
ハチカサノ瀬浮標





10:00前、ハチカサノ瀬ポイントに到着。 このポイント周りを魚探で確認すると、どこでも魚の反応がある。

瀬の頂上近くの水深19mあたりにアンカーを打つ。 ややロープを長めに出す。 潮に流され21〜23mあたりを釣ることになる。

サビキ仕掛けを入れると、仕掛けが海底に着かない。 途中で魚が仕掛けに食いつき持って行く。

第一投から入れ食い状態になる。 アジ・サバの15〜20cmがレギュラーサイズ。 時に豆アジ・豆サバも混じる。

2〜3回、どうにもならない強い引きがあり、仕掛けを切って逃げる。 大物が釣れない。

底まで仕掛けが届かないから大物が釣れないのだろうと、途中であたりがあっても無視して仕掛けを着底させようとするが、うまくいかない。

中型サイズばかり釣れてくる。 今日の狙いは、大アジとヤズ・ハマチなどの青物なのに。 

釣友は、それ用にサビキ仕掛けからルアーに替えて頑張っている。 しかし、今日は大型が釣れない。






             






今日のレギュラーサイズは食べるには、ちょうどいいサイズだが、今日の目的からはかけ離れている。

しばらくすると、潮が替わったのか、だんだんあたりがなくなってくる。

13:00を過ぎると、イイダコポイントに移動しようということになる。 そのポイントはマリーナへ帰る途中にある。

アンカーを上げ、イイダコポイントへ。 阿伏兎の瀬戸を目指して阿伏兎観音方向へ移動していると、左方向へ大きな貨物船が見える。

このままお互いの船が現状のまま進むと明らかに衝突してしまう。 

このようなときはこちらの船が優先になるが多くの場合、小型船舶の方が進路変更することになる。






                          
                                   
  このままでは衝突する





                          
                                 
自船の針路を大型貨物船の方向に変針する





                          
                                 
貨物船はマイボートの針路から消えていく





これが、確実に相手の船舶と衝突しない方法である。 





                          
                                       
阿伏兎観音





阿伏兎の瀬戸へ入る。 珍しく多くの貨物船とすれ違う。 やがて内海大橋の下をすり抜ける。






                






                






内海大橋を東から西へ抜けてしばらく進むと、赤と白ツートンカラーの定期船と出会う。

これは尾道駅前から鞆の港へ向かう定期船だ。 小さな船体で一生懸命走っている姿が、いい。

やがて、上地図の「田島北ポイント」に到着する。 水深11〜13mあたり。 さあ、イイダコを試してみよう。

岡山県の神島、水島あたりではイイダコが上がり始めたらしい。 このあたりのポイントでも釣れるのではないか。






                
               
田島北ポイントから田島を見る                                         田島北ポイントから常石方向を見る





                          
                                  
イイダコ用の仕掛け(イイダコテンヤ)





しばらく頑張ってみるが、イイダコらしきあたりはない。 イイダコやコウイカも釣れるポイントだがまだ少し早いようだ。

今日は所用のため、早めに帰港しなければならない。 13:50、マリーナへ帰港の連絡をし帰路につく。

今日の釣果は、アジ・サバ約150匹(15〜25cm)、豆アジ・豆サバ約50匹、カマス3匹、(40cm)




             
           
アジ・サバ約150匹(15〜25cm)、豆アジ・豆サバ約50匹、カマス3匹、(40cm)  写真はその3分の2、一人はすでにクーラーボックスに入れていました。





今日、いただいた釣果を全部さばくとなると長時間になる。 今日はこれらをいつもお世話になっている店に持って行ってみようか。

「小魚がたくさん釣れたんですが、さばいていない魚を持って行っていいですか?」と電話で聞いてみる。

すると「もちろんいいですよ。ありがとうございます。」とのこと。 さっそく魚を届けて所用に向かう。

居酒屋「じゅんちゃん」のみなさん、突然余計な仕事を持ち込み、すみませんでした。 ありがとうございます。 

今後は様子を見ながらほどほどに釣ることにします。

今日、突然の誘いに付き合っていただいた釣友のみなさん、ありがとうございました。


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