筍を味わう       130420




先週、竹藪の除草を行った。 雑草に隠れて成長しすぎたタケノコもあった。 






                          






                
                                             
先週、除草直後に雑草の中から現れた大きなタケノコ、これは食用にならない





それは食用にはならない。 除草後、芽を出しているタケノコを収穫しよう。

さっそく、タケノコ収穫用の鍬とカゴを持ち竹藪に入る。 除草後、1週間が経ったので成長しすぎたものがあるかと見回してみる。

大きすぎるものはない。 ちょうど地上にのぞきかけた食用として適度なものが見える。 






                
        
    この辺りだけでも5〜6本のタケノコがのぞいている





1年ぶりのタケノコの収穫。 この竹藪は斜面になっている。 土が流出しやすい。 

少しでもここの土を大切にするために掘り返した後は埋め戻しておく。 しかし、ある程度深く掘らなければタケノコの根っこ部分まで出てこない。

タケノコのあの赤っぽい根まで掘り出さないと「達人」とは言えない、と勝手に思っている。 

タケノコの途中で切断してしまっては、どうも感じがよくない。 食べる時に、根っこのある辺りの硬めのゴリゴリした食感もまたいいのだ。

と、頭の中で持論を展開しながらタケノコを掘り出していく。 

収穫したタケノコを見て「先ほどの持論は何なんだ?」と一人恥ずかしくなる。 根っこ部分まできちんと掘り出せているものはほとんどない。

タケノコの収穫も達人の域には達してないようだ。 まだまだ修行不足だ。

さて、タケノコの大きさはどうか。 除草から1週間経っているが、成長しすぎているものはほとんどない。 適度なものばかりだ。

10本あまり収穫した。





                   
                                  
大小のタケノコ13本収穫する





さて、これからアクを取る。 大鍋に入れて短時間茹でる。 

アクを取るために茹でるのであれば40分程度、タケノコの風味を残すのであれば20分程度と言われている。

今日のように収穫してすぐであればアクはあまりないと思うが、いつも小一時間程度茹でている。

大鍋に、先と根っこを落としたタケノコとタカノツメ(唐辛子)少々、米ぬか少々を一緒に入れる。

タケノコの先と根っこを押し切りで落とす。 そして、土の付いた皮を取り除き、包丁で縦方向に軽く切れ目を入れる。






                
                                                      
米ぬかとタカノツメを入れる





                
               
押し切りで先と根を切断する                                                切断されたタケノコ





                   






大鍋に火をつけて約1時間。 ほどよく茹でたらそのまま冷めるまで置いておく。 そのまま冷ますのがポイントだ。

すぐ鍋から出すと深い味わいがなくなるらしい。 

昼前に収穫したタケノコだが、茹で終わると蓋をしたまま夕方まで置いておく。 茹でる頃には雨が降り始めた。



夕方、充分冷めた大鍋からタケノコを取り出し、皮をとる。

適当なサイズに切り、煮ものにする。 

鍋で昆布を入れ出汁をとり、それを醤油・砂糖・みりん・酒などで味付けをし、タケノコを入れる。 自家栽培の椎茸、油揚げも入れる。

味が染みこむまで小一時間煮込む。 






                
              
     じっくり煮込む                                                完成! 男の料理「タケノコの煮物」





大皿に盛り付け、庭のサンショウの葉を置く。 さっそく、タケノコの煮物で一杯。 やはり初ものはうまい。 旬のものはうまい。 

だし昆布は、鍋から出しておいた方が見た目がよかったのかな?  冷たい飲み物が進みます。 





                             庭で 見かけた植物  


庭で見かけた植物を載せてみる。





                
                   
ハナウゾウ                                                            サツキ





                
                 
 セイヨウタンポポ                                                   セイヨウタンポポ





                
                   
ポリジ                                                          ヒメリンゴ





                                   



一夜明けて、再びタケノコの煮物を食す。 あれ!? 昨日より美味くなっているではないか。 より味わい深いタケノコになっている。

煮物は、一晩置くと味が良くなると聞いたことがあるが、その通りだと実感する。


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