春の釣り     130428



年度末から年度始めにかけて、土日も仕事関係や私事の所用が立て込み、なかなか海に出ることができなかった。

本職の方では、新支店に替わった早々一ヶ月間取り組んできた一大イベントが昨日無事終了した。 気分的に軽くなった。

長期間気にしていたことが無くなると・・・、やはり「海遊び」。

田植えが近づいている、田んぼや休耕田・畑の雑草も繁っている、タケノコも次々と顔を出し収穫を待っている。

昨年10月に収穫した新米、そろそろ暖かくなってきたので米冷蔵庫に入れてやらなければ・・・。

しかし、今は「海遊び」。 あえて副業(農作業)のことは忘れよう。

先日、マイHPにボートフィッシングのお誘いを載せていた。 何人かの釣友から参加の連絡をいただいている。

昨日は、夜遅くまで本職のイベント終了の打ち上げが続いた。 

打ち上げ中にも釣友のみなさんに出港予定についての連絡をしたり連絡をいただいたりと忙しい?時間帯を過ごした。

打ち上げ中に、携帯に連絡をいただきましたが受けることができなかった何人かの釣友のみなさん、失礼しました。

静まりかえった打ち上げ会場で上司の長〜い挨拶中、ポケットの携帯がむなしく振動しておりました。 



さて今日は、9時出港の予定だ。 8時過ぎに自宅を出て8時30分頃、松永駅で釣友のHさんを乗せマリーナへ向かう予定だ。

しかし、自宅を出るのが8時を大きく過ぎてしまった。 8時40分、松永駅でHさんを乗せてマリーナへ向かう。

途中、釣道具屋さんで砂虫少々とサビキ仕掛けを購入し、コンビニで弁当と飲み物を購入する。

9時10分、マリーナ到着。 今日は風も波もないようだ。






                         






事前に、マリーナへ出港時間の連絡と燃料補給・ビルジ確認のお願いをしていた。

しかし今日は、みろくの里で合宿をしている岡山県の某高校1年生約100名がカッター訓練をするためにマリーナへ来ている。

マイボートは、まだ下架されていない。 ビルジだけは抜いてもらっている。

高校生のみなさんが、集合して今日のカッター訓練についての説明を受けているあいだにマイボートを下架してもらう。






                         






マイボートを海上に下ろして燃料を補給してもらう。 揺れる海上なので満杯になると給油口からいくらか溢れる。

溢れた燃料を処理してもらい。 エンジン始動。 暖機運転を少々。 真冬のように暖機運転に時間はかからない。



説明を受けた高校生のみなさんが、 カッターへ乗り込む。 向の桟橋では1艇につき20名ほどが乗り込んでいる。

今日の訓練に対する期待と興味もあるのだろう。 にぎやかな会話が聞こえてくる。

カッターに乗り込んだひとりの女の子が「私、あっちの方がいい」と、こちらのボートを見ながら叫んでいる。







                






『それはそうでしょうけど、今日はまじめにカッター訓練を受けてくださいよ。 みんなで、つらい訓練を体験するから仲間になれるんだよ。

これから3年間一緒に学んでいくんだよ。 達成感も味わえるんだよ。 いい思い出にもなるんだよ。 感謝の気持ちも芽生えてくるかな?』 

等々思いを巡らせながら、マイボートもゆっくり出港する。

カッターに乗り込んで正直な気持ちを叫んでいた女の子はカッター訓練を含む合宿終了後どんな感想を持つのだろう?

合宿後の感想を聞いてみたい気も・・・。



いつものように、出港時には気になるボートにカメラを向けてしまう。






                






                






いつも同じようなビッグボートの撮影をしてしまう。 このマリーナのビッグボートが出港するところはあまり見かけることがない。

カタマラン艇の出港は、何度か見かけたことはある。 

このオーナーは知っている人だが、他のビッグボートはどのような方が乗っておられるのだろうか。 

個人で所有されているのだろうか? 気にもなる。



9:30、マリーナを出ると、これまたいつものように周りの島々の様子が目に入る。






                
              
     向島の高見山                                                         百島





                
                  
 横島                                                             田島





右方向に連なる島々を見ながら、左方向には(株)常石造船を見ながら東へ移動する。






                
           
   修理中の大型貨物船(パナマ船籍)                                     1月以降?建造が始まった大型貨物船の船尾部分





今日の海は、風もない波もない。 絶好の釣り日和だ。 しばらく進むと内海大橋が見えてくる。

橋の下では、何艇か釣りをしている。 田島寄りでは2艇が釣りをしている。






                






何を狙っているのだろう。 カレイ? キス?  内海大橋を東へ抜けると、本土寄りにも2艇の釣り船がいる。






                          






どの艇も釣れている様子ではない。

すぐに今度は田島方向を見ると入り江の奥の方に内浦小学校が見える。 

最近も載せたような気がするが、この小学校辺りから東方向に向けての海岸沿いでテナガダコを拾うことができる。 

4月下旬から5月にかけての大潮の夜、干底を過ぎた時間帯からライトとヒバサミを持って拾って歩く。

この時期には、テナガダコが岸に寄ってきている。 ライトで照らしてもすぐには逃げない。 二桁の釣果? 獲物?が望めるそうだ。






                         
                                     
 内浦小学校





 しばらく走ると右方向にフィッシャリーナが見えてくる。

今日は絶好の釣り日和だ。 ここからも多くのボートが出港しているのだろう。






                
              
     フィッシャリーナ                                                  クレセントビーチと釣り筏





フィッシャリーナ前の釣り筏には2〜3人の釣り人が見える。 これは、チヌを狙っているように見える。

その向こうのクレセントビーチには、人影は見えない。 まだ、ビーチでの遊びには寒すぎるようだ。

矢の島前の海苔罅は、今シーズン早くに撤去されていたが、今は赤い旗を付けたイケスか定置網が設置されている。 

引き続き、夜釣りの行き帰りには、要注意だ。






                         
                                  
矢の島前のイケスが定置網





阿伏兎観音前を、大漁と安全を祈りながら通過する。 ここでは2〜3艇が釣りをしている。 キスを狙っているようだ。

たくさんの竿を出している艇はカレイだろうか?






                         
                                      
阿伏兎観音





阿伏兎の瀬戸を抜けると、鞆の浦方向へ進む。 今日は、先ず仙酔島東湾内でキスを狙ってみる。

仙酔島の北側を回り、東側へ移動する。 久しぶりに鞆の浦の町並みを見る。






                
                 
鞆の浦の街並み                                                    仙酔島の船着き場





仙酔島の船着き場を見ると、今シーズンも始まったばかりの「鯛網観光」の幟がたくさん立っている。

今シーズンも多くの観光客で賑わうことだろう。



仙酔島の東側を少し南へ移動し、大きな2つめの湾内に入る。 前方に長い砂浜がある。

水深5〜6mまで砂浜に近づく。 左の岩場寄りにボートを掛ける。






                
                  
長い砂浜                                                   砂浜の左方向にある岩場





ここは、前方の浜に向けて投げても、左の岩場方面に投げても良い。

この東側湾内の砂浜は、嘘のように浅いところで、5月〜7月にかけてアイナメと良型のキスが狙えるポイントだ。

まだ、4月末なので、はずれかもしれないが試してみる価値はある。

昔は、釣りものが少ない5月上旬にも中型のアイナメが多く釣れていた。 中旬からキスが混じる。

6月になると、「こんなに浅いところで?」というようなところでも20cmオーバーのキスがたくさん釣れたこともある。

が、まだ4月。 水温も低い。 一抹の不安もある。



@ 10:00、さっそく、投げてみる。

流線針8号、針は小さめで小さいものから大きいものまで狙ってみよう。 釣針は「小は大を兼ねる」である。

餌は、砂虫。 

時々、あたりはある。 合わせる。 乗った。 期待するが・・・・、上がってきたものは・・・、フグ。 な〜んだ。

スタッフ、みんなフグを釣っている。 釣っては放流する。 フグ狙いの釣り人は嬉しいものかもしれない。 

何匹かはイケスに入れるスタッフも。 どうも、ここはハズレのようだ。 まだ早すぎたようだ。

では、この湾のすぐ外。 外の岩場の前、水深10m辺りを流してみよう。



A 10:30、外の岩場前、水深10m辺りを南から北へ流してみる。





                         
                             
           湾外の岩場前





しばらく、粘るがここもあたりはないようだ。 が、艇があるポイントを通過するとき、あたりがあることが分かる。

まさに、ピンポイントであたりがある。 そのポイントでキスが上がってくる。

何度も、そのポイントを流すが、釣れない。 くいが渋い。 ここは諦めよう。

次に、ハチカサノ瀬に行ってみよう。 

移動中、つつじ島と仙酔島の間を通過する。

つつじ島側で小さな艇が釣りをしている。 この辺りはたまにカサゴが釣れるくらいではないだろうか。

キスやカレイ、グチなどはここでは上がらないと思うのだが・・・。

仙酔島側でやっている艇。 ちょうど小さな洞窟の前で釣っている。 これは、真夏のキスポイントだ。

昔は、よくここでキスを釣ったものだ。 ギザミ混じりで意外に大物も釣れるポイントだ。






                






南へ針路をとり、ハチカサノ瀬へ向かう。 波がなく穏やかな海は走りやすい。



B 11:30、ハチカサノ瀬に着く。

さっそく瀬を見つけ、アンカーを掛ける。 艇は水深19m辺りに固定される。

サビキ仕掛けを何度も投げてみるが、まったく辺りがない。 魚探にも魚らしき反応が出てこない。






                





まったくあたりがない。 12時を過ぎた。 そろそろ、当木島へ移動して本命の鯛狙いに備えよう。

移動を始める。 昼食を摂りながら移動する。



C 12:30、当木島東ポイントに到着する。 船団ができている。 しかし、どの艇も釣れている様子はない。

魚探には、魚らしき反応が赤く映し出されている。 船団も、魚探を見ながら魚群の動きに合わせて移動を繰り返している。

しばらくその動きを繰り返しながら鯛サビキを下ろしてみるが、全くあたりがない。






                






多くの艇が、このポイントに通い詰めているらしい。 

その常連さんたちが、お互いに「今日は釣れんど、どうしたんかのう」などと声を掛け合っている。

お互いの経験から、釣れない理由を交換し合っている。 1時間余り、粘ってみるがアタリがない。 諦める。

最後の望みを託して、以前キスがたくさん釣れたことのある田島へ移動する。



D 14:30、田島の西側、別荘分譲地の西辺りを流してみよう。

行ってみると、一艇がそのポイントを流している。






                
              
  この辺りでアタリがよくある                                        この辺りから田島へ向かって左へ流していく





水深は4〜5mほどと浅い。 しかし、良くアタリがある。 粘れば数が望めるポイントだ。

このポイントなら、砂浜から投げてもキスがたくさん釣れるのではないか。 丘からのポイントでもあるようだ。





                                 
今日の釣りポイント
                          
             





                                   
今日の釣果

             





今日は、残念な釣果であった。 キス10匹、フグ多数(イケスに入っていたのはこれだけ)。

まだ、海水温が低い。 もう1ヶ月すると、ハチカサもその他のポイントも釣れ始める。

今は、我慢の時です。 

鯛狙いは、はずれた。 連休後半にチャンスがあればもう一度出港してみたい。 

釣友のみなさん、ぜひ、鯛狙いでチャレンジしてみましょう。



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