耕しと除草      130503



田植えまで1ヶ月を切っている。 しかし、今シーズンは(も)、田畑の管理が充分できていない。 

雑草が茂った状態が続いていた。 近所のお年寄りの方々が、見るに見かねて除草や耕しをしてくださっている。 

おかげで、なんとか我が家の田んぼも、田植えができるような状態になりつつある。

このゴールデンウィークの間に近所のみなさんのレベルにまで追いついておかなければいけない。

田んぼの除草を兼ねた耕しと休耕田の除草をしておこう。 また、果樹園の雑草が気になる。 それも片づけておこう。 

いよいよ、田んぼ・畑・果樹園の1ヶ月ごとの除草作業が本格化する。




10時、ゆっくりと作業にとりかかる。 まず、田んぼと休耕田の除草作業から始めよう。 トラクターを出す。 燃料を補給しよう。

トラクター用軽油のドラム缶にポンプを入れる。 

『あれ!?、軽油がずいぶん少なくなっている。何度も我が家の田んぼの除草作業をしていただいたようだ。』

『近所のみなさん、ありがとうございます。』


軽油を満タンにする。





                          






さっそく、1枚目の休耕田へ。 まだ、雑草は茂っていないが、時間があるときに除草しておこう。

作業を始める。 土が良く乾燥している。 土埃が舞い上がる。





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今日は、鍬を持ってきてないので周辺部に残る雑草まで除草できないが、そのままにしておこう。

次の田んぼへ移動する。 すると、近所のおじさんが我が家の田んぼの除草を始めている。

トラクターの音を聞きつけて、我が家の田んぼの手伝いに来てくださったようだ。 トラクター2台で、作業をする。






                






2台で作業すると早い。 終了すると、次の田んぼへ移動する。 ここも2台で作業する。

これで、今日の田んぼの耕しと除草作業は終了する。 

残りの田んぼは近所のみなさんが作業してくださっているようだ。 まだ、気になるほどの雑草ではない。 

みなさん、いつもありがとうございます。





                          






午前中の作業を終えて、となりのおじさんと釣り談議になる。 おじさんは、この時季には毎年、田島でテナガダコ漁をする。 

最近釣りのページにも『テナガダコが拾える』と載せたことがあるが、それはこのおじさんからの情報だ。毎年この話は聞いている。 

今シーズンも、何回もテナガダコ漁に行ったらしい。 「先週も2日連続で行ってきた」とのこと。

「今回は、3人で行って50匹以上獲った。帰ってからタコを配るのが大変だった」とのこと。

「もう今年は終わりじゃろう」とのこと。

「へーえ、じゃあ、みんな2桁以上獲ったんじゃあ」と言うと、「いやいや、一人が50匹以上よう。みんなじゃあ200匹以上おったじゃろう」とのこと。

それには、びっくり。 『だから我が家の食卓にもテナガダコがあったのか』と納得した。

テナガダコを持って来てくれたとなりのおばさんがその説明をしてくれなかったので、そこまでの大漁だったとは知らなかった。

                                    

そのおじさんの話からポイントをまとめてみる。

○ 4月下旬から5月、時間帯は夜7時までの干潮で、潮高は低いほどよい。

  ということは、4月でいうと25日(木)〜30日(火)までだったのだ。
 
  5月は、まだ獲れるか獲れないかわからないが、9日(木)〜12日(日)と24日(金)〜27日(月)となる。

  夜7時を過ぎると獲れなくなる。 

○ 使用する道具は、ガス灯・太めの針金の先を曲げたひっかけ・ハッポースチロールの入れ物

  普通のヘッドライトや懐中電灯では良く見えない。 タコをとるには釣針の先のように曲げた針金で引っかけて、

  丸い穴を開けて海面に浮かべたハッポースチロールの箱に入れるのが最適だそうだ。

  他の網や袋には入らないが穴のあるハッポーには自分からすっと入るらしい。

○ 
この時季には、海岸に寄ってきている。

  
この時季は浜に寄ってきている。 時には、タコをふんづけていることもあるほどたくさんいることもあるらしい。

残念なことは、5月になるとあまり獲れなくなるらしい。 しかし、昨年までは4月下旬から5月が漁期と聞いている。

5月10日(金)か11日(土)に試してみたいものだ。



さて、農作業の続きをしよう。 午後は果樹園の除草作業の予定だ。

草刈り機へ、50:1の混合油を給油し準備をする。 しかし、予期しない雨が降り始める。





                          






草刈り機を準備したのだが、しばらく待機だ。 雨が止むまでしばらく、のんびりしよう。

最新の「釣り情報誌」を見る。 雑誌を見ると、どこでもよく釣れているように思える。 

自分たちの先日の釣りは何だったんだ、まったく釣れなかった。 と、また落ち込んでしまう。

1時間経っても1時間半経っても雨が止まない。 

今の状態は、「晴耕雨読」?。 しかし、「雨読」の時間が長すぎる。



そうだ。 散髪に行こう。 しばらく髪を切ってない気がする。行きつけの店に連絡してみる。

「3時に来てください」とのこと。 ちょうどいい。すぐに出かける。 3時5分前に店に着く。

さっそくシートに座る。 「前回は3月20日でしたね」とマスター。 

「そうですか」と言いながら『もう2ヶ月くらい経っとるのかと思っとった。さすがプロ、ちゃんと来店日を記録しているんだ。』と思う。

不思議と、この店に来てシートに座ると眠くなる。 また寝てしまっていた。 途中何回か、自分の頭が前にガクッと動く振動で意識が戻る。

マスターは、よくこんな状態でカットできるものだと感心する。

いつもの「はい、終わりました」と、マスターの声でまた意識がはっきりする。

続いて、マスター「短くしておきましたよ」と。 この一言にいつも疑問を感じる。 自分は「短くしてほしい」と言ったことは無いはずなのに?

この店のお客は、終わった後で「な〜んだ、短くなってないじゃないか」と不満を言う人が多いのかな?

そういう人に対する自己防衛策で、短くなっていることをアピールするための一言をよく言うのだろうか、と勝手な予想をする。

帰宅途中、あれほど降り続いていた雨が上がり、良い天気になっている。 路面からは先ほどの雨が水蒸気になって立ち上っている。



帰宅後、草刈り機を背負い果樹園へ行く。 思ったほど雑草は長くない。 





                  





さっそく、除草作業開始。 しかし、この果樹園は表面に石が多い。雑草に埋もれた石に気づかないで回転刃がぶつかり刃が欠けることがある。

石に気をつけながら作業を続ける。 ここにも様々な植物が生育している。

果樹園で見かけた植物を載せてみる。

正式名称は、イタドリ。茎の中は中空で多くの節がある。構造は竹に似ている。最近は、山菜として食べられていると聞く。茎を折りとる時にポンッと音がする。生で食べられる。酸味がありさっぱりと美味い。調べてみるとイタドリは根茎を薬用として、痛み取りからイタドリの名がついたらしい。干したものを煎じて服用すると、利尿作用、膀胱炎の痛み取り、緩下剤として常習性便秘に、関節痛やリュウマチにも効果あり、子供の夜尿症にもよいとされるらしい。
幼少の頃、学校の行き帰りによく折りとり食べていた。折りとる時にポンと音がするものは皮を剥ぎとりやすい。左写真のように皮を剥ぎとって食したものだ。イタドリは普通に食べることができる。似たような植物に、スイバがある。よく牛の飼料にされていたが、それはもう少し茎が細く茎の中は中空でない。子供の頃、それも食べていたが口の中で噛んで繊維質は吐き出していたものだ。
ヒメオドリコソウ。今年はずいぶん増えている。ホトケノザが占領していたエリアも今年はヒメオドリコソウが繁殖している。今年は例年よりやや気温が低いことが影響しているのだろうか。オドリコソウもホトケノザもオドリコソウ属の花だ。いつぞや、マイHPにオドリコソウモドキとして載せている植物も正式にはヒメオドリコソウでした。
フェイジョア。フェイジョアについて調べてみる。南米を原産とする、冬も葉が落ちない常緑性の樹木で果実を食用とする果樹です。亜熱帯性の果樹に分類されますが、寒さにも比較的強く、日本でミカンの育てられる場所であれば、気候的に露地栽培は問題ありません。日本の気候でも比較的育てやすいトロピカルフルーツといえるでしょう。(HP「ヤサシエンゲイ」より)
小さなつぼみがたくさんついている。5月中旬に花が咲く。
すもも。すももについて調べてみる。日本すももは主に生食用として栽培され、一方西洋すももは生食用のほか、乾燥用やジャム、コンポートなど加工用としても栽培されています。健康補助食品で有名な「ドライプルーン」は西洋すももを乾燥させたものです。(HP「果物ナビ」より)
現在、直径1cm弱の果実をつけている。
ユコウ。わが国でできたユズ近縁の自然交雑種と推定され、徳島県および高知県で古くから栽培されてきた記録があります。 愛媛県に伊予ユコウがあり、一見徳島のユコウと同じように見えますが、樹性、葉形および果実の性状に違いがあり別種とされています。そのほか、駿河柚香、相模柚香等ユコウと呼ばれる品種がありますが、これらとも異なります。系統には一般に栽培されている10個前後の種子を含む系統と3個〜無核で果実がやや小さい系統があります。(HP「徳島県立農林水産総合技術センター」より) 
現在、花は小さなつぼみ状態、もうすぐ開花する。
梅。初め緑色で、6月頃に黄色く熟する。この季節の気象現象に「梅雨」があるが、この名称には梅の実が直接関係していないという説もある。実はそのままでは甘くなく、食用には適さないので、干す・煮る・漬け込むなどの調理を経て食用にする。ただし、未熟な実(青梅)の果肉と、実の核の中の種子にはシアン系の毒が含まれているので注意が必要。(HP「ニコニコ大百科」より)
もうすぐ収獲できそうだ。

ヨモギ。ヨモギはキク科ヨモギ属の多年草で、全国各地の野原や河川の土手などに自生している。よもぎ餅(草餅)の緑の材料として知られている。
独特の香りがあり、お灸のもぐさとしても有名である。古くから食用だけでなく、それ以上に生薬として漢方では「艾葉(ガイヨウ)」と呼ばれ、食べる、飲む、浸ける、香りをかぐ、もぐさににするなど、万能薬としてちんちょうされてきた。(HP「旬の食材百科」より)

1時間半後、除草作業終了。





                  
                                   
さっぱりとした果樹園




除草が終了したが、また1ヶ月後には雑草が茂ってくることだろう。 今日は、ご苦労様でした。

この時季、庭や田んぼの周りで見かけた植物を載せてみる。



                              庭と田んぼで 見かけた植物




                
                 カラスノエンドウ                                                      シバザクラ





                
                   ハナミズキ                                                       スミレ





                
                 栽培中のシイタケ                                                    アジサイ





                
                 カシワバアジサイ                                                    ナルコユリ






                
                    スズラン                                                         シラン





                
                  ガザニア                                                         スノーボール





                
                    白バラ                                                        チューリップ




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