玉ネギの収穫     130525



玉ネギの収穫は、葉が枯れ始めてから、倒れてから、収穫するということになっている。

しかし、我が家のお年寄りが「近々雨が降るので、今日収穫しておかないといけない」と。 本当は、あと1週間おいておきたいが・・・。

雨に濡れると、よく乾燥してから収穫しなければならない。 そうすると自分の休日を利用して収穫することが難しくなる。

今日収穫することにする。






                






玉ネギについて

 @ 栽培の歴史(hp「wikipedia」より)
    原産は中央アジアとされるが、野生種は発見されていない。栽培の歴史は古く、紀元前のエジプト王朝時代には、ニンニク等と共に
    労働者に配給されていた。ヨーロッパの地中海沿岸に伝わったタマネギは、東ヨーロッパ(バルカン半島諸国やルーマニア)では辛
    味の強い辛タマネギ群、南ヨーロッパ(イタリア、フランス、スペイン)では辛味の少ない甘タマネギ群が作られた。これらの両系統は
    16世紀にアメリカに伝えられ、さまざまな品種が作られた。
    その一方、原産地から東のアジアには伝わらなかった。日本では江戸時代に長崎に伝わったが、観賞用にとどまった。食用としては
    1871年(明治4年)に札幌で試験栽培されたのが最初とされ、1878年(明治11年)、札幌農学校教官のブルックスにより本格的な栽
    培が始まった。その後の1880年(明治13年)に、札幌の中村磯吉が農家として初めて栽培を行った。

    秋まき栽培
    10月下旬から11月にかけて定植。極早生から早生にかけては、マルチ栽培やトンネル被覆を行うところもある。
    春一番や温かい雨により細菌が繁殖しやすくなるため、倒伏前までこまめに消毒を行う。
    倒伏は3月から5月にかけて。50 - 80%程度が倒伏したら天気がよく、乾燥した日に収穫する。早生や極早生では倒伏前に収穫して
    葉付きで出荷する事もある。
    中生や晩生では、風通しのよい日陰で貯蔵する。数個のタマネギを葉のところで紐で縛り、吊るして貯蔵する事もある。
    タマネギは収穫後、表皮を乾燥させておけば長期保存が可能であり、常温でも数ヶ月は保存が可能な食材とされる。


 A 玉ネギの効能(hp「wikipedia」より)
    玉葱を切ると涙が出るのはイソアリインという催涙性前駆物質が玉葱を切ることによってアリイナーゼという酵素と反応して催涙性物質
    になるためです。催涙性物質から産生される含硫化合物にはさまざまな作用があり、特に血小板凝集抑制作用が特異的です。
    ★ 薬効のもとのイオウ化合物である含硫アミノ酸は玉ねぎに多量に(1kgあたり2〜3g)含まれています。刺激成分が有効成分です
     ので、目にしみないとか、辛味のない玉ねぎは薬効が少ないことになりますが、最近は薬効をより高める新品種の開発も進められて
     います。
    ★ この作用は玉葱を切った直後に加熱すると失われますが、切って室温に15分間以上放置しておくと加熱しても失われません。 成
     分間の化学反応で、別の物質(プロペルニルジスルフィド類)が生まれ、糖尿病で高い血糖値の低下作用や発ガン抑制作用があり
     ます。 
    ★ 調理で加熱すると、また別の物質(トリスルフィド類やセパエン類)に変わります。
     これらの物質は心筋梗塞や脳梗塞などの原因となる中性脂肪や悪玉コレステロールの値を下げます。血管を詰まらせる血栓を溶か
     すことも確認されています。血液をさらさらにし、動脈硬化を防ぐ作用があります。


 B 玉ネギの食べ方(hp「wikipedia」より)
    玉ねぎの薬効を最大限に生かすには、含硫アミノ酸が変化しやすいように、切ってすぐに調理せずに、室温で30分ほど放置するか、
    電子レンジに20秒かけると、切った玉ねぎの温度が上がり、変化   がすぐに起こり、辛味成分が減って甘くなります。
    必要量は1日に1/4 個ほどで十分です。毎日使える食材ですし、加熱しても薬効は失われません。
    積極的に利用して生活習慣病を予防しましょう。
    辛味をとるのに水にさらすと、水に薬効成分が溶け出してしまいますのでスープなどが最適です。
    茶色の皮の部分はケルセチンが豊富ですが、余程の有機栽培・無農薬で無い限り、泥と接触する部分は破棄してください。
    ケルセチンは、タマネギの他、きゃべつ、春菊 、ブロッコリー、ほうれん草、レンコン、リンゴ、赤ワイン、緑茶などにも含まれていますが、 
    野菜の中でも玉ねぎと、皮に特に多く含まれています。
    玉ネギの外皮には、ポリフェノールの一種のケルセチン(クエルセチン)、硫化アリル、ビタミンA、B1、B2、Cや鉄、カリウム、カルシウ
    ム、リンなどのミネラルが含まれています。 ※ ニンニクの薬効成分と似通っています。





9:00、玉ネギを全て抜いて畑に横たえていく。 今日は快晴だ。 このまま畑で玉ネギ全体を、よく乾燥させる。






                






紫玉ネギは、もう少し収穫するには早いので残しておく。 夕方、農機具倉庫の中に入れることにしよう。

そして数日後、数個ずつ縛って風通しの良い倉庫内に吊すことにしよう。

吊した玉ネギは、秋が深まるまで保つが、昨年は夏を過ぎてすべて腐敗してしまった。 何がいけなかったのかよく分からない。

よく乾燥してなかったのだろうか? 今年はじっくりと乾燥させて、吊り下げることにしよう。

最近思うことだが、我が家のお年寄りは、農作業がほとんどできなくなったが農作物は体の調子に合わせて減らしていくことはない。

しっかり体が動いていた頃と同じような量の野菜をつくろうとする。

昔、専業農家だった頃の感覚で植え付けをする。 周りや近所の人たちはたまったものではない。

見るに見かねて手伝いをするはめになる。 近所のみなさん、ご迷惑をおかけしています。

自分がつくっているという感覚がいつまで続くのだろうか。 我が家で食べるだけのものを栽培する程度で充分なのだが・・・。



このページをご覧になって、収穫直後の玉ネギを食べてみたいと思われる方は、ご連絡ください。 

昨年のように、長期間吊り下げておいて、全て腐らせてしまうより、みなさんに味わってもらった方がいいのではと思います。

隣のジャガイモは、ぼちぼち花を付け始めている。






                






ジャガイモは、花が落ちたら収穫期だ。 自分は、「収穫したばかりのジャガイモを蒸かしてバターで食す」というこだわりが・・・。

さらに、隣にあるアスパラは1年中芽を出している。 穫り忘れていると、すぐに大きく成長し親木になってしまう。

我が家で食す程度なら、このくらいの植え付けでちょうどいい。






                         






夕方17:00前、一輪車で玉ネギを農機具倉庫の床に移動して、今日の玉ネギ収穫作業を終了する。

数日後、玉ネギを吊り下げよう。



                                   


後日、玉ネギの吊り下げ作業をする。 玉ネギの葉の部分を切り取り束ねて結ぶ。

約半分は、お世話になっているご近所のみなさんにお配りする。 残りの束ねた玉ネギを、今空きになっている犬小屋に吊す。





                







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