農薬散布       130803




この3日(土)か、4日(日)は、病害虫対策の農薬(殺虫殺菌剤)散布をしなければならない。 

我が家のお年寄りから指令が出ている。 散布時期として今週がちょうどいいらしい。 散布するためには気象条件がある。 

その条件とは、散布前に雨が降っていないこと、イネの葉が濡れていないこと。 田んぼに水がしっかりあること。

今日は、その条件が満たされている。 しかし、午後になったら、にわか雨があるかもしれない。

早めに午前中、農薬散布を済ませておこう。 JAへ、その農薬を購入に行く。

病害虫対策の農薬(殺虫殺菌剤)で名称は、パタンバッサオリゼメートという劇薬である。 


植物の病害抵抗性を誘導して高い効果を現す殺菌剤
●稲いもち病、白葉枯病、もみ枯細菌病、穂枯れ等の細菌性病害に有効
●有効成分は根から速やかに吸収され、体内へ浸透移行する
● 予防的散布が有効で、葉いもちでは、初発の10日前〜初発時、穂いもちでは出穂の3〜4週間前の使用が効果的
                                                        HP 農家の店「みのり」より

店員さんに、散布するための諸注意を聞く。 素手で触らない、農薬を吸入しない、散布後手洗いとうがいをしっかりするなど注意を受ける。






                               






直接、店員さんに注意事項を聞くと、そのための用具も購入しようという気になる。

直接触らないための手袋と、吸入しないためのマスクを購入する。 

農薬は、今回散布する田んぼの面積からして2袋購入でちょうどいい。 2枚の田んぼの大きい方が1町5反、小さい方が5反の面積だ。

すると、散布量は、大きい方の田んぼに1袋と半分、小さい方の田んぼに半分を散布すれば、いいことになる。 

安全備品のマスクと手袋を装備して、1枚目の田んぼに向かう。 雨は降っていないので稲の葉は濡れていない。

田んぼに水はあるか? 大丈夫だ、しっかり入っている。 さっそく散布しよう。

この、農薬「パタンバッサ」は、粉剤ではなく粒剤なので、散布中にほとんど飛散することはない。 でも、一応マスクはしておく。

この、広さにどのくらいずつ撒けば良いのか分からない。 でも、この田んぼ1枚に1袋と半分、つまり1袋が3kgだから4.5kgを撒けば良い。






                
                
水はしっかり入っている                                                大きい方の田んぼ





先ず、控えめにこの田んぼ全体に撒いてみる。 20分ほどで終了するが、まだ1袋と半分まで撒いていない。

全体で、やや少なかったかな思うあたりへ追加して撒く。 これで、ちょうど1袋と半分を散布したことになる。

30分で、1枚目の田んぼ終了。



2枚目の田んぼへ向かう。 この田んぼは小さい。 5反ほどの広さだ。 水もしっかり入っている。






                          






田んぼの奥の方は、やや水が少ないが、まあいい。 全部散布してしまおう。

ちょうど一回りすると半袋の量の農薬がなくなった。 ちょうど良いペースで散布したことになる。

15分で、2枚目の田んぼが終了する。



今日は、シルバー人材センターの方2人に農作業をしていただいている。

一人の方は、この田んぼの斜面を中心に除草をしていただいている。 

ここは自分が先週、除草したばかりだが、もう除草してもいいほどに伸びていた。






                
                                                     
きれいに刈り取っていただいた





もう一人の方は、少し離れたところにある畑の除草をしていただいている。 ここは、自分もしばらく除草していない。

雑草がずいぶん成長していた。 成長した雑草の除草は、大変な作業になる。






                          






畑の方の除草も、ほぼ終わりのようだ。 ありがとうございました。

自分も本職を退職したなら、我が家の田んぼ・休耕田・畑の管理、そして近所の農地の管理と、農作業が待っている。

現在、近所のお年寄りのみなさんに、やってもらっている分、退職後はお返しをしなければ・・・。

さらに、時間があれば、シルバー人材センターに登録しておくかな? 

退職してからの時間はどの程度できるのか、感覚的によく分からない。 やりたいことは、農作業以外にもたくさんあるのだが・・。

今日の農薬散布、ご苦労様でした。


                               見かけた生物


ここ数年、夏になると「セミ」に異変を感じている。 

数年前まで、このあたりでセミといえば、ニイニイゼミとアブラゼミが定番であった。その他のセミはめったに見ることができなかった。

ところが、数年前からクマゼミを見ることが増えた。今年は、セミといえば、クマゼミしか見ない。 他のセミはいったいどこへ行ってしまったのか。

農作業の帰り道、道沿いの低木からセミの声が聞こえる。 数十cmに近寄っても逃げない、鳴き止まない。

なんと、カメラを10cmほどの至近距離に近づけても平気で鳴いている。 度胸があるというか・・、慣れているというか。

セミも変わったものだ。





                






近年、夏の暑さが厳しくなっている。 毎年、「観測史上最高の・・・」という言葉を聞いているような気がする。

この異常ともいえる気候のせいなのだろうか?



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