やっと出ました        130824




今年、ハチカサノ瀬での釣りがおかしい。 昨年までの釣果と違うのだ。 例年であれば、7月から大アジやヤズが釣れている時期だ。

昨年は、6月から大アジが上がり始めた。 今年も8月なら、もうとっくに大アジや青物が上がっていてもおかしくない。

今年の状況が例年と違うのは、なぜだろうか。 考えられるのは、今年の気温が異常に高いせいだろうか?

今年の夏は、『観測史上初めての・・・』という言葉をよく聞く。 確かに今年の気温は例年に比べて高い。

しかし、魚は海水の中にいる。 海水温はどうだろうか?

マイHPの過去の「釣り日記」と今年のものを比べてみる。 ほとんど変化はないようなのである。

水温測定が正確におこなわれていないのだろうか。 マスコミの報道によると気温だけでなく海水温も高くなっているということだ。

その影響か、北海道で黒マグロが上がり始めたとも聞く。 日本海でも普段見かけない南方のクラゲが大量に網に入っているそうだ。

やはり、瀬戸内海の海水温も微妙に上昇しているのであろう。 そのため、何度も大アジ狙いは不発に終わっている。

今年、大アジを狙っての釣行は、現在まで次の4回。

6月9日  : まぐれの1匹

7月28日 : まぐれの1匹

8月4日  : ×

8月18日 : ×

以上のように、間違って針に掛かった状態の大アジはあったが、まだ「大アジが釣れた」という思いは、していない。

ぜひ、出港の機会に恵まれている8月中に「大アジが釣れた」気分と、あの強い手応えを味わっておきたい。

そして、秋のアジ・青物のシーズン本番を迎えたいものだ。 

秋のシーズン、9月〜11月では、大アジ・青物の他に、イイダコ・コウイカ・太刀魚も、やってみなくてはならない。

さらに今年は、アオリイカのポイントと釣り方も再度研究しなければならない。 

そして、毎年あまり情報も仕入れないで期待もしないで出かけていた12月〜4月の釣りも、変えていかなくてはならない。

12月からの冬場の釣りポイントも研究してみたい。



さて、8月24日(土)の釣行計画は、8月21日(水)にマイHPの掲示板に、次のようにアップしていた。

リベンジと打ち上げ  投稿日:2013年 8月21日(水)06時12分1秒
 釣友のみなさん、先日は猛暑の中、ご苦労様でした。ハチカサノ瀬はどうしたことでしょうか。
まったく別のポイントで釣っているようでした。
 さて、ハチカサノ瀬でのリベンジも含めて、またまた出港したいと思います。24日(土)にしましょう。
その日は、上陸後の反省会も計画しています。反省会での肴は、自分たちの釣果だけになります。
飲み放題、食べ放題(釣果しだい)?、2500円で計画しています。
釣りの部  9:00出港
反省会の部 18:00〜20:00(府中市内某所)
都合がつかない方は、釣り・反省会どちらかだけでも、ご参加いただければと思います。
 ボートフィッシングに付き合っていただいている釣友のみなさん、いつもお世話になっています。
振り返ってみると、今まで十数名の釣り友のみなさんに乗船していただきました。
しかし、釣友のみなさんどうしで、釣り・海・川・魚などの話を交流する機会は意外と少ないのではないでしょうか。
限られた時間ですが、じっくりと釣りの話(その他なんでも)に興じて、日頃のストレス発散もできたらと思います。
今までの出港時の画像も準備しています。奮ってご参加ください。




天気予報では、24日(土)・25日(日)は、「大雨で突風もある」大荒れだという予報であった。

やや不安を感じながらも、「事前の天気予報は、大げさに言うけど、たいしたことはないのでは?」という思いもあった。

ところが前日、23日(金)夕方から天気予報通りの大荒れ状態になってきた。 夜になると、雷雨と突風になった。

「24日(土)の釣行は、小雨決行にしよう、しかし、雷があれば中止にしよう」と、安全優先を確認する。



8月24日(土)朝、4:30に目が覚める。 天気が気になる。 耳を澄ませると雨の音はしない。 「やった、雨は降っていない」

外の様子を見る。 暗くてよく分からないが、どんよりと曇っているようだ。

釣り決行にしても、中止にしても、HPの掲示板には、6時くらいに入れればいい。 前回の出港時のHP作成の続きをする。

5:10、雨が降り始める。 しばらくしても止まない。これは止みそうにない雨だ。

HP掲示板に、現状と、しばらく待機の連絡を入れる。



今日の出港は・・・  投稿日:2013年 8月24日(土)05時57分9秒
釣り友のみなさん、おはようございます。
小学生が遠足の日の早朝、目が覚めるように、いいおじさんも早朝に目が覚めました。
4:30起床。天気が気になります。
先日(8月18日)の出港のページを作成・アップしながら天気を気にしています。
府中地方は5:10雨になりました。もう少し様子を見てみましょう。天気予報を見てみます。
雨が降ったり止んだりの天気なら、出港して、釣ったりキャビンに避難したりして少々の魚を釣り、
早めに上陸し打ち上げをしたいのですが・・・。もう、しばらく様子を見ます。



今日の出港・・・続き 投稿日:2013年 8月24日(土)06時39分47秒
午前中は、濃い雨雲が瀬戸内海を通過するようです。午後は、1mm未満、もしくは1mm以上程度の雨らしいです。
持参物に雨具を追加して、12時出港に変更しましょう。
潮と釣り時間の関係で、@ハチカサ A走島 B因島大橋下 の順番で短時間の釣りになると思います。
安全第一で、途中、雷の気配があれば、即帰港としましょう。よろしくお願いします。



今日の出港・また続き 投稿日:2013年 8月24日(土)07時05分34秒
12時出港に変更でお願いします。今日は当然、体が濡れてしまうと思います。
上陸後、反省会に参加予定の方は、着替えを準備されておかれた方が良いと思います。
マリーナのシャワーも利用しましょう。雨と汗を流してください。


今日の出港・最終判断投稿日:2013年 8月24日(土)10時05分8秒

今日は変更して、12時出港でお願いします。12時過ぎても、1〜5mm程度の雨が続くと思います。
各自雨具持参でお願いします。潮の関係で12時からすぐママカリは難しいかと思いますが、先にママカリで、
しっかり保険を掛けておいた方が良いでしょうか? あと相談しましょう。
頑張って反省会の肴だけは釣りたいですね。それでは、のちほど。




今日は、6名での出港になる。 福山から3名(カープ大好きさん、Hさん、Fさん)、府中から2名(Oさん、Oさん)と船長の6名。

出港は、12時。 11:00、府中の釣友2名と一緒にマリーナへ向かう。 移動中、マリーナへ「12時、出港」の連絡を入れる。

途中、釣り具店「タイム」で釣餌と仕掛けを購入、コンビニで弁当と飲み物を購入する。

12:05、マリーナへ着く。 今日のスタッフ全員がそろって、桟橋のマイボートへ移動する。 

今日の釣りポイントについて、確認する。 先ず、ママカリをたくさん釣って保険を掛けたいが、今は潮が良くない。

因島大橋の下は、まだ潮が流れていない時間帯だ。 とすると、先にハチカサノ瀬に行って大アジを試して、次のポイントを決めよう。

弱い雨が降り続いている。





                
            
雨の中出港しているボートスペースもある                                    マリーナ正面の陸上保管艇も出港している





雨の中、出港する。 海面は穏やかだ。 正面の百島は霞んで見える。

左にハンドルを回し、東方向へ針路をとる。 右を見ると田島と横島を結ぶ睦橋が見える。






                
                 
雨に霞む百島                                                    睦橋が、やっと見える



東へ進む。 雨が降っている時には、海面は穏やかだ。 雨が止む時、降り始める時に風や波が出ることが多い。

田島北側に沿って進む。 内海大橋の下には、珍しくボートがいない。 






                






マリーナのボートは、いくらか出港していたが、阿伏兎の瀬戸にはいないようだ。 みなさん、燧灘の方に出ているのだろうか。

右にフィッシャリーナ、クレセントビーチを見ながら進む。 クレセントビーチに人影は見えない。





                
                 
フィッシャリーナ                                                     クレセントビーチ





左方向に、阿伏兎観音が見えてくる。 今日は、この辺りにボートは見えない。 大漁と航海の安全を祈りながら通過する。






                          
                                 
左前方に阿伏兎観音、わかりますか?





              






阿伏兎観音前を通過すると燧灘へ出る。 ここからハチカサノ瀬を目指して南東へ針路をとる。

少し波がある。 島影はよく見える。 出港の時のイメージとずいぶん違うものだ。 これは助かる。 ハチカサノ瀬浮標が見つけやすい。

走島と宇治島を基準にハチカサノ瀬の方向へ移動する。 やがて予想通りの位置へ浮標が見えてくる。



12:40、ハチカサノ瀬に着く。 先客のボートが2艇釣っている。 

ひとつは、ハチカサノ浮標にアンカーを掛けて浮標の真横で釣っている。 サビキ仕掛けで釣っているようだ。 

この浮標の下には、瀬がない。 平坦地でも魚探に魚群が映っているのだろうか? しばらく、見ていても魚は上がってこない。






                          






もうひとつは、ハチカサノ瀬のてっぺんを少しずれてところで、斜面を釣っている。 これはおもしろい釣りをしている。

小魚を針に付けて、錘で沈めていく。 海底で小魚を泳がしている。 これが、「泳がせ釣り」と言うのだろうか。

しばらく見ていると、小魚が泳いでいる方の竿が、大きく曲がる。 ゆっくりと巻き上げると、上がってきたのは・・・?

海面で暴れている。 タマ網に、うまく入った。 タマ網の中の魚に注目する・・・・、アジではない。 あっ、ヤズだ。

50〜60cmのヤズ、 50〜60cmというと出世魚は、もう別名になるのだろうか? とにかく、ブリの幼魚だ。

昨年の、8月25日だったか、このポイントで、ジグを使っている人が、72cmのヤズ? ハマチ?を釣って騒いでいた。

一昨年は、マイボートでも、40cm余のヤズが上がっていた。 ここは青物が狙えるポイントでもある。



これを見て、マイボートはハチカサノ瀬のてっぺん辺りから潮にまかせて流していく。 

6名のスタッフのうち、4名がサビキ仕掛け、1名が鯛ラバ、1名が鯛ラバ途中からジグで釣っている。

魚探に反応がある時、アジの35cmが掛かる。 ここでは、大アジを8本掛けて、船内に取り込んだのが5本。

大アジが8本ではなくて、そのうち1〜2本はヤズだったのかもしれない。

鯛ラバ・ジグも、それぞれ2〜3回、明らかに大物とわかるあたりがあったそうだ。

今日は流し釣りをしたが、魚探の反応もあり、海面にはナブラが湧き、時に水しぶきが上がる。 海鳥が海面に降りてくる。

このように、いくらでも釣れそうな状況の中で、5本だけというのは、やや残念な釣果だ。

ちょうどあたりが多い時には、先客2艇、マイボート、遊漁船「汰星丸」と、4艇が流れに乗って釣っていた。

しばらく、やっているとあたりも遠のく。  14:50、場所を替えて、走島へ移動する。

移動中、風が出ていることに気づく。 これから風が強くなるのかもしれない。



15:10、走島の天女浜西のポイントへ着く。 このポイントは浅い。 水深4〜5mだ。アンカーを掛けて虫餌を付ける。

仕掛けを入れると、すぐにあたりがある。 しかし、すぐには釣れない。 すれている。






                
               
ポイントから天女浜西の浜を見る                                        ポイントから天女浜海水浴場を見る





今日は、小雨が降ったり止んだりしている。 やや海水温が低いのだろうか。 今日はいつもほど釣れない。

風が強くなる。 これ以上強くなると航行できなくなる。 15:50、アンカーを上げてマリーナへ移動を始める。



走島から阿伏兎観音へ、北西へ向かって走る。 強い西の風が吹いている。 

雨が降っているので、ワイパーが活躍しているが、フロントガラスの内側が曇ってくる。

スタッフのみなさんが、常にフロントガラス内側のくもりを拭き取ってくれる。 

また、マイボートの周りの見えにくい海上の情報を常に入れてくれる。 

風があり白波が立っていると心細いところだが、スタッフがいると心強い。 北西へ向かっている時の西風は、厄介だ。

ボートが、風を真横から受けることにならないように気を付けながら走る。

東を見ると、仙酔島とツツジ島が見える。 この時は、まだこのツツジ島で大変な事故があったことは知らなかった。






                          
                                     
仙酔島とツツジ島





まだ、阿伏兎観音まで、半分も走っていない。 スピード控えめに安全な航海を続ける。

走島から40分くらいかかっただろうか。 やっと阿伏兎観音まで帰ってきた。 阿伏兎観音に感謝! 

行くときに航海の安全を祈願しておいて良かった。 阿伏兎の瀬戸に入る。 あぶと館の前では、3人の釣り人が竿を出している。






                
                  
阿伏兎観音                                                    何が釣れるのだろう?





先ほどから、マイボートの前を走っている定期線のような船は何だろう? 尾道駅前桟橋と鞆港を結ぶ定期船のようだが・・?

よく、わからない。 色は似ているが、大きさが違うようだが。 マイボートの前をマイボートと同じ方向に走っている。





                          
                                  
雨の中では、極端に視界が悪い





内海大橋まで、帰ってきた。 マリーナへ「10分後に帰港する」ことの連絡を入れる。 内海大橋を抜けると、(株)常石造船が気になる。






                






最近、頻繁に出港しているので、この貨物船は初めて見るものではない。 それにしても、パナマ船籍が多いこと。

次に、シンガポール船籍。 日本船籍の貨物船は見たことがない。



マリーナまで帰ってきた。走島から1時間近くかかっただろう。 ところで、ずっとマイボートの前を同じ方向に走ってきた船は・・・?

なんと、この境ガ浜マリーナへ入っている。 またまた、なんと、乗っていた方たちは婚活に出かけていた若い男女の団体さんだった。

婚活で、瀬戸内海クルージングを楽しんで来られたようだ。 上陸して、「SOFU CAFE」で2次会が始まっている。






                 






やっと、帰港できた。 悪天候で海が荒れたため帰路は、久しぶりに緊張した。 やれやれです。 

マイボートは、すぐ上架してもらいます。 






                          
                                      
マイボート上架中





帰港後、残念な海の事故を2件聞いた。

1件目は、鞆ノ浦のツツジ島で一人行方不明になっておられるということ。

今朝、24日早朝、仙酔島隣のツツジ島の東500m辺りで潜り漁をしていたらしい。

2件目は、大崎上島で、一人亡くなられているということ。

今日、婚活中の出来事らしい。今日は各地で婚活の催しが行われていた。 

ここ、境ガ浜マリーナからも婚活の団体を乗せた瀬戸内海クルーズ船が出ていた。

事故があったのは、大崎上島町商工会青年部主催の婚活イベントで、ボートと水上バイクの左舷どうしが衝突したらしい。

これらの不幸な出来事は、なぜ起きてしまったのだろうか。 両件とも天候の関係だろうか? 

激しい雨が降っていたのかもしれない。 海で想定される様々な事象に対しての安全対策はできていたのだろうか。 

当然、できていたと考えたいが・・・。



万全の対策をしていても事故は起きることはある。 しかし、事故の起きる可能性を限りなく、0に近づけたい。

気象条件などを考慮し中止にする勇気も必要な場合も、もちろんある。 悪天候時の出港は、できるだけ控えたい。 

どんな場合でも、出港する時は、ライフジャケットなどの安全備品も確認しておきたい。

天候や海況などの条件が悪い時の航海は、スタッフ全員の協力も大切になる。 

また、陸上との連絡手段もフルタイム可能な状態にしておきたい。 等々・・・海での安全について再確認したい。



今日は、ハチカサノ瀬で、釣り方について、いろんな可能性があることがわかった。

サビキ仕掛けはもちろん、鯛ラバ・ジグ・泳がせ釣り・餌釣りなど様々な釣りを試してみたい。

今日の釣果は、良型アジ5本。 釣り方によっては、良型の青物も可能性がある。 秋のシーズンに向けて、ぜひ試してみたい。





                                      今日の釣果
         
                                     
アジ5本、ギザミ少々





さて、今日は、これらの釣果をみんなで味わうことになっている。

1時間半後、6名の釣りスタッフのうち5名が参加して、反省会が開かれます。 

肴は、アジの刺身、アジの塩焼き、アジの骨せんべい、ギザミの南蛮漬け等々・・・。






                    






                



料理の写真を撮り忘れました。 これは、食べている途中のものです。 冷たいものが進みました。

また、次回も大漁を誓いました。




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