久しぶりの多度津      130922




真鯛、タチウオ、アジ、イイダコなどが釣れているという情報が入っている。

9月に、是非ボートフィッシングに行きたいと思っていたが、所用が重なり、なかなか行くことができていなかった。

昨日、「明日22日(日)なら、出港できる」ということが確定した。 急遽、マイHPの掲示板にお誘いのメールを載せた。



急な連絡ですが・・  投稿者:まーちゃん 投稿日:2013年 9月21日(土)15時17分18秒

釣友のみなさん、またまた急な連絡です。 明日22日(日)に出港しましょう。

この日しかないので突然の連絡になりました、すみません。 都合のつく釣友のみなさん、お付き合いください。

多度津のイイダコへ行ってからハチカサ、その他へ行ってみたいと思います。 多度津は何年ぶりになるでしょうか。

境ガ浜マリーナへ移ってから初めてだと思います。 鞆の浦の山陽マリーナ時代より遠くなりました。

明日はイイダコの潮ではないのですが今年は釣況が良いようです。 イイダコスッテ(白でいいと思います)、

いつものサビキ仕掛け、餌木(アオリ用)など持参してください。 9時出港でお願いします。




今日のボートフィッシングのスタッフは、5人になる。 船長、隣のおじさん、Hさん、カープ大好きさん、Mさん。

カープ大好きさんとMさんは直接マリーナへ、船長と隣のおじさんは松永駅でHさんを乗せてマリーナへ。

途中、釣り具屋さんで、もしもアオリを釣る時間があった時のために餌木と氷を1ブロック購入する。 

続いてコンビニで、昼食弁当と水分補給用のペットボトルを購入する。

9時に境ガ浜マリーナへ着く。 すでにカープ大好きさんとMさんはマリーナで待っている。

さっそく、スタッフ5人で今日のコースを確認し、桟橋へ繋留されているボートへ移動する。






                






マイボートは、先ほどマリーナスタッフが燃料補給を行ってくれたようだ。 少々溢れたガソリンを中和剤で洗浄してくれている。

海上に流れ出た燃料も中和剤を散布すると燃料が中和され油膜がなくなる。 オイルの点検もOKのようだ。

マイボートも古くなった。 エンジンも、まだ2サイクルだ。 周りのボートを見回しても2サイクルエンジンはほとんどない。

海遊びを始めた頃から懇意にしているマリン関係のスタッフにボートの買い換えについて尋ねてみた。

この「FR26」はエンジンを4サイクルに交換することはできないらしい。 ドライブケーブルの関係らしい。

ということは、ボートの買い換えということか。 いろんなボートを提示してもらったが、よく考えてみたいものだ。



今日は、久しぶりに多度津港前へ行ってみる。 鞆の浦の「山陽マリーナ」時代には、波がなければ多度津港まで35分で行くことができた。

ただ、その頃は燃費のことは考えないでスピードにこだわりを持っていた。 今は、時間にあまりこだわりがなく燃費に重きを置くようになった。

現在、マイボートは境ガ浜マリーナでお世話になっている。 多度津港は、以前に比べて遠くなってしまった。

2010年の10月に、こちらのマリーナへ来てからというもの、多度津は遠くなったのであまり行く気がしなかった。

しかし、「今年はたくさん釣れている」という情報を聴くと、「久しぶりに行ってみよう」という気になった。

心配なのは、今日はイイダコが良く釣れる小潮ではない。 中潮だ。 小潮だったら、本当にスタッフ全員が束釣り(100杯以上)できる。



9:15、多度津へ向けて出港する。 海は穏やかだ。 風もない、ということは波もない。 

ただ、燧灘へ出てからどうだろう? この調子なら外も大丈夫そうだ。






                
              
  境ガ浜マリーナを出港する                                            向島の高見山が霞んで見える





向島を見ると霞んでいる。 今日は、海上の見通しは悪そうだ。 コンパスと感覚だけで走る場面もありそうだ。

ハチカサノ瀬でアンカーを掛ける時には、山だてが必要になるが、こんなに霞んでいてはできそうにない。

マリーナを出ると東へ針路をとり快調に走る。 横島、田島の北側を進んでいく。






                
                  横島の北側を東へ                                             内海大橋が見えてくる





田島、横島を右へ見ながら走ると、内海大橋が見えてくる。 波と風がないと本当に走りやすい。

内海大橋の下を抜けると、田島側の橋脚近くでは、釣り船が一艇何やら釣っている。 時々見かける船だ。

この船は、いつもここでこのような釣りをするのだろう。 






                          






しばらく阿伏兎の瀬戸を走ると、右手にフィッシャリーナとクレセントビーチが見える。 この時季、さすがにビーチに人影は見えない。

しかし、まだ最高気温が30℃、31℃であれば、十分ビーチで海遊びはできそうだ。






                
                 
フィッシャリーナ                                                  クレセントビーチ





しばらく走ると、あぶと館が見えてくる。 海上では、数艇が釣りをしている。 キスでも狙っているのだろうか。

続いて、阿伏兎観音が見えてくる。 今日の航海の安全と大漁の祈願をしながら通過する。 

ここで阿伏兎観音への祈願を忘れると、どうも安全でない航海になるようで気持ちが悪いのだ。

しかし、よく考えてみると、阿伏兎観音は、安産の神様・小授けの神様で有名だ。

マイボートが、いつも「航海の安全」と「大漁」の祈願をしながら通過するが、

阿伏兎観音にとってみると専門外のお願いをされて、いい迷惑なのかもしれない。 

かと言って、今さら自分の小授けのお願いや安産のお願いをする歳でもない。 そんなお願いをすると、ややこしいことになる。

阿伏兎観音に「航海の安全」・「大漁」のお願いをするのは、釣り人の自己満足だけなのかもしれない。






                          
                                      
阿伏兎観音前を通過





阿伏兎観音前では、数艇が釣りをしている。 キスだろうか? 釣り上げるところは見られない。

燧灘へ出ても、波はほとんどない。 これはいい。 阿伏兎の瀬戸と変わらず、快調に走ることができる。






          






阿伏兎の瀬戸を出ると、走島・宇治島・六島の西を通り三崎の北を通過し粟島の北を通り多度津港前を目指すコースで移動する。

波は穏やかなので、六島までは快調に走る。 六島の「六島灯台」を左に見ながら多度津を目指す。 

六島と三崎の間の大型船航路では大型船の曳き波に注意する。

右遠方を見ると三崎の海域が見える。

今、鯛とタチウオが上がっていると聞いている。 その三崎ポイントは、パッと見ても100以上の船が集まっている。

すごい数だ。 やがて粟島の北を通過する。 すぐ東に小さな「ひょっこりひょうたん島」のような二面島(ふたおもてじま)がある。

この島のすぐ北側は、昔、福山多度津フェリーの航路になっていた。 この小さな島の北側には根が張りだしている。 

そこにはいつも釣り船がいる。 今日も何やら釣っている。

昔、ここでママカリの大釣りをしたことがある。 一人で500匹近く釣ったことがある。 魅力的なポイントだ。






                
             
     二面島で釣りをする船





二面島からは、多度津港のクレーン群が見えてくる。 讃岐富士も見える。 普通ならもっと早く見えてくるが、今日は霞んでいる。

しばらく走り、10:20、多度津港前に着く。 今日は意外に船が少ない。 多度津港前で仕掛けを落としてみる。 水深8〜10mあたりを流す。

ポツリポツリとあたりがある。





                






しばらくして気づいた。 今日は、港の前ではなく、東側の湾内のような場所にたくさんの釣り船が集まっている。

そちらの方が、良く釣れるのかもしれない。 場所を移動する。






             






その船団の中に入り、流し釣りをする。 瀬戸大橋方向を見ると、そちらにもたくさんの釣り船が集まっている。






             






瀬戸大橋方向には、無数の釣り船が集まっている。 しかし、今日はイイダコが良く釣れる潮ではない。





                          
                              
  ニシ貝の中に逃げ込んだまま上がってきたイイダコ





イイダコは、小潮で良く釣れる。 小潮の日は、仕掛けが底に着くと同時に乗ってくる。 

午前中から午後まで入れ食いが続くこともよくある。 しかし、今日は中潮。 あたりがわかりずらい。

渋い釣況のなかで、何度も流して、やっとイイダコ55杯と真ダコ2杯を上げる。

12:40、イイダコはこのくらいにしておこう。



さて、気持ちを替えて、ハチカサノ瀬へ移動してみるとしよう。 

来たコースをたどって移動を始める。

二面島まで戻ると午前中よりも多くの釣り船が集まっている。 不思議と釣り上げる場面を見ることはできない。

さらに、粟島の北を通過する。 左前方を見ると三崎が見える。 午前中は、あんなにたくさんいた釣り船が消えている。

今日の三崎は、午前中が時合いだったのだろうか。 ここからの海域は大型船航路になる。

しっかりと見張りをしながら、曳き波にも注意する。 ここを通る大型船は、進行方向と通行する側をいつも良く守っていて感心する。

阿伏兎の瀬戸などでは、海を道路にたとえると離合時に陸上の車と同じ感覚で進行方向に対して左側に避けて通行する船がたくさんいる。

しかし、この大型船航路は、きちんと守られている。 



やがて右方向に六島が見えてくる。 この六島は、スイセンが有名だ。 この六島灯台の周りには、毎年1月からスイセンが咲き誇る。

そのスイセン目当ての観光客も多い。 その時季に訪れてみたいものだ。






                






さらに、宇治島の西を通り、走島の西を通過する。 やがてハチカサノ瀬が見えてくる。 ここまで来ると「本土に帰ってきた感」が強い。






                          






14:00、ハチカサノ瀬では、浮標を見ながら遠方の山を利用して山立てを行う。 遠方の山がかろうじて見える。

なんとか、ポイントにアンカーを掛けることができる。 魚探には時々、魚群らしきものが映し出されている。

その魚影があるときには、あたりがあり、魚が上がってくる。 しかし、本当に時々しか魚探に反応がない。

しかも、上がってくるアジは小アジばかりだ。30cm超えはいない。

他にも、2艇の釣り船がいたが、どの船も魚は上がっていない。

15:15、今日の釣りは終了とする。



阿伏兎観音目指して進む。 波がない、走りやすい。 前回の8月24日は風や波があり航海しにくかった。

その日は、鞆ノ浦のツツジ島で一人行方不明になる事故もあった。

その方は、もう見つかっているのだろうか。 右方向に仙酔島とツツジ島が見える。





                          
                                     
仙酔島(左)とツツジ島(右)





しばらく走り、阿伏兎観音まで帰ってくる。 観音へ今日の航海の安全を感謝しながら通過する。

大漁のお礼はしない(今日は不漁のため)で、次回の大漁の祈願をする。






                






あぶと館の前では、だれも釣りをしていない。 内海大橋下を通過する。 ここで、マリーナへ帰港の連絡を入れる。

常石港が近づいてくると、珍しいフェリーを見かける。 尾道駅前と常石港を結ぶフェリーだ。 その気で見たのは初めてだ。





                          






常石造船の船を観察しながらマリーナへ向かう。






                






15:50、マリーナへ帰港する。 いつものように、ビッグボートに目が行く。





                          






                






さっそくマイボートを上架してもらう。 クレーンで上がってくるマイボートを見ながら・・・?

あれ、船底から落ちている。 ちょうどイケスのあるあたりから・・。 あれはイイダコではないのか?

ボートに近づいてみると、マリーナのコンクリートの上に2〜3杯のイイダコが落ちている。






                
                                                 
コンクリートの上に脱出したイイダコを見つめるスタッフ





ということは、今日イケスを開けていた時間帯には、イイダコは出入り自由になっていたということだ。

かなりのイイダコが脱出していることだろう。 

マイボートのゴミ処理、エンジン洗浄、船艇洗浄を手伝っていただき所定の位置へ。 





                          




今日は、移動時間が大変長くお疲れ様でした。 釣果もパッとしませんでした。

これに懲りず、また次回もよろしくお願いします。


                           今日の釣果




                   
                                       
アジ 約60匹





                   
                                   
イイダコ55杯と真ダコ2杯




                         今日の釣魚料理



                          今日は、釣果の中から真ダコ1杯をいただきました。 

                          @ 塩でよくもみ洗いをします。

                          A 塩でもみ洗いをした真ダコを茹でます。




                




                          B 茹であがった真ダコを適当に切り皿に盛ります。

                          C タコに合うピリカラソースをトッピングします。




                   




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