広島花の祭典         140216



今日は、所用で広島に行かなければならない。 今朝、見た新聞に「広島花の祭典」という記事が載っていた。 



広島県内から集められたおよそ5万本の花を楽しむことができる催し「広島花の祭典」が、広島市のデパートで開かれています。

「広島花の祭典」は県内の花の生産者や花屋の組合などが毎年、開いているもので、今回で60回目となります。

広島市南区の「福屋広島駅前店」に設けられた会場には、バラや洋ラン、カーネーションなど、

およそ5万本の色とりどりの花が展示されています。        

                                                      「中国新聞 2014年2月16日」より



広島での所用の後、覗いてみよう。


9:00過ぎ、マイカーで自宅を出発する。 10:30頃、広島宇品に到着する。 午前中の仕事を終了し、近くの宇品海岸を散策する。

大型インテリアショップ「アクタス」を中心に、県の湾岸倉庫をおしゃれにリニューアル した建物が波止場沿いに建っている。

ここのスーホルムカフェは有名だが、その近くの「ANJU」で昼食を摂る。 

さらに、ちょっとしたカフェテリアにもなっている「アリンコベーカリー」(旧・BLUES BAKERY CAFE)で、海を見ながらお茶タイム。


穏やかな海に目をやる。 宇品波止場公園前桟橋には、海上保安庁の巡視船が繋留されている。 

巡視船は、いつでも緊急出動OK状態なのだろうか? 
その向こうには、広島プリンスホテルと周辺のマリーナも見える。






                
               巡視船2艇が繋留されている                                             プリンスホテルも見える





お茶タイムの後、インテリアショップ「アクタス」内を散策する。






                






さて、残りの仕事をかたづけるとしよう。 約1時間、広島で予定していた仕事をすべて終了する。



15:30、お目当ての場所へ向かう。 
今朝、新聞で見かけた「広島花の祭典」に行ってみよう。

広島駅前の「福屋広島駅前店」へ移動する。 駅前の駐車場へマイカーを停める。

福屋広島駅前店へ入ると、「花の祭典」ポスターが目につく。 9階で行われているらしい。

さっそくエスカレータで上がっていく。






                






エスカレーターで上がってみると、この福屋館内のつくりが分かってくる。 館内中央部分が5階あたりまで吹き抜けになっている。

1階フロアーには3階部分にまで届くような背の高い時計台が立っている。 このような構造では、売り場面積は大幅に少なくなる。

ずいぶん贅沢なつくりだが、訪れた客にとっては開放感溢れる斬新な構造になっている。







                          
                                   1階フロアーにある時計台





吹き抜け部分に気をとられて時計台を見下ろしていると、6階部分が突然またワンフロアーになっている。

構造を考えると、この広い6階フロアーを下からの支え無しで、どのように安全に支えているのか興味深いものがある。

「日本の建築技術もたいしたもんだ」と一人感心する。 

この館の設計者がこんなことを聞くと「何を馬鹿なことを言ってるんだ、いくらでも方法はあるんだよ」と軽く一蹴されそうだ。

その6階フロア−では、鉢植えの花や切り花の展示即売会が行われている。

「広島花の祭典」会場に着く。 多くの人が訪れている。






                   






                






会場入り口では、パンジーとチューリップの花壇、レンギョウのアーチが迎えてくれる。

レンギョウの花の香りを感じながら会場内に入ってみる。 予想外に多くの人が訪れている。 

丁寧にひとつひとつの花を見ている人、花の前で記念写真を撮っている人、花をじっと観察し写真に収めている人等々。

いろんな見方があるもんだ。

桜や梅の花に惹かれる人、寄せ植えに惹かれる人、フラワーアレンジに惹かれる人、生け花に惹かれる人等々。

同じ「花が好きな人」の中にも、いろんな楽しみ方があることが分かる。

また、展示してある花の見方で、普段その人が花にどのような関わり方をしているのか分かるような気がしてくる。



「広島花の祭典」は県内の花の生産者や花屋の組合などが毎年、開いているもので、今回で60回目となるそうだ。

不思議に思ったのが、まだ自然界では開花していないさまざまな桜が満開の状態で展示してあることだ。

会場のスタッフの方に聞いてみる。 

およそ1か月前からハウスの中で栽培することですでに花を咲かせ始めた桜の木を集めているそうだ。

このような開花時期の調整は、桜に限らず展示してある多くの花がそのようにしてあるそうだ。 

花の展示会に出品するには当然のことだよなあ、と納得。



会場に展示されている花のほんの一部を載せてみる。




                                  お花見ロードの部





                






                




                                    生け花の部





                






                




                                 フラワーアレンジの部





                






                




                                     洋ランの部





                






                




                                     庭園の部





                




                                    その他の部





                 

これは何という花でしょう? 色では分かりません。
実は、花瓶の水に染色液を入れて花全体に色をつけたものです。ちょっと花にはかわいそうです。この茎を薄く輪切りにして顕微鏡で観ると道管のはたらきがよく分かるでしょう。
            セツブンソウ
庄原の総領町に自生地がある。全国的にも有名だ。今日のTVニュースでも今が見頃だと報道していた。3月中旬まで咲き続ける。




広島花博の会場を出て、6階の即売会場へ移動する。





                          

                                  6階フロアーにある展示即売会場





ここ、即売会場では、和ランが気になる。 なんと、葉の長さが数cmのものでも値段が数万円のものがある。

昔、町内のある人が自宅に温室をつくり、和ランを栽培していた。

その方は、寝る間も惜しんで温室にこもり和ランの世話をされていた。 今日、和ランの値札を見て、その方の努力が分かる気がする。

会場を一回りする。 今日は、和ラン以外に惹かれるものがないので購入しないでおこう。



今日、2月16日は所用で広島に来た。 それが、ちょうど「広島花博」の開催期間中(2月13日〜2月18日)であった。

1時間余りであったが5万本の花を見ることができた。 このページには20枚ほどの写真しか載せることができなかった。

しかし、いろんな花があり、いろんな楽しみ方があるもんだと花の世界の広さを知ることができた。



さて、今日心残りなことがひとつある。 

それは、以前「太田川でブリ大漁」に載せたが、今現在の太田川でのブリ漁を確認することができなかったことだ。

近いブリ漁ポイントとしては、宇品海岸から西へ2〜3kmの出島公園あたりの海岸がある。

時間的に、そのポイントへ行く時間がとれなかった。 もう時期的にブリ漁は終わっているのかもしれない。

それも含めて確認してみたかったのだ。 残念。 また次回チャンスがあれば確認しよう。


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