GW第一弾       140427    




  春の大型連休あたりに毎年キスなど春の魚たちの様子を伺いに出かけている。

  今年は、連休中の第一弾として、4月27日(日)に釣行してみる。 

  今回は、仕事の関係で釣行日を、なかなか決めることができなかった。 決めることができたのが4月24日(木)。

  その日のうちにと、24日(木)の夜、マイHPの掲示板に案内を載せた。 



  『釣友のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。

  さて、GW中の試釣第一弾として、4月27日(日)に出港したいと思います。

  キスなどがぽつぽつ釣れるのではないでしょうか。

  御都合のつく釣友のみなさん、この掲示板にでも返事ください。 よろしくお願いします。』



  遅くなったので釣友のみなさんに見てもらえないかと思っていたが、次の日(金)には参加OKの釣友の皆さんから返事を頂いた。

  今回の出港は、船長を含めて5名になる。 楽しみだが、前日にちょっと気になることがあった。 

  26日(土)に、我社の一大イベントがあったのだ。 無事イベントは終了し夜の打ち上げ(反省会)に突入。

  よせば良いのに、遅くまで飲み物を呑んでしまった。 帰宅してみると、釣行日当日になっていた。

  若い頃なら、寝不足はあまり苦にならなかったが、ここのところ寝不足は応える。

  27日、当日朝、寝不足にも係わらず、ずいぶん早く目が覚める。 遠足の朝の小学生と同じだ。

  ますます寝不足が応える。 この寝不足感は大漁の期待感でごまかすことにしよう。



  8時過ぎ、出発する。 今日も、8時30分に松永駅でHさんを乗せることになっている。 予定どおりHさんを伴ってマリーナへ向かう。 

  先ず、釣具店(柳津町のタイム)で今日の仕掛け(サビキ仕掛け)と餌(青虫)少々を購入する。






                           






  次に、コンビニで、昼食・おやつ・水分補給用のペットボトルを購入する。 さあ、これで出港の準備がすべて整った。

  マリーナへ着く。 9時5分。 お誘いをした船長が遅刻をしていてはいけません。 9時出港の予定が、9時5分にマリーナ到着?

  職場では、許されないことですね。 はい、すみません。

  マイボートは、すでに燃料補給をしてもらって海上にある。 桟橋に繋留してもらっている。






                           
                                  
      出港を待つマイボート





  釣友3名の皆さんに笑顔で迎えて頂く。 すぐに今日の予定を確認する。

  むさん、「今日は、田島の別荘地前でキスの保険を掛けて、因島へ。 ハチカサへは行きません」と提案がある。

  前半の「田島でキスの保険を掛ける」は、Hさんと移動中に話していたこととまったく同じだ。 

  船長、「それで行きましょう」。 ハチカサは、行ってみたい気もするが、ほぼ100%釣れないだろう。 

  過去の記録に、この時季ハチカサで釣れたことはない。

  「何年も、同じポイントで同じ経験をすると、ポイント選択も同じ結果になるものなんだなあ」などと、感動?しながら桟橋へ降りる。

  この時季、キスが釣れそうなポイントは、けっこうある。

  仙酔島東側湾内砂浜前、大飛島北側岩場前、高島西の石切場前、横山海岸沖等々ある。

  しかし、これから行く田島西側別荘地前が、確率が一番高そうだ。 しかも、この境ガ浜マリーナからも近い。

  田島と横島の間に架かる睦橋の下をくぐると、そこが横田港だ。 その横田港を南側に出ると今日予定のキスポイントだ。

  ボートに荷物を積み込み、エンジンを始動する。 しばらく暖機運転をし桟橋を離れる。

  いつも思うが、この出港の瞬間がいちばんワクワクする。 理由は分からないが釣れそうな気分になるのだ。 大漁気分になるのだ。



  今日も、海上繋留されているボートに目が行く。






                
           
 高校生の合宿訓練によく利用されるカッター                                    旅の途中に寄港しているヨット、出港準備中?





  カッター訓練に利用されるボートも繋留されている。 この連休中にも合宿訓練に利用されるようだ。

  また、この連休を利用してマイヨットの船旅を楽しんでいる人もいるようだ。

  ここ境ガ浜マリーナは、「海の駅」として充実した設備があるようで、旅の途中に寄港している船をよく見かける。



  マリーナを出ると、正面に向島の高見山が見える。 舵を東側に切ると百島が見えてくる。






                
                   
百島                                                        向島の高見山





  左を見ると、いつものように常石造船が見える。 最近、旅客船が時々ドックに入っている。 昔は100%貨物船だったように思う。

  この大型旅客船は、修理なのだろうか、それとも点検なのだろうか。






                           
                                      
珍しく旅客船が・・





  睦橋(横島と田島に架かる橋)を目指して移動する。 右を見ると、百島の東側にある砂浜が見える。

  砂浜前では、ボートが釣りをしている。 キスを狙っているようだ。 釣り上げる場面は見ることができない。

  砂浜に人影は見えない。





                
                  
無人の砂浜                                 ボートでキス狙い?





  睦橋が、近づいてくる。 以前、干潮時にこの橋の下を通過したことがあるが、魚探の水深を気にしながらの航行は、いやなものだ。

  今は、満潮前なので水深はまったく気にしなくて良い。 前方からの対向船だけ気にすれば良い。






                
                 
 前方に睦橋                                                     睦橋の下を通過





  睦橋の下を、通過すると左には田島の町並みや「かねと水産」のイケスなどが見える。

  右を見ると、横島の町並みが見える。





                
                 
田島の町並み                                                    横島の町並み





  そういえば、昨日26日(土)の朝、8:00から「朝だ!生です 旅サラダ」で桜鯛の料理について生放送されたそうですね。

  時々、この番組は見るのだが、この土曜日は仕事で出社していたので見ていない。

  田島漁協で、ラッシャー板前さんと広島ホームテレビの小嶋沙耶香さんが、桜鯛の刺身・塩焼き・炊き込み御飯などを 紹介したそうだ。

  また、若い人たちの間では、田島は横島と共にラブパワースポットとしても知られているらしい。 



  おっと、話は逸れた。 田島、横島から伸びている防波堤の上では、釣りをしている人がいる。

  ここ横田港から南へ出港する時は、外海へ向かって右側の水路を、入港する時は左側の水路を、航行することになっている。

  というか、これは海上航行する時の延長上のことでしかない。 この港に限ったことではないですね。






                           






  港を抜けると左前方の丘の上に、田島の南欧風別荘地が見えてくる。



@ 別荘地前(9:35〜11:40)で、キスを狙ってみる。 水深8〜10m辺りを流してみる。 






                






  型のいいキスが釣れる。 シーズン始めのキスは良型が多い。 入れ食いとまではいかない。 ぽつぽつと釣れ続く。






                






  11:00頃から食いが渋くなる。

  時々、小型のカレイが混じる。 正確に言うとカレイではないようだ。 カレイは右向き。

  ここで釣れるのは、左向き。 つまり、ヒラメと同じ向きだ。 タマガンゾウヒラメではないだろうか?






                           






  このカレイとされている魚の名称を、ご存じの方は、よろしければ連絡ください。

  ここ、別荘地前では、キスが40匹近く釣れる。






  





  続いて、先ほどのポイントから南へ移動し、岩礁帯の上からサビキ仕掛けを下ろしてみる。



A 田島南側洞窟沖(12:00〜12:20)で、カサゴ・メバルを狙ってみる。






                           
                             
            この海蝕洞の沖辺り





  海蝕洞の沖あたりの水深17〜20mくらいの海底に岩礁帯か? 魚礁か? 良い感じのものがあり魚群の影が見える。

  この日は、潮の流れが速く釣りづらい。 アンカーを掛けること、仕掛けをポイントへ下ろすことが難しい。

  おまけに、アンカーが岩礁帯に、はまり込み上げることにてこずった。 ここでは、メバル一匹のみの釣果。



B 因島椋浦港外(12:50〜14:10)で、カサゴ・アジを狙ってみる。 サビキ仕掛けを使用する。

  海底の魚礁を思い描いて、ここぞというポイントにアンカーを打つ。

  ポイントから左を見ると小さな岩山が見える。 その向こうには弓削島が霞んでいる。

  ポイントから右を見ると、磯でオキアミを撒きながらチヌを狙っているグループがいる。

  釣れている様子ではない。






                
            
三角岩の向こうには弓削島が霞んで見える                                          磯でチヌを狙っている人たち





  しばらく粘るが、思うような釣果は出ない。 カサゴが2匹釣れる。 アジが釣れない。

  スタッフみんな、工夫してオリジナルの釣りをしている。 砂虫をつけて投げ釣りをしている人。

  諦めて、弁当を食べている人。

  14:00を過ぎると、みなさん諦めムードが・・・。





                           
                                  
まったく釣れなくなり、スタッフ一同ガックリ・・・





  失意のどん底に突き落とされたスタッフ一同に、さらなる追い打ちが・・・

  「ここは、釣れない。場所を替えよう」と、マイボートはそのポイントを離れ移動した。

  すぐあとに自分たちが釣っていた同じポイントにボートがやってきた。 そのボートは、すぐ入れ食い状態に。

  アジが入れ食いになっている。 マイボートのスタッフは、目が点に。 



  気持ちを入れ替えて、東へ向かう。 当木島へ近づくと、鯛狙いの船団が見えてくる。

  船団の中に入って、仕掛けを下ろしてみようということになる。



C 当木島東海域(14:30〜15:00)で、鯛狙いをしてみる。

  魚探には、鯛の大きな魚影が映っている。 多い時には、中層から海底まで魚影でいっぱいになる。

  しかし、不思議なことに周りの船も、もちろんマイボートのスタッフも、だれも釣れない。 アタリすらない。

  サビキではダメなのか? 鯛ラバの方が良いのか? それとも鯛専用のサビキでないといけないのだろうか?

  まさか、鯛専用のジグのようなものなのか? 当木島海域の鯛を釣るための仕掛けを研究しなければ。

  終了時間が近づいてきた。 ラストに、もう一度田島の別荘地前でキスを追加して帰港しよう。



D 別荘地前(15:20〜16:10)

  午前中と、ほぼ同じポイントで竿を出す。 水深はかなり浅くなっている。 2mくらい浅くなっている?

  砂浜がかなり広くなっている。 それを見ると、水深が浅くなっていることを実感する。





                
               
  投げ釣り講習会?




  砂浜では、一組のカップルが投げ釣りの実技講習をしている。 講師の男性が女性に投げ方を伝授しているようだ。

  女性は、なかなか前に飛ばすことができない。 ほほえましい光景だ。

  ふと気づく。 砂浜の光景を、ず〜っと見ていられるほど、アタリがないことに気づく。

  午前中とは、ずいぶん状況が違う。 今日は、もう諦めるとしよう。

  ボートの前で釣っている船長を含めた3名は竿を片付けて、ボートの後ろへ。

  ボートの後ろで釣っているスタッフ2名を見て驚いた。 静かにしっかりと釣果を上げている。

  「え〜っ! このポイントで釣れてたんですか!」

  キスやカレイがポツポツ上がっていたらしい。

  このポイントは、期待が持てる。 これから秋までキスは釣れ続くのだろう。 ただ、夏になると型はのぞめないポイントだ。

  

  さて、帰港することにしよう。 帰りも、田島と横島に架かる睦橋の下を通る。

  悪いことに、今干潮の時間帯だ。 今日の干潮の潮位は、約40cm。





                




  水深を見ながらゆっくり睦橋の下を通過する。 一時、魚探の表示が水深1mを切った時にはひやりとした。

  でも、これで潮汐表の潮位が40cmまでは、なんとか通過することができることが分かった。

  

  マリーナへ帰港の連絡を入れ帰港する。





                





                
            
このボートの船外機エンジンを見てびっくり                                  300×3=900馬力  どれだけスピードが出る?




  海は順調に春になっている。 旬の魚が釣れ始めている。 次の釣行が楽しみになってきました。




                                     今日の釣果


        



  今日の釣果はスタッフのみなさんに持ち帰り頂きました。


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