畑と道の除草 と 墓掃除          140812




隣のおじさんが足のケガで農作業ができていない。 隣の畑と畑に通じる道の雑草が伸びている。 

庭の明神神社周辺の雑草と一緒に隣の畑と道の除草をしよう。



今日は、夏季休暇をとっている。 休日バージョンで一日が始まる。 

のんびりと起床し、ゆっくりする。 10時過ぎから作業準備をする。 

夏場は、早朝から作業すると涼しくて作業がはかどるのだが、それよりも休日ののんびり気分を味わう方を優先させる。

いつものように、草刈り機に給油をする。 





                          







この「25〜50:1用混合ガソリン」は、あまり気に入らない。 使用している時のエンジンの音が、重く感じる。

この燃料缶を使い切ったら、別のものを購入するとしよう。 あと、3分の1ほど残っている。

草刈り機を持って、畑に行く。 畑の中は、ツル系の作物が育っている。 その間の雑草は作物と絡まって刈り取ることができない。

周辺部の雑草を刈り取ることにしよう。 周辺部には、雑草予防用のが黒いマルチシートが被せてある。

しかし、そのマルチシートの外側から、雑草が侵入しマルチシートを覆っている。

この状態で、刈り取りをすると、マルチシートも一緒に切断してしまいそうだ。 まずい。

まず、シートを覆っている雑草を、手で剥ぎ取ってシートの外側に移動させる。 それから、草刈り機での作業になる。

約1時間の作業後、畑周辺部の雑草がなくなると、マルチシートが表面に現れて、スッキリする。






                          






夏場は、「喉の渇きを感じる前に水分補給」を、気にしながら作業を進める。

続いて、畑に通じる道沿いの除草をする。 これは、少し前にしているので、雑草はあまり伸びてない。

道の両側を、除草しながら進んでいく。 途中枝分かれしている方の道も除草していく。

12時過ぎ、ここまでで午前中の作業を終わる。



昼食後、また休日気分を満喫して、ゆっくりと午後3時から作業を始める。

畑の斜面部分の除草をする。この斜面下にもカボチャのツルが伸びてきているので気を付けながら作業をする。

ここは、短時間で終了する。






                
                      作業前                                            作業後





さらに、庭の明神神社の周りの除草をしておこう。 周辺部の植木の間隔が狭いので気を付けながら作業をする。

30分ほどで、終了する。





                          
                               
神社の裏の方まで除草することができる





ここまでで、予定していた除草作業が終了する。

次は、墓掃除をしておかなければならない。 しかし、パソコンも気になる。 昨日からHPのアップができないのだ。

自分のかかりつけのPC修理屋さんにお願いをしている。 医者風に言うと「かかりつけのホームドクター」というわけだ。

もう、7〜8年も前からお世話になっている。 自分の釣り仲間でもあるHさんだ。

Hさんが、夕方6時過ぎにPCの往診に来てくれることになっている。 



夕方6時半から、パソコンの診察が始まった。 いつものように短時間では終わらない。 

Hさんが予想していた程度のものではなかったようだ。 やっと、診察が終了し治療が始まった。

終了が、7時半を過ぎていた。 これで、またHPのアップができるようになった。

なんでも、現在使用している「ホームページビルダーVer11」の不具合が原因だそうだ。

最近、この同じような不具合が報告されているようだ。 それの解決方法をネットから引っ張って修理していただくことができた。

パソコン修理のHさん、ありがとうございました。



今日は、もう墓掃除に行くことはできない。 

いつもお盆は、12日までに墓掃除を済ませておく自分としては、ちょっと残念だけど、しょうがない。

墓掃除は明日の朝にしよう。





                                    





一夜明けて、8月13日。 今日は、朝から墓掃除に行こう。

8:30、 草削りとゴミ箱用に段ボール箱、汗ふき用のタオル、16束のシキビを特大のポリバケツに入れて持参する。

先ず、古い方の墓所(江戸時代末期までのもの)から除草と掃除をしよう。 

前回、7月27日に1回目の除草や掃除をしているので、大きな雑草はもうないはずだ。

しかし、大きな雑草は無いが、小さな雑草は一面に繁っている。(写真には写らないほどの小さな雑草が、はびこっている)

一本ずつ、手作業で抜いていく。 除草作業を続けていると一人のおばあさんが話しかけてこられる。 

初対面ではない、どなただったかな?



おばあさんは、自己紹介を始められた、すぐに思い出す。 近所に明治時代の分家がある。 

近所にある3軒の分家の中で一番新しい分家になる。 その家から嫁いで行かれた方だ。 

その一番新しい分家をされたおじいさんは、自分が幼少の頃、まだ健在だった。 年齢は、当時でも90歳近くだったと思う。

そのおじいさんは、庭でイスに腰掛け自分を含めた近所の子どもたちに、いろんな昔話をしてくれていた。

やっと聞こえるような声で日露戦争に出兵した体験談を聴かせてくれたことも憶えている。

今日、墓参に訪れてくれたおばあさんは、そのおじいさんがずいぶん歳とってからの娘さんだ。

おばあさんは、新しい方の墓所(明治以降からのもの)へ向かわれる。

自分は、古い墓所でしばらく作業する。 古い墓所の草取りを終える。 

花立の水を入れ替えてシキビを立てる。 やっと古い墓所のお盆の準備ができた。 さて、次は新しい墓所だ。






                
                
古い墓所作業前                                      古い墓所作業後





新しい方の墓所へ行ってみると、そのおばあさんは墓参を終えて掃き掃除をしてくれている。

おばあさんは、「この墓に、わたしのおばあさんとおじいさんが入っているんです」と墓石の一つを示しながら話をされる。

続けて、それぞれの墓に入っている人たちの生前の出来事や生きざまについて話をしてくれる。

このおばあさんの父親や母親から本家の人たちのことについて話を聞いておられるのだろう。

自分の父は、自分が二十歳の時に亡くなった。 祖父はその2年後に亡くなった。

今の自分は、父や祖父からこのような先祖のみなさんの話は聞いたことがない。 

聞こうともしなかった。 聞きたいと思った時には、いなかった。

このおばあさんの話は、ずいぶん新鮮で、人間らしい先祖のみなさんの生前の姿が想像でき興味を持って聴くことができる。

いま、残念に思うのは、自分が酒が飲めるようになってから父と話をしてみたかったと思う。

大人同士の話の中で、生き方の参考になるような話を一つや二つ聞けたのではないかと思う。

父は、どちらかというと専業農家に向いてなかったのではないだろうか、何かしっくりこないまま農業に従事していたのではないか?

晩年は政治に興味を持ち、そちらに没頭していた。 まさに「水を得た・・・」状態だった。 40歳代で亡くなるまで。

その時、祖父は痴呆の症状が出始めていた。 いろんな話ができる状態ではなかった。

このおばあさんは、墓石に刻んである人の生前の様子を、明治の終わり頃の時代まで遡り説明してくれる。

分家をしたおじいさんが聞いていた先祖のみなさんのことを、娘であるこのおばあさんに引き継いで伝えていたらしい。

先祖のみなさんの話を興味深く聴くことができ、この墓石に刻んである名前の人たちを身近に感じることができる。



このおばあさんは今までにも、お盆と正月・お彼岸には欠かさず墓参りに来て頂いていたようだ。

そういえば、自分が墓掃除に来た時に、「あれ!? どなたか来て掃除をしてくれたのかな?」と思うことが何度もあった。

改めて、墓参のお礼を言う。 

さらに、おばあさんの写真を撮らせていただけないか、お願いをしてみる。

『おばあさんの写真』? どういうこと? 

どういうことかというと、この8月24日(日)に叔父(父の弟)の家(埼玉県春日部市)で叔母の法事が営まれる。

自分が参列することになっている。 叔父の年齢は八十半ばになっている。 十数年前までは、時々我が家を訪ねて来ていた。

しかし、この歳(八十半ば)になると遠距離の移動が難しいらしい。 もしかすると、もう来られないかもしれない。

そこで、我が家の家族・近所の分家3軒のみなさん・近所のみなさん・叔父の兄弟のみなさんの写真を叔父に見せたいと思った。

今日、ここで偶然会った分家で育ったこのおばあさんの写真も叔父に見せてやろうと思った。 叔父も当然よく知っているはずだ。

おばあさんに、写真を撮らせて頂く旨を話をすると、快諾頂くことができた。 

このおばあさんの祖父母の墓石の前で、2枚撮らせて頂いた。 この1週間の間に、予定している写真を撮らせてもらわなければ・・・。

撮影後、このおばあさんは帰られた。


この新しい方の墓所の除草と掃除を始める。 ここも、2週間前に除草しているので、大きな雑草は無い。

小さな雑草がある。 しかし、古い墓所ほどではない。 短時間で終わる。

最後に花立に水を入れ、シキビを立てる。 以上で除草・掃除のすべてを終了する。






                          
                                     
除草・掃除終了






今日は午前中、お盆の墓掃除に出かけた。 墓掃除の場で、珍しい人と出会い、先祖の話を色々聴かせてもらうことができた。

我が家の先祖のみなさんのことをよく知っているおばあさんとの出会いも、先祖のみなさんが引き会わせてくれたのかなと思う。 

盆は、先祖のみなさんがこの世に戻ってきておもてなしを受ける日だと聞いている。

今日のように、この墓所で先祖のみなさんのことを、一人ずつ話題にすることが、おもてなしをすることだったのかなあとも思う。

先祖のみなさん、お盆はまだ続きます。 ゆっくりしていってください。






                                作業中 見かけたもの






                
               
イシマメとイワマツ                                        ハグロトンボ





                
                 
ヒオウギアヤメ                                        サルスベリ





                
                
ナツメヤシの実                                  3cmほどになったフェイジョア





                
                  
リンゴ                                            ユコウ





                
                 
なぞの白いキノコ                                       栗の実




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