絶不調の   釣り       140831   




前回、ハチカサノ瀬で手ごたえを感じた。 8月にもう一回出港して、良い思いをしようということになっている。

今日のスタッフは、となりのおじさん・むさん・カープ大好きさん・Hさんと船長の5名で、いつもより早い8時に出港する予定になっている。

すべて早めて、帰港も15時頃に予定している。

7時、家を出てとなりのおじさんを乗せる。 車の中では、「前回の出港では、アジが釣れ始めた」など、今日は釣れそうな話で盛り上がる。

いつものことだが、行きは、もう釣れたような、大漁のような話になる。 

多くの場合そのような話は、ほとんど実現していないということはよくわかっているのだが・・・。






                          
                                   
 今日は釣り日和





7:30に松永駅でHさんを乗せることになっている。 7:30前に松永駅に着く。 しばらく待つがHさんは来ない。

Hさんに連絡してみるが通じない。 7:55の下り電車まで待ってみるがいないようだ。 急用でもできたのだろうか。







                          
                                  
 しばらく松永駅で待機





Hさんと連絡がつかないまま、8:00松永駅を出発する。 

いつものように柳津の釣り具店「タイム」に寄り、鳴門船サビキ5本針仕掛け、砂虫少々、氷1ブロックを購入する。






                          
                                  
   柳津町の「タイム」





さて、次は弁当・水分補給用のペットボトル・おつまみなどを購入しよう。 コンビニ「セブンイレブン」へ。

いつものように、いつもの品を購入する。 今日も、しっかり水分は準備しておこう。 暑くなりそうだ。

時計を観ると、8:20。 出港は、8:30過ぎになりそうだ。 急いでマリーナへ向かう。

8:30前、マリーナへ着く。 さっそく桟橋へ出てみる。 マイボートは、桟橋で待っている。

すでに、燃料補給とビルジ抜きは終わっているようだ。



あれ? 今日は、マリーナの桟橋付近の様子がいつもと違う。 大型クルーザーが、今まさに出港しようという雰囲気だ。

いつもは、こんなに揃って出港なんてことはないのだが・・?






                






                
               
 トローリングボート                                       カタマラン艇





ビッグボートのオーナーさんたちの催し物でもあるのだろうか? 珍しい光景だ。



さて、今日のスタッフは、4名。 むさん、カープ大好きさん、となりのおじさん、船長。 8:30過ぎ、桟橋を離れる。






                          
                                   
 8:30過ぎ 出港





今日は、釣り日和だ。 晴れて視界も良い。 遠方まで視界が良いと、安心して航海ができる。 しかし、安全確認は怠ってはいけない。

向島高見山のテレビ塔も良く見える。





                          
                                     
向島の高見山





今日の釣りポイントは、ハチカサノ瀬になっている。 前回、ハチカサノ瀬でアジが釣れた。 

良型はいなかったが、今年もアジやヤズの良型が釣れるのではないかという予感があった。

今日こそは、良型を含む「大漁を!」と、ハチカサノ瀬へ行ってみる。






            






東へ針路をとる。 左に(株)常石造船を見ながら進む。 ここには珍しく大型客船が春ころから入っている。

点検なのか、修理なのか? 大型貨物船ばかりの光景を見慣れていると珍しい客船が目立っている。






                






やがて内海大橋が見えてくる。 いつもこの橋脚周りには、釣り船がいる。 今日はどうだろうか?

田島側の橋脚周りに釣り船がいるようだ。





                
             
遠方に内海大橋が見えてくる





                
                                                     
橋脚で掛かり釣りをしている





橋脚近くでは、ややスピードを落として通過するが、釣りあげる場面を観ることはできない。

何が釣れているのだろうか。 ママカリ? タコ? キス? ギザミ? いやいや、チヌかな?



内海大橋を過ぎるといつものように、フィッシャリーナが気になる。 前回、見かけた時よりも、大型クルーザーが増えている。 

さっそく写真に収めようとする。 しかし、この時ボートは、バウンドしながら疾走している状態。 

慌てて、スロットルを下げるが、揺れながらの撮影になる。 船上から撮るとピンボケになることが多いのです。

移動中の船上撮影では、なるべく同じ被写体を2枚撮るように心掛けているが、これは2枚ともピンボケでした。 ごめんなさい。

となりのクレセントビーチには、人影は見えない。 





                          
                                 
大型クルーザーがまた増えている?





やがて、阿伏兎観音が見えてくる。 いつものように航海の安全と大漁を祈りながら通過する。

いやいや、大漁のお願いをさらに繰り返しお願いする。





                          






燧灘へ出る。 海上の波は、さほどない。 穏やかに移動できそうだ。 針路を南東にとり順調に移動する。

しばらくすると、はるか遠方にハチカサノ瀬浮標が見え始める。 珍しいことだ。 海上の空気が澄んでいるのだろうか。

さらに、マイボートから観ると浮標右側にボートがいることもわかる。 湿気もなく空気も澄んでいるのだろうか。

風も波もない海上を順調に進むことができる。



9:00、ハチカサノ瀬に着く。

2艇の釣り船が頑張っている。 ひとつは掛かり釣り、もう一つは流している。

残念ながら、釣れている様子ではない。





                          
                               
ハチカサノ瀬浮標近くで頑張る2艇





前回のポイントと近い所で釣ろうと、風と潮を読み、アンカーを掛けたつもりだが、いくらかずれてしまった。

しかし、魚探には、魚影が映っている。画面には、パラパラと映ったり赤い大きな塊が映ったりしている。

「これは、大漁間違いなしだ!」と、つい思ってしまう。 と言うのは、魚探の反応は前回と同じだ。 いや、それより良いようだ。

前回でも、あのような釣果があったのだ。 前回は、パラパラしか映っていなくても、仕掛けを入れると喰いついてきたのだ。

今日は、前回よりもいい反応が映し出されている。 赤い大きな塊がある。 スタッフ全員、色めき立つ。

さっそく、仕掛けを投入する。 



5分経過、10分経過、釣れない。 なぜ? 焦ってくる。 

やがてあたりがある。 リールを巻く。 軽い、小ものだろう。 上がってきたのは、カマス。 15cmほどのカマスだ。

前回、40〜30cmのカマスを観ているので、とても小さく感じる。 さらに、ときどき小アジが釣れる。 15〜10cmほどの小アジだ。 



ここで、やっと気づく。 今日、急遽参加できなくなったHさんから連絡が入っていた。 

折り返しHさんに連絡をしてみる。 Hさん「昨日、仕事が遅くなって、そのまま眠り込んでしまった。予定の時間に起きることができなかった」

とのことだった。  そういうことで、よかったです。 事故やケガではないことが分かりました。 今日は残念でしたが、また次回ご一緒しましょう。



さて、小もの釣りが続いている。

いつか、大物も混じるのではないかと、小もの釣りをしばらく頑張る。

しかし、状況が変わる様子はない。 潮が変わらなければ、状況も変わらないだろう。

10:20、このポイントをあきらめる。 アンカーを上げる。

久しぶりに、シロダシノ磯へ行ってみよう。 そこがだめなら、走島南側の7・8月限定ギザミ・キスポイントへ行ってみよう。






            






走島の北側を通ってシロダシノ磯へ移動しよう。 しばらく移動すると、鴻ノ石灯台が見えてくる。






                
      
       遠方に鴻ノ石灯台が見えてくる                            灯台西側で2艇が釣りをしているようだ





鴻ノ石灯台の南を東へ移動する。 この灯台のすぐ西側で2艇が釣りをしている。

この光景を観たスタッフが教えてくれる。 彼は、エギを使ったイカ釣りに造詣が深い。 

彼によると、この灯台周りは、アオリのポイントだそうだ。 この2艇もエギングをしているのだろう。

次回、また、ハチカサノ瀬かシロダシノ磯へ来ることがあれば、ここでエギングをしてみるのも面白い。



10:40、シロダシ北ポイントへ着く。 浮標近くを回ってみるが、どうもポイントがはっきりしない。 魚影がはっきり確認できない。

シロダシ南ポイントへ移動する。

10:50、シロダシ南ポイント着。 ここでは、磯の斜面に掛けて釣ってみたい。 潮があたる側の斜面で竿が出せるようにアンカーを落とす。

2度目で、斜面に掛けることができたが、やや思ったより浅いポイントになってしまった。

ここで、しばらく頑張る。 釣れるのは、カマス。 前回ではなく今日ハチカサノ瀬で釣れたような小さなカマスだ。

小さなカマスが釣れ続く中、2〜3回、とんでもない強烈な引きがあった。 これは、上げるとか寄せるというレベルではない。

突然、竿がガクン!と引っ張られ、そのまま船から離れていく。 「あっ、あ〜」と、声が出ると同時に仕掛けごと切られている。

巨大エイなどより、もっともっと俊敏な動きをする大物がいることが確認できた。 

サビキ仕掛けに掛かった小アジやカマスに喰いついた大物。 なんだろうか?

アジの大物? ヤズ? ひょっとして、ブリに近いほどの青物だったのかもしれない。 

11:30、小もの釣りは、もう結構だ。 アンカーを上げる。

走島の南側、天女浜の西側へ行って、ギザミ・キスを狙ってみよう。





                          
                                
    15〜10cmのカマス





11:40、天女浜西ポイントへ着く。 浜の前、水深5〜7mあたりで、砂虫をつけて投げる。

即あたりがある。 上がってくるのは、15〜12cmほどのギザミとキス。






                
          
ポイントから左の岩場、サザエも獲れる?                         ポイントから右には天女浜が見える





このポイントの魚たちは、よくすれている。 餌をとるのがうまい。 適当に楽しませてくれる。

カープ大好きさんは、アオリのオーソリティーだ。 ここでは、エギをつけてアオリを狙っている。





                          
                               
ここではアオリ狙いのカープ大好きさん





アオリは、いたようだ。 2〜3度、エギを追いかけてくるアオリが見えたそうだ。 

また、エギに掛かって途中まで上がってきたアオリもいたそうだ。

適度に、遊ぶことができた。 ギザミ・キスと楽しむことができた。 13:00、天女浜西での釣りを終了する。 

さて、次は、もう一度ハチカサノ瀬で試してみる。 今日のラストチャンスだ。

潮が変わって、状況も良くなっていればいいのだが・・・。 移動する。



13:20、ハチカサノ瀬に着く。

今日、2度目のハチカサノ瀬。 今度は、流してみる、というか群れを追っかけてみる。 しかし、釣れない。

では・・、と、13:50、再びアンカーを降ろし掛かり釣りをする。 





                          
                                
このボートも釣れている様子はない





しかし、まったく釣れない。 今日は、少々早めの終了とする。

14:20、アンカーを上げ、マリーナへ移動を始める。

帰りは、田島・横島の間を通って、睦橋の下を通過してみよう。 田島の南側を西へ進む。

貨物船とすれ違う。 このような船も、けっこう岸に近い所を航行している。





                          
                                    
行き交う貨物船





横田港方向へ進み、睦橋を目指す。 右を観ると南欧風別荘地の下では、夏キスを狙っていると思われるボートが見える。





                
             
キス狙い?のゴムボート                                    南欧風別荘地





マリーナへ、10分後に帰港の連絡を入れる。

睦橋の下を抜けると、右に(株)常石造船を見ながらマリーナへ向かう。






                






15:00、マリーナへ帰港する。 あれ!? クレーンベルトが下りていない。 どうしてだろう?

仕方ない、先ず、桟橋へ着けることにしよう。  フェンダーを左へ3個下げて桟橋へ係留する。

すると、すぐマリーナスタッフの人が駆けつけてきてくれた。 さきほど係留したロープを解いてクレーン下へボートを移動してくれる。






                





ベルトを船艇下に通すと、上架を始めてくれる。





                          





今日は、大漁の期待が大きかった分だけ落胆が大きい。 しかし、まだ今シーズンが終わったわけではない。

期待が持てるのは、9月・10月。 次回に期待するとしよう。




                                  今日の釣果




   





            
     
カマス30匹(15cm)          キス25匹(15〜12cm)         小鯛1匹 小アジ10匹          ギザミ10匹(15cm)


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