不調は続く         141018




最近の釣りは、不調が続いている。 前回は絶不調だった。 次の出港では、この現状をなんとか打開したいものだ。

ところが、最近は台風など天候に邪魔されたり、釣友のみなさんの所用の関係で、出港そのものができない日が続いている。

釣友のみなさんの狩猟本能も、我慢の限界にきているのではないだろうか。 

昨日の早朝、マイHPの掲示板に突然のお誘いを載せた。



投稿日:2014年10月17日(金)04時53分40秒

釣り友のみなさん、またまた急な連絡で、お騒がせしてすみません。
みなさん、この土日はお忙しいことと思います。この時期に恐縮ですが、狩猟本能には勝てず出港のお願いをしてみます。
明日、18日(土)12時半~1時過ぎ頃出港できるかなと思っています。短時間の釣行になります。同行可能な釣友のみなさん、
よろしくお願いします。
ただ、その日、午前中自分の私用があります。昼に終了予定なのですが、長引くと本当に短時間の釣行になりかねません。
悪しからずご了承ください。




昨日の夜までに、3人の釣友から参加可能の連絡を頂いている。

自分は、今日午前中、所用で広島空港へ行かなければならない。 10時過ぎには準備を済ませて早く出ようと思ったが、結局家を出たのは11時前。

12時前に、着いて用事を済ませる。 すぐに空港を出発し常石のマリーナ目指して車を走らせる。 途中、サンドイッチを食べながらのドライブになる。

安全運転を心掛ける。 『じゃあ、サンドイッチを食べながら運転するな』となるのだが、「腹が減っては・・・・」ということわざもある。

安全に注意して、『ながら運転』をする。 自分が「1時過ぎ頃出港・・・」と掲示板に載せている。 遅れると大変まずい。



午後1時、なんとか遅れることなく境ガ浜マリーナに着くことができた。 3人の釣友のみなさんは、すでに到着している。

マイボートは、桟橋に繋留され出港を待っている。 12時頃、境ガ浜マリーナへボートの下架と燃料補給、ビルジ抜きのお願いをしている。






                
        
出港を待つマイボート(右)、左のボートも出港予定                          海上は穏やかだ





さっそく、今日のスタッフ4名(むさん、カープ大好きさん、Mさん、船長)が乗り込む。 

短時間の暖機運転を終えると、マリーナスタッフが、繋留ロープを解いて船体を押し出してくれる。

1:05、いざ、出港!  後進で桟橋を離れる。





                          
                                
    後進で桟橋を離れる





出港! この瞬間が、一番気持ちが盛り上がる。 もう大漁が約束されているような気分になる。 釣れたような気分になる。

しかし、それはほぼ裏切られることになるのだが・・・。

今日は、先ずハチカサノ瀬に行ってみよう。 マリーナを出ると正面の向島高見山のTV塔がはっきり見える。

左へ針路をとると、常石造船の貨物船が見えてくる。






                
           
左へ針路をとると常石造船が見えてくる                           高見山のTV塔が見える






        






今日は田島の北側、阿伏兎の瀬戸を東へ進んでいく。 内海大橋が見えてくる。

今日は、ここでの釣り船は1艇しかいない。珍しいことだ。 その1艇が橋の下の航路の真ん中で掛かり釣りをしている。

マイボートはスピードを落として通過する。 「しかし、この釣り船、航路の真ん中は、まずいんじゃないの?」と思ってしまう。






                          






内海大橋の下を通過すると、右側の田島にあるフィッシャリーナが気になる。 大型クルーザーが見える。






                          
                                 
   フィッシャリーナ





さらに右方向に矢の島が見えてくる。 矢の島北側には広範囲に、海苔篊が設置されている。 もう海は冬の景色になっている。

旧田島海水浴場の浜前にも海苔篊がある。 今年は増設されたのだろうか?

これからの時季、この辺りを航行する時には、海苔篊などに注意しなければならない。 百貫島の北側にも広範囲に設置される。



やがて、阿伏兎観音にさしかかる。 最近、釣りは絶不調であるということで、念入りに大漁のお願いをする。 

さらに、航海の安全もお願いする。





                          
                                    
  阿伏兎観音





阿伏兎観音を通過すると燧灘に出る。 阿伏兎の瀬戸も穏やかだったが、外に出ても穏やかだ。

これなら、ハチカサノ瀬まで快調に走ることができる。 

ハチカサノ瀬目指して走りながら右方向を見ると百貫島と弓削島が見える。






                          
                                      
百貫島





1:30、ハチカサノ瀬に着く。 他に1艇がサビキ仕掛けで流し釣りをしている。 上げている様子はない。 嫌な予感がする。

他のボートも釣れていれば、マイボートもそこそこ釣れそうな気がするが、全く釣れている様子はない。

とすると、マイボートだけ釣れることは、まずない。 どうだろうか? ハチカサノ瀬の斜面辺りにアンカーを掛けてみる。






                          
                                     
ハチカサノ瀬浮標





しばらく、掛かり釣りをしてみる。 魚探にも思うような反応がない。 僅かな反応があってもあたりがない。

小鯛が釣れたのみ。 アンカーを上げてハチカサノ瀬まわりを移動してみる。 魚探の反応は、相変わらず渋い。

移動することにする。 さて、どこに移動するかな? スタッフの一人が「宇治島の東側によいポイントがある」とアドバイスをくれる。

2:10、宇治島めざして移動を始める。





                          
                                       
宇治島





宇治島の北側を東へ進み、宇治島の東側へ回り込む。 宇治島の東側を南下する。

2:45、下写真、
印あたり水深15mあたりにアンカーを降ろす。  掛かり釣りを始める。

時々、魚の群れが回ってくる。 魚探に赤い反応が映る。 アジの25cmが時々サビキに掛かる。






        
          
                                                      宇治島航空写真 「瀬戸内海宇治島クラブHP」より





3:10頃まで、ポツポツ釣れるがだんだん魚探の反応もなくなってくる。 

だが、ポツポツつれたところでまだ釣れるのではないかと、しばらく頑張ってみる。 釣れなくなる。

3:50、この辺りを回ってみることにする。 魚探を見ながら、赤い反応を探してみる。

上写真の△印辺りに浮かんでいる黄色ブイ辺りも探してみるが魚の反応は見当たらない。

4:15、諦めることにする。 5時までにマリーナへ帰港するには、移動を始めなければならない。

移動を始める。 宇治島の南を回り宇治島の西へ出る。






                
            
 宇治島ポイントから見た大飛島                          宇治島から見た佐柳島(左)と六島(右)





阿伏兎の瀬戸入り口の阿伏兎観音を目指して進む。 途中、ハチカサノ瀬がある。

この時間帯は、どうなっているのだろうか? ハチカサノ瀬で、もう一度サビキ仕掛けを下ろしてみる。

全くあたりがない。 やはりだめだ。 これで、このポイントも諦めがついた。



再度、阿伏兎の瀬戸入り口を目指して、スロットルを傾ける。 この時間になっても海上の波に変化はない。

本当に、この時季にしては珍しいことだ。 こんなに穏やかな海で大漁が味わえていたらとても楽しい釣りになっていたことだろう。

釣りというのは、思いどうりにいかないものだ。



阿伏兎の瀬戸入り口で、鞆港と尾道駅を結ぶ定期船と前後になる。 しばらく後をついていく。

この定期路線は、乗客が少ないようだ。 船室の客がいないようだ。 いるのかな? 見えない。






                          
                            
       尾道・鞆港を結ぶ定期船





阿伏兎観音に航海の安全のお礼をする。 大漁のお礼は当然ない。 あっ、次回の大漁のお願いをしておこう。

阿伏兎館が夕陽に映えて美しく輝いている。 周りに釣り人はいない。






                
                 
阿伏兎館                                           阿伏兎観音





しばらく定期船の後をついて航行しているが、帰港が5時に間に合いそうにない。 前の定期船を追い越すとしよう。

定期船の左側を追い越す。






                          






右の(株)常石造船を見ると、ずいぶんたくさんの新造船が目につく。

これらの船は、新造船だけではないらしい。 ここは、およそ2ヶ月に1回進水式をしている。

ドックの船は検査か修理にはいっているものも多いのだろう。





                






                






ほとんど、いやすべての船が、パナマ船籍だ。



やっとマリーナへ帰港できた。 5時ジャスト。 なんとか間に合いそうだ。






                




桟橋に近づくと、いろんなクルーザーが目につく。






                






                






                






スタッフは、桟橋から上陸し、マイボートは上架してもらう。






                          






エンジンへ清水を通して、ざっと掃除。 獲物は、スタッフのみなさんにお持ち帰り頂いて、今日の出港を終える。

次回こそは、大漁を味わってみたいものだ。 今年は、まだ、イイダコ漁をしていない。 

1日出られて波の穏やかな時に、多度津へも行ってみたい。




                                 今日の釣果



         



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