141108
この竹藪には、9月になると彼岸花が芽を出す。 10月になり稲刈りが始まる頃には、満開だった彼岸花も枯れてしまう。
10月下旬になると雑草の成長も止まり、替わって彼岸花の葉が茂ってくる。
竹藪の除草を済ませておこう。
久々に草刈り機を出す。 燃料を補給しようとして気づく。 草刈り機専用の混合燃料は、前回でほとんど無くなっている。
燃料を購入する予定であったが、忘れてしまっている。 今回の燃料はあるだろうか。
燃料タンクに3分の2まで入る
ラッキーなことに、燃料タンクに少々残っている。 それに、燃料缶に少しだけ残っているものを追加すると、なんとか大丈夫そうだ。
草刈り機を持って竹藪に入る。
14:45、竹藪を上下に走る歩道沿いから除草を始める。
この時季の雑草の特徴として、広い範囲に巨大なリュウノヒゲに似た雑草が茂っている。
これが、この時季には枯れて無くなっている彼岸花の葉なのだ。 この彼岸花は、おもしろい生態をしている。
まず、9月に花だけが芽を出し開花する。 10月に花が枯れてしまう。 しばらくして葉が出てくる。
この彼岸花の葉は、単子葉類独特の特徴を示す平行脈になっている。
今日は、この彼岸花の葉を大量に刈り取ることになる。 除草作業をしながら、彼岸花のことを考えると心配なことが・・・。
それは、彼岸花の葉を刈り取ることがいいのか、悪いのか? ということ。
彼岸花は、地中に球根がある。 花を咲かせる時には、球根の栄養すべてを花に注ぐ。 そのために開花の時期には葉を出さない。
開花が終わり、花茎と花が枯れて無くなってから、葉が出てきて、10月・11月にしっかり太陽光を浴びて光合成をし栄養分を球根に蓄える。
まさに今、葉は、栄養分をつくる大切な時季なのではないのか? それをこのように刈り取っていいのか?
毎年、彼岸花の開花を楽しみにして待っているのだが・・・。 等々思いを巡らせながら、すべての彼岸花の葉を除草する。
彼岸花の葉を刈り取ったことが今後に影響するなら、来年の9月に咲く彼岸花は見劣りすることになるのではないか。
そして、来年の彼岸花の葉は刈り取らないで再来年の9月の彼岸花の様子を見ることにしよう。
彼岸花の葉を刈り取った次の年と、刈り取らない次の年の花の様子を、丸々2年かけて実験観察をしてみよう。
除草作業を続けていると、竹藪の中にある富有柿に気づく。 この柿の実は毎年、ほとんどカラスの餌になってしまう。
今年も、ほとんどがカラスに食べられているが、4つだけ残っている。 ちょうど食べ頃の実が残っている。
収穫してやろう。 草刈り機の回転刃を頭上に持ち上げ柿の実がついている枝を切断する。
収穫した柿3個のみ
あとひとつの実は、採れない。 回転刃がとどかない。
さらに、竹藪全体の除草作業を続ける。
16:15、竹藪全体の除草作業を終了する。 夏季の除草ならば、こんなに早く作業を終えることはできなかっただろう。
おそらく、午前と午後に分けるか、1日目と2日目に分けて作業することにしていただろう。
11月の除草作業は、さすがに早い。 これで、畑や田んぼを含め、今シーズンすべての除草作業を終わるとしよう。
また、来年の4月頃から除草作業をすることになる。 今日の作業、お疲れ様でした。
作業前 作業後
作業前 作業後
作業前 作業後
作業前 作業後
作業前 作業後
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