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ここのところ、本職の仕事が忙しい。 11月に入ってから土日の出勤が、続いている。
土日になる度に「うんざり気分」を堪能している。
またまた、この3連休は出勤はしなくてもよいが、その代わり持ち帰りの仕事がどっさりある。
さらに、稲刈り後の田んぼが、『早く、荒起こしをしてくれ~』と言っている。ように思える。
10年、20年昔は、のんびりと荒起こしをしていたものだ。 荒起こしは「年内にすればいい」とか、「年が明けて・・」という頃もあった。
最近は、近所のみなさん、ずいぶん早く荒起こしをされるようになった。 今年も、近所の田んぼは、ほとんどが荒起こしをされている。
できれば、我が家の田んぼも、この3連休中に済ませたい。
しかし、このような時に限って、煩わしい?釣果情報がたくさん入ってくる。 「タチウオが釣れている」「青物が釣れている」「イイダコが・・」等々。
そこで、この3連休には、ぜひ出港をしたいと思う。 自分にプレッシャーをかけて持ち帰り仕事と荒起こしを頑張ってみよう。
さて、『自分にプレッシャーをかける』とは? それは、釣友のみなさんに「24日に出港します」とマイHPの掲示板にアップしておくこと。
出港したいけど・・・ 投稿者 まーちゃん 投稿日:2014年11月22日(土)00時07分48秒
20(木)と21(金)の二日間、我が社の公開研究会がありました。日頃の研究成果を関連会社の皆様に見て頂きました。
終了したという軽い安堵感と重い疲労感が残りました。
明日(土)からの3連休では、来週の力試し週間に向けて3種類のクイズ問題作成と、トラクターで田んぼの耕しをする予定です。
この二つを2日間でできれば(可能性は低い)、残りの1日で、出港することができるのですが・・・。
釣友のみなさん、もし可能ならば前日に連絡できると思いますが、できなければ1週間後に出港してみたいですが、
どうなることやら・・・というところです。
上記のような投稿をした。 後半は、弱腰の一文を追加してしまったが・・・。
こうしておくと、本職の仕事と農作業を2日間で済ませざるを得ない。
22(土)、23(日)と仕事漬け。本職の持ち帰り仕事は完成まで至らないが、ほぼ完成。 23(日)の午後は田んぼの荒起こし作業をする。
荒起こしは、すべて終了し、休耕田の雑草処理1枚を残すのみ。 なんとか、終了することができた。
11月24日(月)、穏やかな天気だ。 絶好の釣り日和。 今回の出港スタッフは、むさん、隣のおじさん、船長の3名になる。
釣友のみなさん、この時期はいろいろと所用でお忙しいようだ。
8:00、隣のおじさんと出発する。 松永へ出て、柳津町の釣具店「タイム」を目指す。
今日は釣り日和 於:前方が松永貯木場
柳津町の「タイム」で、タチの仕掛けと餌(冷凍イワシ)を購入する。
今日は、先ず、北木島沖でタチウオ。 その後、ハチカサノ瀬でアジ、青物を狙ってみる。
毎回思うが、出航前にマリーナへ向かうこの時間帯が、一番ウキウキ気分で楽しいのだ。
いくら釣れない出港が続いていても、『今日は釣れるのではないか、今日は大漁になるのではないか』と、期待してしまう。
最近それは、ほぼ100%裏切られているのだが・・・。 それでも、今日も大漁の期待をしてしまう。 不思議なものだ。
続いて、自分たちスタッフの餌、ではなくて弁当・飲み物など購入する。
いつものコンビニで弁当購入
9時前、マリーナへ着く。 すでに、Mさんは駐車場に来ている。
マリーナへ入ると陸上保管艇が迎えてくれる。 まず、マリーナの受付で近日分の支払いを済ませておこう。
受付に行くと、新人スタッフさんが丁寧な対応をしてくれる。 いつも思うが、ここの接客マナーは気持ちがいい。
「よくスタッフ教育がされているなあ」と関心しながら支払いを済ませる。 反面、「こりゃ大変だ、ここのスタッフでなくてよかった」とも・・。
まあ、今の時代どの仕事も楽な仕事はないということかな。
陸上保管艇の一部 今日のスタッフの2人はマイボートへ移動している
ここ、境ガ浜マリーナの陸上保管艇の特徴は、ヨットがあること。 多くのマリーナでは、ヨットは海上保管されている。
このマリーナのクレーンは構造上、ヨットのセンターポールがあっても、そのままクレーンで上下架できる。
マイボートも、以前のマリーナでは、上下架の度に、ハムのアンテナを倒したり起こしたりしていた。 ここは、その必要はない。
何気なくボートの上下架をしてもらっているが、これは、けっこう大きな利点かもしれない。
今日の海上は穏やかだ マリーナスタッフに給油をして頂く
桟橋では、マリーナスタッフに、給油をして頂いている。
今日、マリーナスタッフにお願いをしていたのは、船底のビルジ抜き・給油・オイル点検。
この給油が終了すると、暖機運転をして、いよいよ出港となる。 桟橋上で、出港スタッフとの打ち合わせをする。
予定どうり、北木島沖のタチウオとハチカサノ瀬でアジ・青物狙いということになる。
9:15、いよいよ、出港。 前進でマリーナ桟橋を離れる。
右に陸上保管艇を見ながら 前進でマリーナを出港する
出港して正面を見ると、やや霞んだ向島の高見山が見える。 その左には、百島がはっきり見える。
このような日は、天気も良さそうだ。
百島 向島の高見山
今日は、北木島を目指す。 田島北側を東へ移動する。 左に常石造船を見ながら進む。
内海大橋手前で、 めずらしい船とすれ違う。 タグボートが単独で航行している。
常石造船 タグボート
さらに、めずらしい船、どきっとする船と遭遇する。 海上保安庁の巡視船だ。 このHPにも載せているが海上保安庁というと苦い思い出がある。
当然、船も自動車と同じように定期検査がある。
その船体検査を受け合格するとその証として、検査済み証のシールを自分で船艇に貼り付けておかなければならない。
以前、そのシールを貼り付けることを忘れていた。 ただ、検査済み証はマイボートに保管していた。
数年前、ハチカサノ瀬ポイントで、海上保安庁の巡視船が近づいてきた。
『どうしたんだろう? 船体検査は、ちゃんと受けているし・・。 あっライフジャケットかな? 』と、スタッフ全員にライフジャケットを装着してもらう。
しかし、まだ近づいてくる。 すぐそこまで来て、スピーカで「船体検査証シールが貼ってないですが、検査を受けていますか?」と。
大声で、「受けています。 シールは船の中にあります」と。 しかし、結果は『後日、検査証と、○○万円持って保安庁に来てください』とのこと。
海関係のペナルティーは高額だ。 それ以来、船体検査証シールについては気を付けている。
海上保安庁巡視船
さて、内海大橋の下に、釣り船が出ているだろうか? 何艇か見えてくる。
これらの船は、何を狙っているのだろうか? タコ、 カレイ、 キス、ギザミ、イイダコ?
内海大橋下を通過中、ヨットが併走してくる。 これは、これから帆を張るのではなく、ずっとエンジンで走っているようだ。
4~5人で釣りポイントへ移動中のようだ。
ヨットで釣りへ
内海大橋を抜けて、すぐ左を見ると波止の上では投げ釣りをしている人がいる。 竿を3本投げている。
元「田島行きフェリー乗場」横の波止
さらに東へ走る。 フィッシャリーナが見えてくる。 矢の島前には、かなり海にせり出した海苔篊がある。
夜間時の航行には、気を付けたいものだ。
矢の島前の海苔篊 フィッシャリーナ
しばらく直進し、右にゆっくり舵をとる。 左手に阿伏兎観音が見えてくる。 今日の大漁を祈願しながら通過する。
阿伏兎観音
9:30、燧灘へ出る。 阿伏兎の瀬戸入り口からすぐのところで4~5艇が集まりジグを投げては巻いている。
見るからに青物を狙っているようだ。 その船団に近づいてみる。 魚探で海底の様子を見る。
海底に、魚礁とかシモリ、磯などはないようだ。 ただ、魚の群れであろう赤い塊がいくつも見える。
これは、青物の群れのようだ。 釣れる場面を見ることはできなかった。
阿伏兎の瀬戸入り口近くに4~5艇の船団
針路を南東にとり、ハチカサノ瀬方面を目指す。 北木島へ移動する途中、ハチカサノ瀬の様子を確認しておこう。
9:50、ハチカサノ瀬に着く。 魚探で確認するが、アジや青物らしき魚影が映らない。
北木島を目指して、4000rpmで東へ移動し始める。
10:00、走島西海域で、大きな赤い魚影がいくつもできている。 この赤い塊の中にサビキ仕掛けを下ろしてみることにする。
しばらくサビキ釣りをしてみるが、釣れない。 この赤い塊は、サビキ仕掛けにも掛からないほど小さなイワシらしい。
10:30、諦めて、再び北木島を目指して走る。
走島の南側を東へ移動する。 さらに大飛島・小飛島の北側を東へ移動する。
やがて問島が見えてくる。 その東側に船団が見える。 問島の東側から北木島の師崎あたりまで船団がいるようだ。
10:45、北木島沖到着。 今日は、前回(11月1日)よりも、やや問島よりに船団ができている。 その船団の中に入って仕掛けを下ろす。
今日も、スタッフ全員、仕掛けは、冷凍イワシの餌で攻める。
冷凍イワシ 30号の冷凍イワシ用の仕掛け
アンカーを掛けないで、周りの船に合わせて流してみる。
何度も繰り返して流してみる。 周りの船は、あまり釣れている様子ではない。 時々釣り上げる場面を見ることができる程度だ。
マイボートでも、何回かあたりらしきものはあったが、釣り上げることはできない。
12:35、このポイントを諦め、少しだけ東側に移動してみる。 ここは前回(11月1日)やってみたポイントに近い。
船団は、かなり小さくなった。 諦めて他のポイントへ移動したボートが多い。
やや東のこのポイントも、ぱっとしない。 しかし、あたりらしきものがあり、餌のイワシが囓られた痕がついている餌が目につき始めた。
13:20、 スタッフの竿先が小さくぴくぴく動く。 続いて竿先が小さく引っ張りこまれる。 反射的に竿を大きく合わせる。
「乗った!」という声。 すぐ、リールを巻き始める。 重そうだ。 1分後、上がってきたのは、1m超えのタチウオ。
船内から歓声があがる。
1m超えのタチウオ
「潮が良くなり、これからか」と思われたが、あとが続かない。 あたりらしきものは時々あるのだが、針に乗らない。
13:40、このポイントは諦めて、宇治島に移動を始める。
小飛島、大飛島のすぐ北側を通って西へ向かう。 この季節にはめずらしく、11月の午後だというのに海上は大変穏やかだ。
気持ちよく快調に移動することができる。 大飛島を抜けると、針路をやや南へ傾けて宇治島の東側岩場を目指す。
地図を見ると、小飛島大飛島の南側を移動した方が近かったようだ。
14:05、宇治島、東岩場前に到着する。 前回(11月1日)よりもやや深いポイントにアンカーを掛ける。
この岩の前、水深20m
このポイントは、時々アジが回遊してくるポイントでもある。 青物も期待できる。
しかし、今日は、サビキにはあたりもない。 むさんと隣のおじさんは虫餌を付けてギザミを狙っている。
ギザミは、ぼちぼち釣れている。 時々、良型の青ギザミが上がっている。
ギザミが、10匹あまり上がったところで、移動することにする。
15:00、ハチカサノ瀬へ移動開始。
15:15、ハチカサノ瀬到着。 魚探で海の様子を確認するが、赤い塊はあまり見えない。 小さいものが少し見える。
アジが釣れない。 当然青物も釣れない。 あたりがない。
しかし、・・・15:40、サビキ仕掛けの上に、ジグを付けていたスタッフの竿が、突然大きく海中に引き込まれる。
他のスタッフは、タマ網を構えて海面に注目する。 やがて、・・・・見えてきたのは・・・・1m超えのタチウオだ。
よく見ると、サビキ仕掛けの上に取り付けたジグに食いついている。 北木島沖で釣れたタチウオと同じくらいのものだ。
しかし、それからまた釣れなくなる。 この時期の日没は早い。
時間的には、もう15分ほど釣る時間はあるが、この状況では、釣る元気もなくなってきた。
16:15、終了とする。 マリーナへ向けて移動を始める。
北西に向けて航行する。 本当に今日の海は穏やかで走りやすい。
遠ざかる宇治島
阿伏兎の瀬戸入り口手前に来ると、朝見かけた青物のポイントらしき場所で魚探を注視する。 確かに赤い塊がいくらか残っている。
また、次回このあたりに来ることがあれば、試してみたい。
阿伏兎観音 阿伏兎燈台
阿伏兎観音に航海安全のお礼をして通過する。 阿伏兎燈台が夕日に映えて目立っている。
30年近く昔、ハラミチヌを釣りに来ていたことを思い出す。 夕方、あぶと館の駐車場に車を停めさせてもらっていた。
そして、山越えをして阿伏兎の岩場に通った。 単独釣行の時は、とても寂しく怖かった。
夜中の単独釣行時の恐怖感よりも、大きなチヌが釣れる期待感の方が大きかったのだろう。
よく、あのような寂しく怖く危険な道を通っていたものだ。 特に帰りが怖かった。
夜10時過ぎ、山道の途中で獣に出会うこともあった。 タヌキかキツネかイノシシか、野犬だったのか?
暗闇できらりと光る動物の目は怖かった。 暗闇の山道で、すぐ近くから突然「ギャー」と鳴き声を上げながら野鳥が飛び立つ。
野鳥の羽ばたきも、迫力のある怖さだった。
そんな山道で、山頂近くの灯台のフェンス前を通過すると「やっと半分帰って来たんだ」と、ちょっと元気になった。
海側の岩場は、道なき道を通っていた。 今思うと、夜の岩場を何度も通って、よく滑落事故もなく過ごせたものだ。
これも、阿伏兎観音のおかげなのかもしれない。
夕陽に映える阿伏兎の燈台を見て、しばし昔の夜釣りのことを思い出した。
時刻は、16:30過ぎだが、もう夜の雰囲気になってきた。
阿伏兎観音前から見る夕陽
阿伏兎ノ瀬戸に入り、急いでマリーナへ向かう。 前方に内海大橋が見えてくる。
ここで、マリーナへ連絡する。 「10分後に帰港します。よろしくお願いします。」
内海大橋を抜けると、右に(株)常石造船を見ながら航行する。
内海大橋が見えてくる (株)常石造船
17:00、やっとマリーナへ帰港することができた。
マイボートは、上架して船艇を洗浄してもらう。 その後、エンジンを清水で洗浄し、簡単に掃除をする。
今日の出港は、すべて終了する。
クレーンで上架
今日も、釣果は激シブだった。 北木島のタチウオは、不調だった。 タチウオはどこかに出張中だったのか?
こういう時に、他のポイントと情報交換できればいいのだが・・・。
そうすると、「○○が釣れている」というライブ情報で、マイボートがそこへ移動する。
逆に、マイボートが釣れていると、その情報を他のポイントへライブで連絡する。 すると、こちらに来て釣ってもらうことができる。
どなたか、情報を交換して頂ける方、よろしくお願いします。
釣友のみなさん、今日の出港、お疲れ様でした。
タチウオ2匹(106~104cm)、アジ2匹(22cm)、鯛2匹(25~12cm)、メバル1匹(20cm)、ギザミ12匹(23~13cm)