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今日、11月29日(土)、近所の艮(うしとら)神社の祭りがある。町内には、たくさんの神社や祠がある。
その中の八社をまとめて9月の第一日曜日に、「八社の祭典」をすることになっている。
八社に含まれない社は、昔ながらのやり方で、それぞれの地域ごとに氏子が集まり祭典をする。
その祭りの世話係は氏子の6軒で持ち回りをすることになっている。
自分が子どもの頃、町内の八社はまだ、まとめて祭典をしていなかった。 それぞれの地域でそれぞれの日程で行われていたように思う。
当然、祭りの日も多かった。 祭りの日は、小学校でも、「今日は、○○神社の祭りがあるけえ、行こうやあ」と打ち合わせをしていた。
祭りの意義や云われなどについての興味や関心はなかったように思う。
その神社に行っておやつをもらうことと、そのあと、みんなで鬼ごっこや缶蹴りをして遊ぶことが目的だった。
小学生からお年寄りまで、地域の多くのみなさんがお参りしていた。
大人たちはアルコールも入り、楽しい歓談の時間を過ごしていた。 子どもたちは社の周りを走り回っていた。
我が町内では。現在このようなお祭りで、子どもたちの姿を見ることは無くなった。 大人だけのお祭りになってしまった。
今の子どもたちが数十年後、大人になり、子ども時代のことを思い出しても、ずいぶん限られたものになってしまうような気がする。
小さい頃、地域の中で仲間と走り回ったりお年寄りに話を聞いたり怒られたりした思い出は、時代と共になくなっていくことだろう。
それは、ちょっと寂しいのではないかなとも思う。 いたしかたないことなのだろうか。
この時季に行う祭りは、神様に今年の農作物のお供えをして感謝するというものらしい。
全国的には、毎年11月23日に行われている。 現在では「勤労感謝の日」として、国民の祝日となっている。
一説によるとその名称「勤労感謝の日」は、生命の糧を神さまからいただくための勤労を尊び、感謝をしあうことに由来しているらしい。
さて、今日は、午後3時から神社の祭りが行われる。
それまでに、この土日の持ち帰り仕事を片付けようと、がんばったが無理のようだ。
3時になってしまった。 小雨の中、傘を差して艮神社へ向かう。
3時過ぎに神社へ着くと、すでに神主さんの祝詞が太鼓と共に始まっている。
小雨と煙の中、祝詞は続く
氏子のみなさんは、傘をさし、焚き火を囲んでいる。 さっそく、社に参拝し焚き火を囲む。
焚き火の周りでは、神主さんの祝詞を聞きながら、小声で情報交流も進んでいる。
毎日、他地域へ仕事に出かけて地元を留守にしている自分としては、この地元の情報交流は、大変興味深く聞くことばかりだ。
3時20分、祝詞が終わる。 神主さんが社の周り4箇所を清め新米のお供えをされている。
これは、今年の農作物が穫れたことへの感謝と、そのお礼をするためらしい。
社の周りを清めお礼とお供えを 神木の神様にもお供えを
一通りの神事が終了すると、みなさんで御神酒を頂き、続いて徳利の熱燗を頂く。
今日の氏子当番の方に、おつまみも頂く。 神主さんは社の中で、氏子のみなさんは焚き火の周りで、直会が始まる。
神主さんも、しばし歓談を 傘を片手に歓談中
4時20分、歓談も終了し、お開きとなる。
さて、12月3日(水)は、我が家の庭にある明神神社の祭りをすることにしている。
この場で、神主さんに確認とお願いをして帰宅をする。
近年、明神神社の祭りも参拝して頂ける方は少なくなってしまった。 今年も、近所のお年寄りの方、2〜3名の氏子のみなさんのみかな?
よろしくお願いします。 今日の祭りのお世話をして頂いた氏子の方、ありがとうございました。