有機肥料の攪拌      150403




先日、業者の方に今年植え付け予定の田んぼの一枚に大型農業機械で牛糞の有機肥料を散布して頂いた。 

2008年頃から、このような牛糞の有機肥料を使用している。

2008年のマイHPの農作業ページを見ると、次のような資料を載せている。

上下町では、乳牛・肉牛あわせて三十軒近い畜産農家が約千頭を飼育している。
その牛ふんを階見、井永、有福、三ヶ所の堆肥加工センターで肥料化し、販売と散布作業を「市まちづくり振興公社」が行っている。
これまで、生産された堆肥の大半は上下町内で消費されていた。
市農林課では、合併を機に広く市内に有機肥料としての堆肥を宣伝している。
「安全安心の食づくり」をより積極的に推奨しようと取り組みを始めている。
価格は、1トンが四千円、うち千円は市が補助。 散布は基本料金一ほ場あたり千円。
1反あたり1トンが目安だそうだ。 1袋が500キロなので、1反に2袋を散布してもらう。
「してもらう」というのは500キロの袋をとても人力では扱えないから堆肥散布専用の大型農業機械(マニアスプレッター)も一緒にやってくる。

2015年現在は、上記のように三十軒近い畜産農家はないだろう。 

もっと少なくなっているはずだが、今でも有機肥料の出荷は行われている。

我が家でも、近所のみなさんも例年通りこの有機肥料を使用している。 

先日500kg袋に入れた有機肥料数袋分を大型農業機械で田んぼに散布して頂いた。




                         
                         
 堆肥散布専用の大型農業機械(マニアスプレッター)




この田んぼを、トラクターで攪拌しなければならない。 しかし、天気予報によると雨が続くという予報が出ていた。

今日、3日(金)の天気予報は外れたようだ。 曇ってはいるが、雨は降っていない。

さっそく、トラクターでこの田んぼの有機肥料を攪拌することにする。 

8:00、トラクターを出して軽油ドラム缶から給油する。






                
              
燃料計は半分を指している                                 満タンまで給油する





田んぼへ行く前に、農機具庫から鍬を一本持って田んぼへ移動する。 

せっかくだから、休耕田も除草をしておこう。 そうすると、、その周辺部のロータリーがとどかない雑草を鍬で処理をしてから耕すことにしよう。

先ず、有機肥料を散布して頂いた田んぼから作業を始める。






                
          
雑草の間には有機肥料がしっかり撒いてある                    雑草は10〜15cmほどに成長している 





今回は、昨年の稲刈り終了後2回目の耕しになる。 

稲刈り直後の1回目は、ロータリーの回転を下げて、稲株をバクテリアに分解させ無機物の肥料分をつくるための作業だった。

2回目の今回は、雑草処理と有機物肥料を土壌と攪拌するための作業になる。 ロータリーの回転を上げて作業をしたほうがよい。

しかも、作業途中で雨が降るかもしれない。 回転を上げて雑草をできるだけ切断しておいた方が良い。

回転を下げて、雑草が抜けただけの状態で雨に濡れると、雑草はすぐに生き返ってしまう。

ということで、ロータリー回転速度を最速にして作業を始める。 

9:00、作業を始めると、すぐに小鳥がトラクターの後ろをついてくる。 ヒヨドリ・ハクセキレイなどが土中から出てきたミミズなどを啄んでいる。




                         
                                
土中の虫を啄むハクセキレイ



今日は、カラスやトンビはいない。

順調に作業は進む。 今にも雨が降りそうだ。 降り出す前に作業を終わらせたい。






                
                
順調に作業は進む                                     すべて終了する





一通り耕したら、田んぼの両端のトラクターが回転した部分の表面を整地する。 この田んぼの耕しを終了する。

10:00、まだ雨は降っていない。 予定通り、もう一枚、休耕田の除草をしておこう。

200mほど移動し、次の休耕田へ着く。





                         
                            
 ここの雑草は30〜40cmに成長している





ここは、周辺部ののコンクリート壁や石垣にへばりついている雑草が気になる。 

これらの雑草を処理しないでトラクターで耕すと、周辺部の雑草はそのまま残ってしまう。 

先ず、周辺部の気になる雑草を鍬で処理しておこう。 鍬での作業は、けっこう時間がかかり疲れも大きい。





                         
                           
  周辺部の雑草を掘り上げながら一周する





周辺部の雑草処理を終えると、10:40。 さっそくトラクターの出番だ。 雨が降り出しそうなのでここもロータリーの回転を上げて作業する。





                         
                                   
 除草作業終了





雨が降り出す前に、終了することができた。 いや、ポツリポツリと降り始めているようだ。 なんとか、本降りになる前に終了することができた。

11:20、近くの果樹園の様子を確認してみよう。

プラムの花は満開になっている。 フェイジョアの花は、いつも5月に花をつける。 リンゴの花もまだ見えない。





                         
                                
   プラムの花は満開





水路の中には、クレソンが花をつけている。

そうだ、家の前の竹藪には、これからタケノコが出てくる。 旬のタケノコはうまい。

孟宗竹が出て、1ヶ月遅れで真竹と続く。 タケノコを掘ってみたい方は、遠慮なく連絡ください。 

タケノコの収穫にお供します。





                         
                              
水路には花をつけているクレソンが・・





今日の作業、ご苦労様でした。 なんとか雨に降られずに終えることができました。




                  見かけた植物



                
                  
エノコログサ                               ボケの花





                
                   
ナズナ                                  ホトケノザ





                
                 
オオイヌノフグリ                                     カラスノエンドウ





                
                   
タビラコ                                          セイヨウタンポポ





                  
                                
我が家の前にある桜は、今満開



                                     agripageへ