また除草作業      150718




今年の除草作業は、大変重荷になる。 今年の田植えは、2枚の田んぼだけ行った。 田植えの規模を縮小したのだ。

当然、その見返りとして、除草作業をする休耕田は増えた。 今年度、除草作業を必要とする休耕田は9枚。 

さらに、果樹園や畑が3枚、家の周りの竹藪、庭の神社周りも除草作業が待っている。 気が遠くなるような雑草処理が待っている。

田植えが終わって、除草作業が始まると、すぐに後悔が始まった。

9枚の休耕田と畑や竹藪の除草作業を、10月末まで毎月1回行わなければならない。

しかも、この除草作業はしんどい割りに、何にもならない。 もちろんお金にもならない。 生産性のない作業だ。



除草作業をしながら、考える。 

「除草作業の体験実習をするから田んぼを貸して欲しい」などという話はないものだろうか。

「野菜をつくりたいから田んぼや畑を貸してほしい」などという話はないだろうか。

おっと、それはひとつあるのだ。 現在1枚の田んぼを無償でお貸ししている。 

時々季節の果物やめずらしい野菜を頂いている。 いつも美味しい物をありがとうございます。 

お貸ししているといえば、山も一部貸している。 これは公的機関に貸している。 

これは、いくらか地代が入っている。 ありがたいことだ。

しかし、山は、貸していない山だからといっても除草作業や耕しは、しなくても許される。

昔だったら、雑木や落ち葉の処理をこまめにし、炭などもつくらなければならなかったのかもしれない。

しかし現在、山に手をかけなくても許される。

山間部に行くと、田んぼや畑が耕作放棄地になっている所も見かける。

我が家の田んぼも、このような場所にあると、また違った対応になるのだろうが・・・。



現実問題、休耕田などを放っておくことはできない。

最近は、TVでも「野菜づくり」とか「家庭菜園」と名の付く番組も増えている。

『自分で栽培した新鮮な野菜は美味しいですよ』

野菜づくりに興味のある方は、どんどん連絡ください。 畑・田んぼ、大小取り揃えてお待ちしています。

マイHP掲示板にご連絡ください。



いろいろ考えてみても、当面は膨大な休耕田や畑の除草作業を続けなければならない。

さて、今週の除草作業は、1ヶ月経った所はもちろん、それ以外のところも除草作業をしてみよう。

まだ、雑草が成長していないところは、作業が簡単で早いかもしれない。

ということで、今日は、栗の木のある畑・田んぼの斜面・果樹園と盛りだくさんの除草作業をしてみよう。


9:30、草刈り機の回転刃を取り外して研磨する。 チップの付いた刃と刃の間が湾曲している部分を丸やすりで研磨する。

指先で刃の先を触ると少し引っかかるような感覚がある。 「よしよし、これで切れ味はバッチリ」

そこで、ちょっと気になることが・・・。 研磨機のモータが熱くなっている。 以前はこのようなことはなかったのだが・・。

「どうしたのか? 刃先と研磨板の摩擦が大きすぎてモータに負荷がかかりすぎているのだろうか?」

また、農機具屋さんに聞いてみよう。 今日は、研磨した回転刃を取り付ける。 研磨機もそのまま片づける。

50:1に配合した混合燃料を給油する。





                        
                                  
混合燃料満タンに




栗の木がある畑へ移動する。 氷を入れたクーラーボックスへ水分補給用のペットボトルを2本入れて持参する。

10:00、除草作業を始める。 この畑は、台形に近い四角形をしている。 その2辺が耕作放棄地に面している。

その2辺から直径10〜15mmほどの竹、小笹が侵入してこようとしている。

マイ畑へ浸入してこようとする小笹はもちろん、境界を越えて耕作放棄地へ50cmほど入り小笹を切断する。

毎回、このようにしても次の除草時には、小笹が畑に浸入してきているのだ。





                    
                                 
栗の木がある畑、除草




暑い、こまめに休憩をとり、水分補給をする。

こんなことで、熱中症になり、ぶっ倒れるわけにはいかない。 急ぐことはない、ゆっくり休みながら作業をする。

栗の木の様子を見る。




                





柿の木の様子を見てみる。





                





栗も柿も順調に育っているようだ。




                    
                                       栗の木がある畑、除草作業後





11:50、畑の除草作業を終了する。

畑から田んぼの畦道の雑草も気になる。 畦道の両側の雑草も処理する。

12:15、午前中予定していた除草作業を終了する。 ご苦労様でした。

昼は、のんびりする。



15:30、さあ、午後の除草作業です。 「この時間帯になれば、気温もやや下がっているかな?」と、思うだけであまり変わらないようだ。

草刈り機へ混合燃料を追加し満タンにする。 草刈り機を背負って田んぼに移動する。 

田んぼの斜面の雑草を処理しよう。

ここは、先ず下側2/3を除草しながら移動する。斜面の上に上がって上側1/3を除草しながらスタート地点へ帰ってくる。





                
                                 
田んぼの斜面作業中




1時間後、やっとスタート地点まで戻ってくる。





                
                                       田んぼの斜面、除草作業後




ここまで、栗の木がある畑と田んぼの斜面の2箇所を除草した。 あまり成長していない雑草を除草するのは少々楽な気がする。

もう一箇所、果樹園の除草もしてみよう。 2時間はかかりそうなので、今日すべてできるとは限らない。

途中まででもやっておこう。



果樹園への移動途中、田んぼや水路を眺める。 最近、ジャンボタニシ(リンゴ貝)が少なくなった。 

数年前まで、稲の茎にくっついている鮮やかな赤いタマゴをよく見かけたものだ。 

とても繁殖力が強いとされる生物だが不思議と今年は見かけない。

普通のタニシはたくさんいる。 今年はカメも多い。 一枚の田んぼに一匹くらいいる感じがする。 

よーく見ると稲の先が動いているところがある。 田んぼのどこかでうごめいているようだ。

いつもメダカが集まっている場所を覘いてみる。 今日も20匹ほどのメダカが集まっている。 





                
               
おっ! メダカがいる                               よ〜く見ると、ヒメダカが群れている




よーく見ると、黒いメダカに混じって、ヒメダカもいる。 数年前から見かけるようになった。

観賞用に購入したヒメダカを上流の池に放たれたのだろうか?

この水路の上流では、大きなシジミを捕ることもできる。 以前シジミを捕って一晩寝かせて、シジミの味噌汁を味わったこともある。



自分が幼少の頃は、上流の池で数年に一回、秋になると池の水を出して漁をしていた。 

鯉・鮒・ウナギ・ハヤ・ドジョウ・カラス貝(正式名称は知らない)等々たくさん捕れた。 

大人の腕ほどもある巨大ウナギもいた。 1mを越える鯉もいた。

干上がった池のダベ(泥)の中に町民のみなさんと入り、みんなで漁をしていた光景は、今となっては不思議なものとして記憶に残っている。

あの行事はなんだったのだろう? 地域の行事? 池の保全のため? 地域のレクリエーション? 

大人も子どもも狩猟本能をくすぐられて、大いに盛り上がっていた。 大人のみなさんはその後の楽しい会も当然あったのだろう。



20年ほど前まで、近所のみなさんと共同の田植えが終わると、あり合わせの酒の肴を準備して田植えの打ち上げを行っていた。

この池で、酒の肴も調達していた。 そのころ全国の溜池に増殖していたブルーギルやブラックバスも食材になった。

食用ガエルも捕っていた。 

食用ガエルは、釣り針2本を針先が外を向くように半田付けで接合し、その上に赤い布を付けた自前の針で釣った。

ブルーギルやバスは、ミミズやパンのミミなど、どんな餌でも釣れた。

大きな食用ガエルを捕っては来たが、どうも絞めることだけはできなかった。 これは他の人にお願いした。

ブルーギルや食用ガエルは、とても美味しかった。 ブルーギルは普通に海の魚と同じ感覚で食した。 

食用ガエルは、鶏肉と変わらない、「カエルだよ」と言われなければ、みなさん「おいしい!」と言って食しただろう。

バスは、良くない。 どんな料理にしても臭みがきつかった。

水路を覘くといろんなことが思い出されてくる。



さて、果樹園の除草作業を、今日できるところまでしておこう。

17:00、作業開始。

前回、ここ果樹園の除草作業をしたのは6月20日だった。 ということは、ほぼ1ヶ月経過している。

しかし、雑草は思ったほど成長してない。 今日は、けっこう楽に除草作業ができる。





                
           
2cmほどに成長したフェイジョアの実                           2cmほどに成長したユコウの実




                         
                              
リンゴの木に残るニイニイゼミの抜け殻




農作業日記を見ると、果樹園の除草作業は、5月1日、6月20日、そして今日の7月18日となる。

そうか、たしか前回の6月20日は伸び放題の雑草にかなり手を焼いた記憶がある。

ここは、1ヶ月以内に作業をすると楽にできるということか。

順調に作業を進め、18:00。 反対側の駐車場スペースを残すのみとなった。 

あとは、小一時間ほどあればできそうだ。 「今日はここまでにしておこう」 

今日の除草作業、お疲れ様でした。 続きは明日です。





               
                                
除草作業前の果樹園




               
                         
奥の駐車場スペース以外の除草作業を終えた果樹園




                                  



一夜明けて、7月19日(日)、昨日の最後に除草した果樹園の奥(駐車場側)の除草作業が残っている。

9:30、回転刃を研磨する。 昨日果樹園の除草で刃が石に当たることが多かった。 切れ味が悪くなっているような気がする。

回転刃を取り付ける台を修正して研磨する。 切れ味が良くなった気がする。

果樹園に移動する途中、また水路のヒメダカが気になる。 そっと水路を覘いて見る。 いるいる昨日と同じようにたくさんいる。

ここは、ヒメダカの集合場所らしい。 餌・水温・安全性等々がヒメダカの本能にぴったしの場所なのだろう。




                         
                                  
  ヒメダカの一団




10:00、果樹園に移動し、奥の駐車場を刈り始める。 順調に進む。

10:40、終了する。 この駐車場へ入る道の雑草が気になる。

この道は、コンクリートで固めてあるので、除草作業は難しいが、あまり刃をコンクリートに押しつけないように作業する。

11:00、すべての作業が終了する。





                
            
除草作業前の果樹園奥の駐車場                           除草作業後の果樹園奥の駐車場




2日間にわたる除草作業、お疲れ様でした。 来週は、竹藪の除草が待っている。 でも、しばらくのんびりです。


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