イイダコ釣り      150907





2週間ほど前、「イイダコ釣りへ一緒に行かないか?」と町内会の釣り同好会の幹事さんからお誘いを頂いていた。 

笠岡渡船で9月7日(月)に出港だと聞いていた。 人数が多いほど一人当たりの料金が少なくなるということらしい。 

なるほど、笠岡渡船はそういうシステムなのか。 

当日の潮汐は、長潮でイイダコ釣りには最適の日だ。 参加予約を入れておいた。

前日に釣り道具は、すべて準備万端整えていた。

今日は、早朝5時30分に隣のおじさんが自宅に迎えに来てくれることになっている。 



時間通りおじさんが迎えに来てくれる。 

今日は、雨の心配がある。 一応雨具も持参している。 

今日の参加者は10人、それぞれ2〜3人ずつ車で笠岡港まで行くそうだ。 途中、駅家のハローズで弁当などを、購入する。

6:45、笠岡港に到着する。それぞれの荷物を持って、渡船に乗り込む。 



7:05、5分遅れで出港する。 出港してすぐに乗船者名簿に記入する。 これは遊漁船に乗る釣り人の義務になっている。

もうひとつ、ライフジャケットを着けることも義務になっているが、自分のものを持参していない。

船長からも指示がないので、また後で尋ねてみよう。





                 
                                   
笠岡港を出港する




初めての遊漁船での釣りになる。 これからの釣りに期待が膨らむ。





                 





キャビンの中では、釣り竿の準備をしながら、今日のイイダコつりについて話が弾む。

「多度津は、ほんまにようけえ釣れるけえなあ」





                 





渡船は、徐々にスピードアップしてくる。

自分、「船長さん、今、何Knotくらい出てるんですか?」 船長「25〜26Knotくらいかなあ」

自分、「へーえ、時速で言うと、50km/hくらいですか?」 船長「そんなもんじゃろう」と。

曳き波を観ていると、もっと出ているように見える。





                 





この狭い水道を、このスピードで走ると、曳き波がけっこう出る。 このあたりで釣りをしている小型船は大変だ。

渡船が通過した直後、曳き波を受けたミニボートの釣り人のみなさんは、揺れる竿を慌てて押さえている。



すぐに、神島大橋の下を通過する。 速い!!





                 





神島を抜けると、水島灘に出る。 このくらいの船になると、少々の波は関係ない。 波を切り裂いて、すっ飛ばしているようだ。

水島灘に出ても、高速で南東へ走る。 やがて真鍋島、佐柳島が見えてくる。





                 





自分が、多度津へ釣行する航路とは、当然違う。 出発地点が違うから当然ではあるが、笠岡から来る方が速く感じられる。

距離が近いのと、笠岡諸島に沿って移動する景色が、そのように感じさせてくれるのだろう。





         
                            
マイボートと笠岡渡船の航路と釣り海域の比較地図




約40分で、今日の釣りポイントへ着く。 毎年、マイボートで行くイイダコポイントとは異なる。

笠岡渡船のイイダコポイントは陸地からかなり離れる。そしてやや東寄りになる。

釣り始めは、上地図の@エリア内の西側だったが、徐々に@エリア内の東へ移動した。



8:30、を過ぎると瀬戸大橋方面にも釣り船が集まってきている。





                 





釣り始めると、ずーっと入れ食い状態が続く。 しかし、9月のイイダコは小さい。 ずっと釣れ続く。

船内の釣り人どうしでの会話もできないほど釣れ続く。 というか、常にアタリがあるので全神経が竿先に集中してしまう。



途中、底引きのイイダコ漁をしている地元の漁船を多く見ることができた。





                 
                               
 底引きでイイダコを獲る漁船




船外に吊り下げているイケスは、すぐに底面が見えなくなる。 始めて1時間経過後のイケスの中は。

覗き込んでみると・・・、





                 
                             釣り始めて1時間・・・イケスの中はこの通り




この調子で、午後2時まで釣り続ける。 2時、納竿となる。 昼食を摂ることもできないまま・・・、そんな余裕もなかった。

笠岡港への復路も速い。 14:50に笠岡港へ着く。 



港から、隣のおじさんの車で帰ってくる。

今日は、いつもと違う所、『スナック○ーべ』へ行くことになっている。 隣のおじさんが少々イイダコを持って行くそうだ。

自分は、今日の釣果を近所のみなさんへ配達をする。 自分の釣果は、ちょうど5kgだった。 

9月の小さなイイダコが5kg釣れた。 それが何杯いたのかは、まったく分からない。 1kgが30杯? 40杯?

1kgが40杯とすれば、200杯くらい釣れていたのだろうか? 30杯とすれば、150杯くらい釣れていたのだろうか。

1kgずつ、近所の5軒のみなさんへ配達する。



隣のおじさんは、先に『スナック○ーべ』へ、イイダコを持って行っている。

その後、自分も『スナック○ーべ』へ行く。 すると、ママさんがイイダコを料理して待っていてくれる。

そのイイダコ料理は、居合わせたお客のみなさんに召し上がって頂いていたようである。 

その場へ行って、「美味しかった」というみなさんの好評の声を聞くことができた。





                
                
イイダコの煮物                                         茹でイイダコ





今日のイイダコ釣りは好釣果を得ることができました。 今年の多度津は、アタリ年のようです。

『また、マイボートでもぜひ試してみたい』と思うことができる今日の釣りでした。


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