9月の釣り         150921




9月の釣りは、マイHP掲示板への投稿から、次のような経緯で実施することになる。




シルバーウィークです   投稿者:むむむ   投稿日:2015年 9月15日(火)00時16分34秒

多度津のイイダコ釣り、お疲れさまでした。好釣果だったというのがよくわかりました。多度津おそるべしです。さて、シルバーウィークですが、どうでしょう。
天気からいうと、19,20日のほうが、後半よりいいようです。連絡よろしくお願いします。




シルバーウィークの件   
投稿者:まーちゃん  投稿日:2015年 9月15日(火)23時48分45秒

むむむさん、メールありがとうございます。釣友のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、シルバーウィーク中の件です。いい季節になりました。出港したいですね。ですが、この連休中、ヤボ用が立て込んでしまいました。
フリーに動ける日が、21(月)と23(水)の2日間だけになってしまいました。なんとかこのどちらかの日で調整ができないものでしょうか。
天気予報は見てないのですが・・・。釣友のみなさん、連絡よろしくお願いします。




秋の釣りへ          投稿者:むむむ    投稿日:2015年 9月16日(水)00時44分41秒

早速の連絡ありがとうございます。都合から言わせてもらえれば、21(月)でどうでしょうか。それ以外は計画が入ったようです。連絡よろしくお願いします。



出港の件           投稿者:まーちゃん  投稿日:2015年 9月16日(水)08時05分33秒

そうですね。21日(月)がいいと思います。また、台風ができているようですが、関東沖を遠ざかっていくようですね。ほとんど影響は、なさそうなのですが・・・。
イイダコの数釣りも良さそうですが、他ポイントとの兼ね合いでどうですかね。また、ポイントについては相談しましょう。よろしくお願いします。



21日の出港の件      投稿者:カープ大好き  投稿日:2015年 9月16日(水)23時23分23秒

まーちゃんさん、こんばんは。先日のイイダコ釣りは、大漁だったようですね。さすが、イイダコのメッカ多度津沖。うらやましい限りです。
さて、21日に出港とのこと。私もぜひご一緒させてください。Mさんも参加します。よろしくお願いします。
個人的には、アオリを狙いたいと思っていますが・・・・  ポイントについては、まーちゃんさんにお任せします。




出港の件           
投稿者:まーちゃん  投稿日:2015年 9月17日(木)20時29分31秒

カープ大好きさん、Mさん、21日はよろしくお願いします。どのようなコースにするか、また相談しましょう。
ところで、いまさらですが、参加して頂けるみなさん、日程を1時間早くすることは可能でしょうか。
というのは、船長がこの日、夜の会があることをうっかり忘れていました。8:00出港で16:00までに帰港、にしてもらえればと思いますが・・・。
検討お願いします。




多度津             
投稿者:むむむ  投稿日:2015年 9月18日(金)20時35分17秒

8:00出港でいいと思いますが、もっと早くてもいいと思います。多度津に行くとしたら、その後がつっまてくるのでどうしたものか。考えものです。
午後はアジでしょうか。あおりイカもいいかもしれません。帰港16:00までに大漁であればと思います。また連絡ください。よろしくお願いします。



出港時刻       投稿者:カープ大好き 投稿日:2015年 9月19日(土)02時15分35秒

8:00出港でいいと思いますが、私ももっと早くてもいいと思います。釣りの日には、早起きは、まったく苦になりませんから(笑)
正式な出港時刻が決まりましたら、またご連絡してください。
準備の都合もあるので、何を狙うかもある程度わかると助かります。
よろしくお願いします。




出港の件            
投稿者:まーちゃん  投稿日:2015年 9月19日(土)04時02分34秒

こんな時間に目覚めてしまいました。釣友のみなさん、ゆっくりお休みのことと思います。
みなさんメールありがとうございます。21日(月)は、大まかに次のようにしたいと思います。地図をイメージして流れをながめてみてください。
当日は、終了時間が早めになることとポイントに遠方が含まれていることで、動線になるべく逆行を入れないように考えてみました。
7時30分過ぎに集合。8時までに出港して多度津へ移動。9時前から2時間イイダコ。11時から本土方面へ移動。
アオリポイントが走島・宇治島あたりだと、12時から先にアオリねらいで1時間、アオリポイントが田島横島周りだと、
12時から先にハチカサでアジねらいで2時間。という3本立てでいきたいと思います。
もちろん、その日の海況・釣況・リクエストで臨機応変にいきましょう。では、みなさん大漁を目指して頑張りましょう。よろしくお願いします。




了解しました          
投稿者:カープ大好き 投稿日:2015年 9月19日(土)07時30分32秒

まーちゃんさん、21日の件了解しました。
よろしくお願いします。




明日の件、時間変更!    
投稿者:まーちゃん   投稿日:2015年 9月20日(日)20時50分9秒

釣友のみなさん、すみません。明日の出港の件です。8時までの出港は、できませんでした。船長の連絡ミスです。でも、少しは早く出られるかもしれません。
8時30分頃集合にしましょう。コースは予定通りですが、それぞれのポイントでの時間が少々短くなりそうです。すみません。



時間変更の件         
投稿者:カープ大好き  投稿日:2015年 9月20日(日)22時17分3秒

時間変更の件、了解しました。明日は、よろしくお願いします。




と、いうことで、「いつもより1時間早く出港しよう」ということになっていたが、

船長がマリーナへ連絡をするのが遅れたため「早く出港」ができなくなった。



今日は、いつもよりやや早く、7時30分に、隣のおじさんを迎えに行く。

マイカーにおじさんの釣り道具を積み込み、出発する。 

おじさん、「今日は、イイダコが釣れりゃあええがのう」と。 さらに「底引きがようけえ獲りよるけえ、どうかのう」と。

しかし、自分は先日のイイダコの大漁の感覚がまだ残っているので、「まあ、そこそこ釣れるじゃろう」と。

口では、『そこそこ』と言いながら、頭の中はスタッフみんながイイダコの大漁になるのではないかと予想している。

それほど、先日(9月7日)、町内会の釣り同好会で釣ったイイダコ大漁(極小のイイダコが5kg)の強烈なイメージが残っている。

さらに、おじさん「明日もようけえ釣れたらええんじゃが・・・」と。

自分、「えっ!? 明日?」

おじさん、「明日もイイダコを釣りに行くんじゃ。町内会の同好会で小潮と長潮の日に予約をしとるけえのお」

10月末まで毎月の小潮か長潮の日には、すべて遊漁船「笠岡渡船」を予約しているらしい。

ということは、隔週でイイダコを釣ることになるようだ。

『本当に釣りが好きなんだ。』  おじさんは、釣りは好きだが、獲物はあまり持ち帰らない。

獲物はすべて飲み物を呑む場所へ移動してしまう。 しかも、家では一滴も呑まない。 外では呑む。 不思議だ。

今日も、たくさん、いやいや、一匹でも獲物があれば、そちらへいって肴になるのだろう。

イイダコの料理についても詳しい。 なかなかイイダコを柔らかく料理するのは難しいが、それについても持論があるらしい。



マリーナへの移動途中、柳津町の釣り具店「タイム」で、アオリの仕掛け(餌木)を少々と氷を購入する。 

次に、藤江町の「セブンイレブン」で弁当・水分補給用のペットボトルを購入する。





                         
                                
藤江町の「セブンイレブン」




8:25、ベラビスタマリーナへ到着する。 

すでに、むむむさん・カープ大好きさん・Mさん達は待っている。





                
                
朝の出港桟橋                                      ベラビスタマリーナ




8:30、あれ?! どういうわけか、朝イチでマイボートが所定の位置からクレーンの方へ移動されている。

ひょっとして、昨日マイTELを受けたスタッフが「早めに出港したい」の意を伝えておいてくれたのだろうか。





                         
                                  下架中のマイボート




自分の連絡ミスで早く出港することができないかと思ったが、スタッフのみなさんの粋な計らいで事なきを得ることができそうだ。

いや、事なきではないなあ。 当初の計画では8時前に出港だったので、やや早めに出港できる程度かな?

9時にならなくても出港できそうだ。 この後、出港桟橋に繋留してもらって給油、エンジン点検・整備のあと出港になる。

待ち時間の間、海上繋留艇に目がいってしまう。





                
        
中央のクルーザーはマリンアクティビティー専用艇              トローリングクルーザー、瀬戸内海で活躍する海域があるのかな?




8:40、出港の準備ができたようです。 マイボートスタッフと荷物を積み込み、準備OKです。

エンジン始動。 GPSスイッチON。 8:45出港。





                         
                                
 クレーン下を離れていく




マリーナを出ると、正面の向島の高見山を見る。 今日は、よく見えている。 各ポイントでの山立てもできそうだ。

多度津へ移動中の島並みもしっかり見ることができそうだ。 助かる。





                         
                                   
高見山がよく見える




四国方面や瀬戸大橋方面など、遠方へ行く時に周りの島が見えないと、とても不安になるのだ。 

GPSの海図だけでは心細い。 今日は安心だ。 



今日は、先ず最初に多度津でイイダコを狙ってみることになっている。 

多度津を目指して移動するが、阿伏兎の瀬戸から燧灘へ出ることにする。 

最短コースは田島・横島の間を抜けるコースだが、今は干潮に近い時だ。 

田島と横島を結ぶ睦大橋下は、通れないほど浅くはないが、通過時に「座礁しないように・・・・」と気を遣いながら通過するのはいやなのだ。

進路を東へとり、左へ(株)常石造船を見ながら内海大橋方向へ進む。 やがて遠方に内海大橋が見えてくる。





                
                 
(株)常石造船                                   遠方に内海大橋が見えてくる




しばらく走ると、内海大橋の橋脚周りのママカリ・真タコなどのポイント周辺が見えてくる。

今日は、珍しく釣りをしているボートは見えない。 遠方、田島側の湾内に1艇の釣り船が見える。 あんなところで何が釣れるんだろうか?





                
            
     ボートがいない                              橋のはるか遠方(田島側)に1艇の釣船が・・




内海大橋を抜けると右に、フィッシャリーナが見える。 あれ? 今日は大型クルーザーは出港しているのかな?






                         
                                
海の駅「内海フィッシャリーナ」




さらに走ると、前方に「あぶと館」、「阿伏兎観音」が見えてくる。 いつものように、航海の安全と大漁のお願いをする。

この海域にも釣り船はいない。




                
                 
あぶと館                                  阿伏兎観音




阿伏兎の瀬戸から燧灘に出る。 今日は、天気予報によると、波も風もない。 

阿伏兎の瀬戸は、天気予報通り穏やかだった。 しかし、燧灘に出ると海域が広いだけあっていくらか風がある。 そよ風レベルだが・・・。

そのぶん、海面は30cmほどの波とはいえないくらいの波がある。 これくらいでは、天気予報で「波は50cm以下でしょう」となる。

進路を南東方向にとる。 正面の遠方やや左に走島、遠方やや右に宇治島が見える。





                         
                                
遠方に走島と宇治島が見える




今日は、走島と宇治島の間を抜けて直進し六島を右に見ながら走り高見島のすぐ西側を通過し多度津を目指してみよう。 

これが最短コースになるはずだ。

マイボートの船底は、波高50cm以下の波にならない波を叩きながら走って行く。 

先日(9月7日)に、笠岡から渡船(40F)で多度津に向かった。 その日も今日のような海況だったが、船底を叩く波はまったく感じなかった。

マイボート(26F)は、波にならない波も敏感に感じることができる。 

波の震動と音を堪能ながら、25Knot弱(45km/h)で走っていると右前方に六島が迫ってくる。

9:22、六島の湛江港前を通過する。





                         
                                
六島の湛江港前を通過する




この六島は、瀬戸内海のど真ん中にあり、様々なアピールポイントがある話題の多い島だ。

岡山県の笠岡港発の定期船を利用すると1時間ほどで行くことができる。 毎日3便あるようだ。

島民の方は少ない。 4〜5年前には80名弱と聞いたことがある。 現在の人口は、70名くらいでしょうか? 

地理的には、この島と荘内半島の先端にある三崎との間は、潮流が速く、しかも大型船の航路になっている。

速い潮流と大型船の大きな曳き波があるので、小型船にとっては要注意の海域になる。

地理的にもうひとつ。 県境の島になる。 お隣の宇治島は広島県福山市、六島は岡山県笠岡市、三崎は香川県になる。

観光地としては、六島燈台が有名だ。燈台周りには、早い年は12月頃からスイセンが咲き始め1月から2月は見頃になる。

みなさん、この六島燈台を訪れてみてください。 スイセンと同時に笠岡諸島を一望できる眺望も感動ものです。



六島の湛江港前を通過すると大型船航路を横断する。 正面に讃岐富士が見えている。

左方向には、高見島が大きく見えている。 




                         
                                
正面には讃岐富士が見えている




おっと、遅くなったが、今日の釣りポイントは、大きく3つを予定している。

先ず、もうすぐ到着する多度津でイイダコ狙い、次に本土方面に帰って島周りでアオリイカ狙い、最後にハチカサノ瀬でアジ狙いという計画だ。





        
                                
   今日の釣行予定地図




9:35、高見島のすぐ西側を通過し多度津港前へ到着。 ここには、数艇のイイダコ狙いらしきボートがいる。

「えっー!、たったこれだけのボートしかいない?!」とスタッフ一同ビックリ。

しかし、よくよく周りを広く見渡すと、遠方に驚くほどたくさんの釣り船が出ている。 大船団がすべて、イイダコ狙いのようだ。

その大船団の位置は、多度津港よりも東寄り、さらに北寄りという位置で、ほとんどの船が流し釣りをしている。

しかし、マイボートは、多度津港前に来てしまった。 「まあ、せっかく来たのだから、ここで試してみよう」と、下地図のAポイントで竿を出してみる。

9:45、下地図のAポイントで、やはりアタリはない。 昔はここで、よく入れ食い状態になっていたのだが、今はさっぱり。 アタリらしきものがない。





            
                                
多度津沖でのイイダコ狙い地図




上地図AポイントからB1ポイントへ移動する。 このあたりは釣り船が集中している。 いったい何百隻のボートが来ているのだろうか。

10:05、B1からB2方向へ流し釣りを始める。




                         
                                
たくさんのボートが来ている




流してみるが、アタリらしきものがない。 不思議だ。 マイボートを、他の多くのボートとB2まで流しても釣れる気配はない。

もう一度、B1に戻ってみよう。 B1へ移動を始める。 B1へ戻ると他のボートは、もっと東の方へたくさん集まっている。

さらに、瀬戸大橋方面へ移動する。 移動しながら他ボートの様子を観察する。

すると、瀬戸大橋方面よりも四国の陸地に近い方が釣れているようだ。 さっそく陸地に近い方向へ移動する。

10:40、上地図のC1から流してみる。 アタリはある。 数杯のイイダコが釣れる。 しかし、東からの潮流があり、釣りにくい。 

10:50、アンカーを下ろして掛かり釣りをしてみる。

すると、かなり潮上へ仕掛けを投げて潮流に流される仕掛けの僅かなアタリに、竿を合わせるという微妙な釣りになる。

この釣り方でいくらか少しずつだが釣果がある。 

しかし、マイボートのスタッフのみなさんは、アンカーを上げて流した方が釣りやすいという声が・・。

11:15、アンカーを上げて流し釣りをする。 C2まで流すと、今度は、Dの方へ移動する。 

Dの近くでは、地元のおばさんらしき人が、ボートを掛けて、手釣りでイイダコ釣りをしている。 次々とイイダコを上げている。





                         
                             
食材調達をしている?地元のおばちゃん




このおばさんは、先ほど、ボートで、すーっとやって来ると、周りを見回し、迷わずアンカーを投入。 

すぐにアンカーロープを調整しボートを固定する。 続けて仕掛けを投入する。 ポイントに着いて仕掛けを投入するまで、1〜2分? 早業だ!

で、またすぐ釣れているというのが、すごい! このおばさんは、マイポイントを持っているんだ! 感心すること、しきり。



11:20、Dから西方向へ流してみる。 また、Dへ帰って流してみる。 これを、12:00まで繰り返すが時々しか釣れない。

予想外の不漁だ。 ここ、多度津のイイダコ、今日は、まったく釣れない。

12:00、イイダコを終了する。 

この頃には、イイダコ狙いの大船団は、移動している。 9:30頃には瀬戸大橋近くにあったのだが、今は高見島の南海域に移動している。

今日の潮は、9:30頃が底、現在12:00過ぎ、ということは潮が満ち5分くらいになるとイイダコポイントは、大きく西へ移動するのか?

等々考えながらも、すでに『イイダコを釣ろう』という思いは消滅してしまっている。

さて次は、アオリイカ狙いに移動します。 多度津から本土方向へ移動を始める。





        
                                  今日の釣行予定地図




今日のアオリイカ狙いは、袴島と走島でやってみる。 

マイボートは、進路を北西にとり、25Knot弱(45km/h)で走る。 大型船航路を横断する。

大型船の大きな曳き波がやってくると、速度を落として曳き波に対し直角に入る。 

大きな曳き波に対し平行に走っていると、ボートが横倒しになることがある。 ならなくても「そうなっては・・・」と、怖い。

いくら、沈まないボートだといっても、ひっくり返って浮いているという状態は避けたい。

大型船航路を、横断するとすぐに、来たときと同じく六島の湛江港前を通過する。

港の沖を走りながら、よく見ると、この港の防波堤と岩場の境目辺りでボートが1艇釣りをしている。 

これは、アオリイカを狙っているようだ。 餌木を付けて投げている。 ちょうど釣り上げる場面は見ることができない。

しばらく走ると、左に宇治島、右に大飛島を見ながら、ふたつの島の真ん中を通過する。

正面に大きく走島が見える。 が、これからアオリイカを狙う島は、走島ではなく、その右に見える袴島だ。

進路を右へ切る。 スタッフ、カープ大好きさんの説明によると、この島の北側部分と西側部分がポイントらしい。

袴島に近づいてみると、北側にはアオリイカ狙いらしいボートが3艇釣りをしている。 では、西側を攻めてみよう。





                
                                
袴島アオリイカポイント地図




袴島の西側を見てみる。 島から北西方向に竹の棒に設置された漁業関係の網があるようだ。

また、その近くには5分満ちの状態で波に洗われている二つの洗岩がのぞいたり隠れたりしている。 

これらの二つの洗岩は満潮になると見えなくなる。 ボートからの釣りでは、これらに気を付けるとしよう。

等々、観察していると、他ボートがやって来て、その洗岩の近くで餌木を投げ始めた。 アオリイカ釣りを始めた。



13:00、マイボートも、その近くで餌木を付けて釣り始める。 ただ、スタッフのむむむさんは、虫餌をつけて投げている。





                         
                               
アオリイカを狙うカープ大好きさん




アオリイカのアタリはない。 海中の様子を観ても、餌木を追っかけてくるアオリイカは見えない。

むむむさんは、ポツリポツリと、キスやギザミを釣り上げている。 「そうか、ここにはキス・ギザミがいるだろうなあ。釣れそうな場所だ」

隣の、洗岩の近くで釣っていたボートは、上の「袴島アオリイカポイント地図」にあるように、島の西側を転々と南側へ移動して行く。

しばらく、ボートから島に向かって餌木を投入しては、シャクリを繰り返す。

カープ大好きさん「今日は、ここで釣れる雰囲気がない」ということで、次のポイントへ移動することになる。



13:20、次のポイント、走島の浦友港目指して、西へ舵を切り移動を始める。

走島の浦友港が見えてくる。

13:30、浦友港にやってきた。 他ボート(下地図の@他ボート)が1艇、港の入り口で釣りをしている。 

「これは、船の出入りの邪魔になるのでは?・・・」 「何をねらっているのだろう?」 魚を釣り上げる場面は見ることができない。





                    
                                     浦友港周辺アオリイカポイント地図




マイボートが、港の防波堤と岩場の境辺りの前にアンカーを掛けようとしていると、隣の他ボート(上地図のA他ボート1)がアンカーを上げている。

このボート(A他ボート)は、釣果があったのだろうか? 気になる。 声を掛けてみる。 「アオリは釣れましたか?」

A他ボート「ぜんぜん釣れん釣れんなあ、おらんのじゃろう」と、移動していった。

マイボートでは、この言葉にめげず、エギングを始める。





                         
                               
マイボートでもエギングが始まる




むむむさんは、ここでも虫餌を付けてキス・ギザミを狙っている。 「ここでは、ギザミが釣れそうだ」

Mさんも虫餌を付けて、キス・ギザミ狙いをしている。

さて、エギングの方は? 残念ながら、ここも釣れそうな雰囲気はない。 いやいや、環境的に雰囲気はあるのだが・・・。

周りを見回して気づく。 先ほど、「ぜんぜん釣れん釣れんなあ」とアンカーを上げて去って行ったボートが西の方で掛かり釣りをしている。

上地図のA他ボート2へ移動して頑張っているようだ。 さらに、もう1艇(上地図B他ボート)参戦していることに気づいた。

このB他ボートでは、
アオリが上がっている場面を見ることができた。 タマ網を使って大きなアオリを上げている。

マイボートでは、むむむさんとMさんがギザミを上げる。 アオリは上げることができない。





                         
                                 
アオリを見せてくれたボート




13:50、次のハチカサノ瀬も気になる。 ここは終わりにしよう。

この浦友港周辺のアオリポイントは、今日のボートの数からしても、けっこう釣れるポイントなのだろう。

また、試してみたいものだ。



13:55、ハチカサノ瀬へ向けて移動を始める。 真西へ舵を切り、約25Knotで移動する。 

今日は、見通しが良い。 ここからはっきりハチカサノ瀬浮標が見えている。 波も気にならない。





        
                                  今日の釣行予定地図




14:20、ハチカサノ瀬到着。

このポイントでは、1艇のボートが釣りをしている。 魚探を観ながらハチカサノ瀬周辺を流しては仕掛けを入れている。

小アジを数匹ずつ上げているようだ。

マイボートでもハチカサノ瀬辺りを観察しながら移動してみるが、良い反応はない。 小魚のような反応が時々ある。

しばらく、良い反応を探してみるが、なかなか見つけることができない。 しかし、このままでも先は見えない。

14:30、一か八か、ハチカサノ瀬の周辺にアンカーを掛けてみよう。 

潮と風の方向を確認しアンカーを投入する。 

ボートは、アンカーが掛かった地点から潮で流され、てっぺんではなく潮がぶつかる斜面に位置するはずだ。

ところが、潮の流れが予想外に強く、ボートは瀬のてっぺん近くの斜面に位置してしまう。

しばらく、このてっぺん近くの斜面でやってみる。 小アジが鈴なりに上がってくることはあるが、アジらしいアジは上がってこない。





                         
                                
瀬のてっぺんから浮標を見る




これでは、ちょっとおもしろくない。 

このポイントに先に来ているボートは、アンカーを掛けないで、瀬の上を移動しながら釣っている。 マイボートと同じように小アジを釣っている。

マイボートでは、アンカーロープを、さらに出すか、すこし入れるかしてポイントを僅か移動してみよう。

@ ロープを少し入れると、潮がぶつかる斜面上で釣るようになるが、横に揺られる範囲が狭い。

A ロープを少し出すと、斜面ではなく、てっぺんを過ぎて反対側の斜面に近いところで釣るようになるが、横に揺られる範囲が広い。

14:50、ここでは、Aを選択し、アンカーロープを5〜6m出してみる。 

すると、魚探が表示する水深は、まさにてっぺんを表示している。 てっぺん部分は、かなり広いようだ。

ボートが、潮の方向に対して左右にかなり振られても、瀬のてっぺんを示す水深が表示されている。

結果的に、てっぺん部分を広く釣るようなことになってしまった。

しかし、意外にもこのポイントに掛けてから、アタリが増えてきた。 魚探にも小アジではない魚の群れが写るようになる。

15:00過ぎ、30cm超のアジが上がってくる。 さらに、アコウも上がってくる。





                
               
これは、32cmアジ                                  30cm超級のアコウ




さらに、大物も掛かるが、上げられないで逃げてしまうものもある。 ガツン!と一発で勝負あり! 釣り人が負けてしまうような大物もあり。

突然の大物の予感に、仕掛けをサイズアップしたスタッフも。 

マイボートの近くで流している先客ボートでも、一流しごとにアコウの40cm超級が複数回上がっている。

アジの40cm超級も上がっているようだ。

マイボートでも、大物のアタリは続く。 しかし、船の中へ取り込むことができる確率は下がる。 ハリスを切られたりも多い。

15:40過ぎ、30分以上続いたアタリも、やや低調になる。 

また、小アジがポツポツ釣れる。

「また大物のアタリがあるのではないか」と、しばらく頑張る。 しかし、状況は良くならない。

16:10、ハチカサノ瀬での釣りは終了する。  先客ボートは、まだ流し釣りを繰り返している。

16:20、マイボートはマリーナへ移動を始める。 

この日、ハチカサノ瀬で、まだ釣りを続けていた、トーハツボートの釣り人さん、その後、どうだったでしょうか?

もし、よろしければ、マイHPの掲示板で、その後の様子をお聞かせください。



マリーナへ帰港の連絡を入れる。

進路を北東にとり、阿伏兎の瀬戸を目指す。 速度は25Knot。 

海は、波もなく走りやすい。 右方向遠方には、鞆の浦の町並みが見える。





                         
                                  
遠方に鞆の浦が見える




阿伏兎の瀬戸入り口が近づいてくる。 阿伏兎観音と観音裏山が迫ってくる。





                         
                              
阿伏兎観音と裏山にある阿伏兎燈台




阿伏兎観音と裏山と阿伏兎燈台、この絵は、またまた昔の無謀な釣行を思い出させる。

30年以上前、釣り友と、時には一人で、この阿伏兎観音横の岩場に夜、チヌ狙いに出かけていた。

夜間は、阿伏兎観音から出入りはできなくなる。 あぶと館の駐車場に車を停めさせてもらい、徒歩で山越えをして岩場へ下りていた。

陸側の斜面は、まだ小道があったが、海側の斜面は道が無いところを下りていった。風化した岩肌を滑り降りるようなところが何カ所もあった。

あまりに急な斜面には、誰が取り付けたか知らないがロープもあった。 

夜中の22:00以後、一人での帰路は、本当に怖かった。 

真っ暗闇の中で、動物の目が光ったり、突然鳥類が足元から鳴きながら飛び立ったり、イノシシ?が走り去ったり・・・等々。

へたなお化け屋敷より迫力があった。 阿伏兎燈台まで登るとホッとしたものだ。 「後は駐車場まで下りるだけだ」と。

今、思うと命を危険にさらすようなこともあったのだが・・・。 本当によく無事で生きながらえたものだ・・・と反省。

夜の山越えで、暗闇の岩場で、よく滑落もせずに釣りができたものだ。 良い方の偶然が続いただけの話だったのかもしれない。

「若気の至り」では済まないような行動だったようだ。



阿伏兎観音と裏山を見て、30数年前の反省です。 このような釣り、海遊びをしていてはいけない。 

しっかり、二重三重の安全対策を講じて、海に出たいと思う。

釣りスタッフのみなさん、今後も安全で、楽しい釣りをしたいと思います。 よろしくお願いします。

そうそう、この夏、考えることがあって、保険を掛けました。

釣りスタッフ、船、漁業設備等々・・に、事故が無いに越したことはありませんが、一応掛けていると安心です。



阿伏兎観音に航海の安全のお礼をしながら、阿伏兎の瀬戸に入る。

あぶと館の周りには釣り人は見えない。 まだ、キス・ギザミが釣れるのではないかな?





                
                  
あぶと館                                          阿伏兎観音




しばらく走ると、内海大橋が見えてくる。

真タコポイント、ママカリポイントなど、釣りをしているボートはいるだろうか?





                         
                                 
内海大橋が近づいてくる




今シーズン、何度か釣りをした橋脚に目が行く。 不思議と、その周りには釣りをしているボートはいない。 いたけど、もう止めたのか?

本土側に近い橋脚横の石積防波堤には、釣り人が何人かいる。 キス・ギザミ狙いだろうか?





                    
        ママカリ、真タコ、サヨリ等のポイントにボートはいない               本土に一番近い橋脚の横の石積みの防波堤で釣りをしている




内海大橋を過ぎると、右に(株)常石造船のドックを見ながら西へ走る。

いつも、不思議に思う。 巨大タンカーも、それぞれブロックごとにつくりそれを接合するようだ。

各ブロックを吊り上げて運ぶ巨大クレーンがあるのだろうか? 各ブロックをくっつける方法は? 溶接? ボルト? 不思議なことばかりだ。





                
             
最後尾のブロック、完成が近い                          それぞれのブロックをくっつけると船になる




この造船所には、時々客船も入っている。 この客船「MIRAI」も完成(リニューアル終了)が近いようだ。





                
                
客船「MIRAI」                                        救命ボートも完備




(株)常石造船を過ぎると、ベラビスタマリーナが見えてくる。 やっと無事帰ってくることができました。





                
             
巨大フロートの柱が無くなっている                          ベラベスタマリーナが見えてきた




フロートの柱がすべて取り除かれている。 新しいマリンアクティビティーのベースキャンプとして再出発です。

16:45、マリーナへ帰港する。 さっそくクレーン下へ入る。 今日は、多くの艇がすでに帰港している。





                
        
 マリンアクティビティを担当しているクルーザー                            トローリングクルーザー




マイボート、上架。





                         
                                   
マイボート上架




上陸後、船艇掃除・エンジン洗浄・荷物運搬・ゴミ処理・釣果配分と撮影等々、スタッフのみなさんが分担して済ませてくださいました。

ありがとうございました。



今日の釣り、イイダコについては、不思議でなりません。 35杯という釣果・・・、どうして? 原因が分かりません???

みなさん、このことについて、お気づきの点があれば掲示板に連絡お願いします。




                                 今日の釣果



       
       アジ4匹(42〜32cm)、アコウ1匹(32cm)、サバ1匹(33cm)、キス・ギザミ8匹(20〜17cm)、小アジ約250匹(15〜12cm)、
         イイダコ35杯、小鯛1匹(12cm)、他



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