タチ 再チャレンジ       151129




前回のタチウオ釣りは、予想はしていたものの、失敗に終わった。

そのリベンジをしようと、今日の出港になった。



よろしく     投稿者:まーちゃん    投稿日:2015年11月27日(金)23時15分32秒

釣友のみなさん、カープ大好きさん、むむむさん、日曜日はよろしくお願いします。天気・海況が気になりますね。今日のような風がビュンビュン吹いていたら中止にしましょうね。
安全第一ですね。出港できるようなら、タチとアジでいきましょう。けんしろうさん、いつも情報をありがとうございます。釣況はあまり良くないようですね。
今後ともよろしくお願いします。釣友の皆さん、天気・風・波の情報を気にしておきましょう。また、連絡を。


予定通りで   
投稿者:まーちゃん   投稿日:2015年11月28日(土)21時08分47秒

釣友のみなさん、明日は予定通り9時出港でお願いします。天気、朝は寒そうですが、昼間はそこそこ気温も上がり風も強くはないようですね。
タチ狙いでアジもやってみましょう。今、この掲示板を見られた方も、飛び入り大歓迎です。ご一緒しましょう。よろしくお願いします。では、また明日。



8:10、自宅を出発する。  今日は、天気も良い。風もないようだ。

松永辺りも穏やかな天気だ。海況も良いことだろう。





                        
                       
天気も穏やか、海況も良いだろう。 (この先は松永の貯木場)




8:30、柳津町の釣り具店「タイム」に到着する。 タチウオの餌は、前回の残りを持参している。

氷ブロックだけを購入する。 店を出たところで、ベラビスタマリーナへ出港の連絡を入れる。

今日は、スタッフと連絡をとることができた。 前回は、連絡がとれないのに、出港の準備をして頂いていたという不思議なことがあった。

確実に連絡がとれていると、安心してマリーナへ行くことができる。




                
             柳津町の釣り具店「タイム」                                
藤江町の「セブンイレブン」




8:40、藤江町の「セブンイレブン」では、いつものように弁当と水分補給用のペットボトルを購入する。

8:55、マリーナへ到着。

すでに、むむむさんとカープ大好きさんは桟橋入り口で待っている。

こちらを見て、むむむさん「あれ! おじさんは?」と。  自分「おじさんは、今日、仕事があるので欠席なんよ」と。

一同、「それはめずらしいなあ」  確かに珍しいことだ。 今日は、3人で出港となる。

出港桟橋を見ると、マイボートは点検整備が終わって、給油中のようだ。





                
                
今、給油中です                                   海上の波はない、穏やかだ




9:00、今日の出港スタッフ3人が、荷物を持って出港桟橋へ降りていく。

すぐに乗り込み、各自荷物を所定の場所へ。 エンジンスタート、短時間の暖機運転をする。 エンジンが落ち着いたようだ。

9:10、ゆっくり出港桟橋を離れる。

クレーン下を離れ、右に陸上保管艇を見ながらゆっくり移動する。





                
               
 陸上保管艇                                         クレーン下を離れる




左に、マリンアクティビティー専用艇が見える。 クルージング体験や海上からの見学ツアーに使用される艇だ。

この艇は、マイボートと帰港時間が前後することがよくある。 今日は、まだ出港していいないようだ。





                
               マ
リンアクティビティー専用艇                                水陸両用飛行機格納庫




水陸両用飛行機の格納庫は、順調にできているのだろうか。 4月からの営業は本当にできるのだろうか?



さて、海上は穏やかそうだが、海上の見通しはどうだろうか? いつものように向島の高見山を見る。

やや霞んでいるが、この程度ならハチカサノ瀬から四国の山並みは見ることができそうだ。





                         
                                  
   高見山を見る




今日は、「前回のタチウオのリベンジを」ということで、出港している。

タチウオは、近場で試してみようという話になっている。 先ず、横島と百島の間にあるタチポイントを確認することにする。





             
                        
    百島・田島・向島辺りのタチポイント地図



マリーナを出ると、南へ舵をとる。 台船の間を抜け横島方面へ移動する。 上地図の青ラインを移動して行く。

昨年、島さんに百島・横島のタチポイントを教えて頂いた。 しかし、すでにシーズン終盤だったので釣れた記憶はない。

今年は、このポイントで良い思いができるのではないかと、期待しながら魚探を観る。 海上の釣り船を観る。

上地図の青@ポイントでタチ狙いらしきボートが釣りをしているが、釣れている様子はない。

青Aポイントから、百島を観ると浜に近い辺りに釣りをしているボートがいる。 これも釣れている様子ではない。

ただ、この青A辺りの海底を魚探で観ると、岩場があり藻らしきものがあり、魚が集まりそうな良い雰囲気のポイントだ。

この青@・青A辺りは、潮によってはタチウオが釣れることがあるのかもしれない。



「やはり、百島・田島方面ではタチウオは釣れていない。因島方面に移動してみよう」と、南へ変針し始めた時、前方に船団が見える。

この船団(上地図赤@加島南ポイント)は、加島の1kmほど南に、海蝕洞のある大きな岩(小島)があるが、そのすぐ西側にできている。

20艇ほどの船団になっている。 中には遊漁船も混じっている。





                          
                          
加島の南1kmにある小島(上地図には表示されていない)




このポイント(上地図の赤ラインで囲まれたポイント)の船団では、タチが釣れている場面を見ることができる。

「あっ、前の船が上げとる。 あれ! 左の船も釣れとるで!」と。 あちこちの船でタチウオが上がっている。

9:35、この船団の中に入る。 魚探を観ると、タチウオらしい反応が映し出されている。





                
                 
釣れている                                  こちらでも釣れている




水深30m程の辺りで、魚探に良い反応が映し出されている。 冷凍イワシをつけて仕掛けを投入する。

むむむさんは、ジグとイワシの両方の竿を使っている。 アタリらしきものはある。 しかし、針に乗らない。

10:00、魚探の反応は、しっかり「タチウオ」を表示している。

餌のイワシもタチウオに囓られたり、食いちぎられたりした形跡が残っている。

「餌には、食いついとるんじゃけだなあ、どうしたんじゃろう?」という会話が繰り返される。

10:20、突然、カープ大好きさんの竿先が海中に大きく引き込まれる。 それに、合わせを入れる。

と、同時に、カープ大好きさん「あっ、はずれた!」 しかし、すぐに「あっ、おる、おる」と、慎重にリールを巻き続ける。

船内のスタッフ一同、『逃げるなよ、慎重に』と祈りながら、目線はタチウオが上がってくるであろう海面に。

やがて、良型タチウオが姿を現す。 スタッフ一同、今日初のタチウオに歓声があがる。





                          
                               
  上がってきたタチウオ(90cm)




『さあ、これからタチウオの爆釣だ』と、スタッフのみなさん、竿を持つ手に力が入る。

むむむさんは、仕掛けに工夫をしている。 タチウオ仕掛けも3種類を使いこなしている。

しかし、その後、アタリは減ってくる。 

他の船を観ても、釣れている場面を見ることができなくなった。

しかも、このポイントの船が、どんどん離れていく。 ここから、因島・弓削島方円へ移動している。

タチウオの初釣果があってから、1時間が経過した。 しかし、状況は悪くなるばかりだ。

先ほどから、遠方に見える因島・弓削島東海域の巨大船団が気になっている。

100隻以上の船団ができているように見える。 巨大船団の誘惑には勝てない。 そちらへ移動することにする。

11:25、巨大船団の方へ、南へ移動を始める。





             
                             
    因島・弓削島東のタチポイント地図




11:30、因島東ポイント(上地図A因島東)へ到着する。 この船団の中に入って他の船を観察する。

すると、タチウオが釣れている船を見ることができない。 

『この広いポイントの中で、どこに仕掛けを下ろそうか』、しばらく移動を繰り返す。

釣れている場面を見ることができないので、次ぎに考えられるのが『一番船が密集しているところに仕掛けを下ろしたい』と思う。

船が、たくさん集まっているところに、仕掛けを下ろしてみる。 しかし、アタリはない。

しかも、この巨大船団の中から、他のポイントへ移動を始める船が目につく。

そんな時、周辺の船の中に、ヨットが見える。 『そういえば、けんしろうさんもヨットに乗ってるんだったなあ』と、ぼんやり考える。

しばらくして、そのヨットも移動を始める。 『あまりに釣れないから他のポイントへ移動するのだろう』と、気にもとめない。





                          
                                    
けんしろうさん艇




その移動を始めたヨットが、海上で止まって、ヨットスタッフがこちらを見ている。 『ひょっとして、あのヨットはけんしろうさん?』

しかし、けんしろうさんと、お目にかかったことはない。 もし、そうであってもお互いの船しか知らない。

自分「けんしろうさんですか?」と。  けんしろうさん「そうです」と。 お互いに確認することができた。

そうだと分かれば、さっそく、お互いの携帯番号を交換させて頂く。 

『よし、これで両者とも出港している日があれば、海上で情報交換することができる』 情報網が確立されつつあることを実感する。

けんしろうさん、先日は海上でお世話になりました。 今後、海上での情報交換、よろしくお願いします。

引き続き、頑張ってみるが、状況が好転することはない。

11:50、移動を始める。 



12:05、地蔵鼻沖に10艇ほどの船団ができている。 釣れている船は見えないが、ここで仕掛けを下ろしてみよう。

船団の中央辺りで仕掛けを下ろす。





                          
                                   
地蔵鼻沖の船団




しかし、アタリはない。 アタリらしきものもない。 ここの船団は、去る船、新規入団する船、入れ替わりが激しい。

このポイントも、釣れる雰囲気がない。

12:25、ここでは、止めよう。 移動を始める。    ハチカサノ瀬目指して東南東へ移動する。

今日の海上は、比較的穏やかだ。 ハチカサノ瀬に向けて快調に走る。

12:45、移動中、本土とハチカサノ瀬の中間地点から室浜海岸沖を見ると、船団ができている。

この時季に、この場所にできている船団は、たぶんタチウオ狙いの船団だろう。





                          
                       
うまく撮れていないが、室浜海岸沖には、かなりの数の船団ができている。




また、次の機会があれば、この室浜海岸沖ポイントでタチウオ釣りを試してみたい。



13:00、ハチカサノ瀬に着く。 てっぺん周辺を移動しながら、魚探で確認してみるが、良い反応はない。

てっぺん近くにアンカーを下ろす。 鳴門船サビキを下ろしてみる。

アジ狙いだが、釣れない。 『アジでなくてもいい、メバルでもいい、ホゴメバルでもいい』と、頑張ってみるが、何も音沙汰がない。





                          
                                     
ハチカサノ瀬浮標




ボートから様々な方向に仕掛けを投入してみる。 しかし、何も釣れない。

14:30、ハチカサノ瀬での釣りを諦める。 アンカーを上げる。 次の内海大橋下へ移動を始める。

阿伏兎の瀬戸入り口を目指して、北西へ舵をとり、25Knotで走る。

ハチカサノ瀬ポイントへ来る途中、室浜海岸沖にできていたタチウオ狙いの船団は、どうなっているのだろう?

室浜海岸沖を確認してみる。 船団は、なくなっている。



14:42、仙酔島沖を見ると、10艇ほどの船団が見える。 これは、ハチカサノ瀬ポイントに来るときには無かったものだ。





                          
                              
仙酔島沖にできているタチウオ狙いの船団




10年以上昔、この仙酔島沖でタチウオ狙いをしたことがある。 鳥の口のすぐ沖辺りだったように思う。

このポイントでは、夕方から日没直前までが良く釣れた記憶がある。 しかも、ここでは、おもしろい釣り方をしていた。

ボートで、大きめのフロートを海面に浮かべてゆっくり引きながら移動する。 トローリングのような方法で引っ張る。

フロートに付けている針にタチウオが噛みついてくる。 この釣り方で、タチウオの数釣りをした記憶がある。

今でも、このポイントで、このような釣り方をしているボートがあるのだろうか?

遠方からなので、よく分からないが、トローリングをしているようなボートはいないようだ。



やがて、阿伏兎観音が見えてくる。 岩の上の本堂には、3〜4人の参拝者が見える。

マイボートでは、『観音様、いつも安全な航海をさせて頂き、ありがとうございます。しかし、しかし、できれば大漁もよろしくお願いします』

と、安全な航海のお礼をして、阿伏兎の瀬戸へ。





                          
                                      
阿伏兎観音




14:48、阿伏兎の瀬戸へ入る。 

あぶと館が見える。 あぶと館の前では、漁船が、刺し網を入れている。 

『なるほど、あの辺りが魚の通り道になるのか』と、観察させてもらう。 最近は、昔、幻の魚と言われたアコウがたくさん捕れるらしい。

逆に、アイナメが、極端に少なくなっているらしい。 そういえば、ここ何年かアイナメが釣れていないようだ。





                
           
        あぶと館                              漁師さんが刺し網を仕掛けている




さらに走ると、左方向の田島側にフィッシャリーナが、右方向の本土側に漁を終えた底引き網漁船が見える。





                
                
フィッシャリーナ                                    漁を終えた底引き網漁船




前方には、内海大橋が迫ってくる。





                          
                                     
内海大橋




14:55、内海大橋下ポイント(上写真左側橋脚の西側)に着く。

ここでは、みなさんが、真ダコ・イイダコ・コウイカ狙いの仕掛けを、2〜3個付けて下ろす。

コウイカ狙いには、みなさんが餌木を付けている。 

イイダコ・真ダコ狙いにはパールの七分玉を付けたり、イイダコスッテを付けたりしている。





                
              
この橋脚のすぐ西側で釣る                                すぐ近くで釣っているボート





このポイントで、下側にパールを付けると根掛かりする確率が高くなる。 根が荒い。 岩や大きめなゴロタがあるようだ。

仕掛けの下側には、イイダコスッテを付ける方が、根掛かりが少ない。

イイダコ・真ダコ・コウイカの他に、青虫を付けてキスを狙っているスタッフもいる。

15:20、コウイカ、真ダコが釣れる。





                          
                                      
釣れた真ダコ




15:25、キスが釣れる。

この時間になると、内海大橋の下を通過する釣り船が多い。 多くの船が、帰港していく。





                





しばらく、釣れない時間が過ぎていく。 16:00を過ぎると、根掛かりが続く。

16:30、釣れる雰囲気が無くなってくる。 納竿とする。

マリーナへ「10分弱で帰港します」と連絡を入れ、移動を始める。 (株)常石造船の貨物船を見ながらマリーナを目指す。





                





マリーナの海上保管艇を見ながら帰港する。





                





16:45、マリーナのクレーン下へ帰港する。 

マイボートを上架して頂き、ゴミ処理・ボート内の清掃、船艇・エンジンの洗浄等々、スタッフのみなさんと行う。





                 
                 
マイボート上架中                                         エンジン洗浄中




今日の釣果を確認して、すべて終了しました。





                     今日の釣果





            
                      タチウオ1匹(90cm)、真ダコ2杯(中型)、コウイカ1杯(胴長13cm)、キス1匹(20cm)




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