畑の耕し         160304




野菜用の畑に、ジャガイモなどの次の植え物をするために、残っている野菜を処分して畑の耕しをする。

今日は、2枚の畑を耕すことにする。



ミニ耕耘機に燃料(ガソリン)を入れようと、燃料計を見る。 まだ、半分以上あるので給油しなくても充分だ。

エンジンを始動しなくては・・・。 チョークを閉じる。 

冬の間は、エンジンのシリンダに空気が入らないように、始動時にはチョークを閉じておく。 

すると、ガソリン混合気が濃くなる。 点火プラグの火花が混合器に点火しやすくなるのだ。

しかし、忘れてはならないことは、エンジンが暖まったら、閉じたチョークレバーを元の位置に戻しておくこと。

エンジンが暖まっても空気が入らないとシリンダの中に液体のガソリンが残り、点火しにくくなる。



そうか、こういう操作をする時には、昔の車に乗ったことがある年配者にとっては、分かりやすい。 エンジンの仕組みが分かっているのだ。

ところが、現在のオートチョークの車しか乗ったことがない若い人たちにとっては、分かりにくいことかもしれない。

「寒い時、エンジンが冷えているから、チョークをどうのこうの・・・」と言っても分からないのではないかな?

と、ここまで考えて気づいた。 『「進化しているのは、車だけではない。農業機械も進化しているはずだ』

家庭菜園用のミニ耕耘機も車と同じように進化していて、オートチョークになっているのだろう。

今、自分が使っているこの機械が古いだけで、皆さんはすでに新しいものを使っているのだろなあ。

『しかし、新しい機械は便利に使用できるように工夫されている。その仕組みを理解できるのは昔の仕組みを知っている年配者の強みなのだ』

とも思う。

次に、アクセルをやや高めて、ロープを引っ張る。 そうです、このミニ耕耘機にはセルモーターがないのです。

多くの小型農業機械にはセルモーターはない。

長期間使用していないと、何回もロープを引っ張らないとエンジンが始動しにくい。 なかなか一発で、というわけにはいかない。

今日は、5〜6回めでやっと始動する。



先ず、1枚目の畑。 これは、昔から家庭用菜園として利用している。 

まだ、僅かばかりの野菜が残っている。 ネギ、キャベツ等が所々に少々残っている。 一番厄介な残り方をしている

これらをすべて収穫して耕すと、スッキリするのだが、収穫するとすべて食べるわけにもいかない、誰かに食べてもらうわけにもいかない。

野菜の残っているところを避けて耕すことにしよう。 野菜の間を耕していく。





                
                
さあ、耕しましょう                                        耕し中です




今回は、やや深めに耕して雑草がしばらく出てこないようにしておこう。 ミニ耕耘機の前進を低速にしてロータリーの回転数を増やして進む。

畑の真ん中に1列ネギと、所々にキャベツが残っている。 残っている野菜を避けながら作業をするというのは、なかなか厄介な作業だ。





                         
                              
    1枚目終了しました




1枚目の畑、作業終了。

続いて2枚目の畑に移動する。 ここにも、野菜(ニンジン・大根)が大量に残っている。

きちんと列ごとに残っているところは、そのまま残しておこう。 ニンジン1畝と大根2畝を残しておく。

あとの畝は、少し残っているだけなので、引き抜いて雑草の山へ廃棄処分する。

そうすると畑の真ん中に野菜が残る。 両側の2面を耕すことになる。 

ここには、次ぎにジャガイモを植えることになる。 それまで雑草を生やさないために、できるだけ回転数を増やし進度を遅くして耕す。

畑に向かって左側の面から作業を始める。





                
             
2枚目の作業、左から始めよう                                 左側の耕し終了




続いて、右側の耕しへ。

右側の耕しを終了する。 予定は、この畑の中央に残っている大根がなくなったらその部分も耕して、全面にジャガイモを植えることになる。





                          
                                  
 右側の耕しも終了




このページをご覧頂いた方、驚かれた方もいらっしゃると思います。 

そうです。 まだ大根が残っているのです。 直径は15cmを超え長さは50cmを超えるほどに成長しています。

数にして、50〜60本。

この時季になると、大根も種を残そうと葉は延びてきて菜の花のような花ができようとし始めます。

そして大根部分(食用にする部分)も上の方から硬くなってきます。 そうなる前に収穫したいのです。

しかし、収穫してもアテがありません。 3月下旬になると、ジャガイモの植え付けが始まります。

その前に大根は雑草と同じように処分します。 

今日の作業中に、全部処分しようと10本近く抜き取って雑草の山に投げ込んだのですが、途中で止めました。





                          
                                
 処分した巨大大根10本余り



                                              


そこで、みなさん。 お願いですが、このページをご覧になって、『巨大大根を引き取ってやろう』と思われた方、どうぞ収穫してください。

この時季のものでも、下2/3は食味は全く変わりません。上1/3はやや硬くなりかけています。

大きいので、おでんの具などには最適です。 

畑に残っている処分直前のものですみません。 もちろん無料です。 生産者としては、引き取ってもらうと嬉しいです。

大根にとっても、もらわれた方が嬉しいと思います。 

ただ、ご希望の方は、直接畑まで収穫に来て頂きたいと思います。


このHPの掲示板(または、mseapost@yahoo.co.jp)に、御連絡ください。 1本でも10本でも・・全部でもOKです。 よろしくお願いします。

3月15日を過ぎましたら、次のジャガイモ植え付けに向けて、現在あるすべての野菜を処分したいと思います。


                                              
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